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 市バス路線の経営状態を表す各種指標を用いて,ランキング形式で発表します.
 ここに掲載するデータは平成22年度決算のものです.

  (1)営業係数   (2)営業収支   (3)運転キロあたりの乗車人員
  (4)運行1回あたりの乗車人員(あと何人のれば黒字?)
 

平成22年度 営業係数ランキング

 営業係数・・・100円の営業収入を得るのに要した営業費用を表す指数で,
        各バス路線の経営状態を表す指標として使われています.100未満は黒字,超えれば赤字です.

 このページでは上下20位を掲載しています.
 全系統分のランキングは下記PDF,もしくは公式サイトにも掲載されています.
  
公式サイト「決算概要:市バスの営業係数について」

     
  平成22年度営業係数

 平成22年度決算における市バス全系統の平均営業係数は119でした.
 3月の路線再編により系統廃止,新設があったため,決算対象路線は例年の161系統から増え,178系統となっています.
 全178系統のうち,黒字系統は28系統,赤字系統は150系統で,全体の約84%が赤字系統です.

 上位20系統

順位 系統名 営業係数
(21年度)
営業係数
(22年度)
1 幹藤丘1 56 55
2 平針11 71 71
3 上社11 72 72
4 幹本郷1 78 78
5 幹星丘1 78 78
6 幹星丘2 84 82
7 中村13 83 82
8 徳重11 89
9 幹一社1 91 90
10 金山12 90 90
11 星丘11 96 93
12 幹原1 89 93
13 基幹1 93 93
14 星丘13 96 95
15 野並12 97 95
16 名駅13 94 96
17 黒川11 99 96
18 名駅24 89 96
19 幹新瑞1 99 97
20 名駅15 95 97

▲黒字上位系統は市東部の地下鉄駅フィーダー路線が多い



▲基幹バスも黒字を確保

 

 下位20系統
 
順位 系統名 営業係数
(21年度)
営業係数
(20年度)
159 神宮13 229 252
160 名駅29 242 255
161 有松11 269 265
162 野並17 272 266
163 守山11 294 269
164 瑞穂巡回 294 272
156 守山巡回 259 272
166 栄27 277 272
167 富田巡回 278 277
168 中川巡回 288 280
169 東巡回 306 299
170 徳重巡回 300
171 緑巡回 359
172 熱田巡回 367 364
173 鳴海11 378
174 緑2巡回 412 387
175 中巡回 396 392
176 志段味巡回 445 407
177 春田11 492 472
178 南陽巡回 613 619

▲下位は地域循環やそれを補完する系統が多い

 

 

平成22年度 営業収支ランキング

 営業収支・・・営業収入と営業費用の差 つまり黒字と赤字の絶対額です
  
  営業係数(効率性)が良く運行本数も多い系統は,黒字額も大きくなります.
  しかし営業係数が下位でなくても運行本数の多い系統は,赤字額が大きくなってしまいます.

     
  平成22年度営業収支
 ※平成22年度に廃止された系統は,集計から除いています

 上位20系統

順位 系統名 営業収支
(百万円)
営業係数
(22年度)
1 幹藤丘1 147 55
2 幹本郷1 121 78
3 幹星丘1 111 78
4 平針11 63 71
5 上社11 42 72
6 幹星丘2 39 82
7 基幹1 38 93
8 金山12 26 90
9 幹一社1 25 90
10 幹原1 25 93
11 中村13 18 82
12 名駅13 12 96
13 幹新瑞1 10 97
14 幹栄1 8 98
15 星丘11 7 93
16 黒川11 6 96
17 神宮11 6 98
18 幹砂田1 5 98
19 名駅15 5 97
20 星丘13 4 95

▲地下鉄東山線東部地区の幹線系統3路線が
 堂々の1億円プレーヤーとして上位を占める


 

 下位20系統

順位 系統名 営業収支
(百万円)
営業係数
(22年度)
143 南陽巡回 -53 619
144 名駅20 -54 139
145 新瑞14 -54 152
146 曽根13 -55 174
147 名港13 -55 184
148 高速1 -57 149
149 金山25 -59 133
150 栄11 -60 121
151 東海12 -60 125
152 高畑13 -61 162
153 名駅29 -62 255
154 高畑18 -65 242
155 幹名駅2 -66 131
156 要町11 -66 222
157 東海11 -67 211
158 八事11 -70 129
159 金山19 -71 149
160 栄18 -75 175
161 栄15 -76 230
162 幹築地1 -99 162

▲最下位は市南西部の幹築地1系統
 昨年は1億円の赤字を出したが,今年はなんとか99百万円台に収めた


 

 

平成22年度 運転キロあたりの乗車人員ランキング

 運転キロあたりの乗車人員(人)・・・1日あたり運転キロに対しての乗客数を表す.
                   数値が大きいほど乗車密度が高く,運行効率が良い.

