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 バス停図鑑

 
 名古屋駅バスターミナル
  → 市営地下鉄東山線,桜通線 ,JR東海道新幹線,東海道線,中央線,関西線,
      名古屋鉄道本線 ,近畿日本鉄道名古屋線 名古屋駅
  → 名古屋市中村区


 名古屋駅は,明治中期に開業して以来,名古屋の玄関口として発展してきました.
 市営バスも昭和5年の開業時,ここ名古屋駅を発着する4路線からスタートしました.
 その後,市域の拡大とともに市バスネットワークも広がり,名古屋駅を発着する市バス路線は増加していきました.
 
 昭和49年,これまで名古屋駅周辺の路上に分散していたバス停を集約するため,市と国鉄の出資により「名古屋ターミナルビル」が建設され,1〜2階にバスターミナルが設けられました.
 

過去の名古屋駅バスターミナル (旧ターミナルビル)

 「名古屋ターミナルビル」は,昭和49年にJR名古屋駅の北側に建設されました.
 地上20階,地下3階,延べ85000uで,バスターミナル,松阪屋百貨店,飲食店,ホテルなどから成る多目的ビルでした.
 バスターミナルは1,2階部分にあり,1階の出入口部分は乗り入れ各社の降車場として,奥まった部分はJR東海バスの高速バスのりばとして使用されていました.
 2階は(ほぼ)市バス専用の,2つのホームに16のりばを持つ大ターミナルでした.

 【外観,1階 降車ホーム】


▲ターミナルビル全景
 百貨店とホテル,駐車場が一体となった複合ビル

▲バスターミナル出入口
 左が入口,右が出口,中央は一般車駐車場入口
 

▲ターミナル内より出入口を見下ろす
 出入口は交差点に面しており,ここから南北へバスが発着した
 

▲ターミナル1階バス降車場
 バスターミナル入ってすぐ,左側は市バス降車場となっていた
 縦列に4台ほど停車可能で,この他にも屋外に4台分ほど降