     
  平成22年度乗車人員

 上位20系統

順位 系統名 運転キロあた
りの乗車人員
営業係数
(21年度)
1 幹藤丘1 8.53 55
2 平針11 6.91 71
3 上社11 6.26 72
4 幹本郷1 5.88 78
5 幹星丘1 5.72 78
6 幹星丘2 5.63 82
7 徳重11 5.07 89
8 幹一社1 5.03 90
9 中村13 4.98 82
10 栄758 4.95 98
11 金山12 4.88 90
12 星丘13 4.57 95
13 星丘11 4.53 93
14 黒川11 4.51 96
15 野並12 4.48 95
16 幹原1 4.34 93
17 名駅13 4.28 96
18 星丘12 4.27 97
19 幹新瑞1 4.24 97
20 栄24 4.21 102

▲経営収支に大きく影響する運行効率
 運行効率の良い路線は経営効率も良い
 超優良路線の幹藤丘1系統は三冠王を達成

 

 下位20系統

順位 系統名 営業係数
(21年度)
運転キロあた
りの乗車人員
159 深夜1 1.16 106
160 名駅29 1.16 255
161 東巡回 1.15 299
162 緑巡回 1.15 359
163 高畑18 1.14 242
164 神宮13 1.14 252
165 有松11 1.06 265
166 富田巡回 1.06 277
167 守山巡回 1.06 272
168 栄27 1.04 272
169 野並17 1.04 266
170 中巡回 1.04 392
171 熱田巡回 0.89 364
172 緑2巡回 0.87 387
173 守山11 0.84 269
174 志段味巡回 0.73 412
175 深夜2 0.72 203
176 鳴海11 0.69 378
177 南陽巡回 0.50 619
178 春田11 0.36 472

 最も人が乗らない系統は春田11系統という結果に
 わずか0.36人.この系統の存在意義は?

 

 

平成22年度 運行1回あたりの乗車人員(参考:あと何人のれば黒字?)

 運行1回あたりの乗車人員(人)・・・運行1回(バス車両1両)あたり何人の乗客が乗っているかを表す.
                   利用者が途中で入れ替わる長距離系統なども上位ランクインする.

     
  平成22年度運行あたり乗車人員

 

 

     名古屋市営バスファンサイト「まるはち交通センター」http://www.maruhachi-kotsu.com/index.html

 

市バス収支のまめ知識

 営業係数と収支額

 営業係数とは,100円の営業収入を得るのに要した営業費用を表した数字で,鉄道路線やバス路線の経営状態を表す指標として使われています.
 100を下回れば黒字路線で,上回れば赤字路線と判断できます.

 一方,収支額は営業収入と営業費用の差で,+であれば黒字,−なら赤字です.
 営業係数はあくまでも収入と費用の比であって,赤字や黒字の絶対額の大小を表す収支額と一致しません.

 

 市バス赤字路線の公費負担ルール

 市バスは民間バス会社の経営と違い,民間が撤退するような赤字路線であっても,地域住民にとって必要な路線と認められれば公共の福祉の増進のため運行を継続する必要があります.
 これをサポートするため,市の一般会計(税収入)から市バス会計(運賃収入)へ補助金を支出する公費負担ルールが平成17年から適用されています.

 他都市のコミュニティバスに該当する地域巡回系統(22路線)では,その償却前経常収支額の全額を補助金として一般会計から受けています.平成20年度は5億5300万円で,1系統当たり約2500万円の公的負担でした.
 また,その他の赤字一般路線(109路線)では,償却前経常収支不足額の1/2を補助金として一般会計から受けています.平成20年度は22億2600万円で,1系統当たり約1800万円の公的負担がありました.

 

 

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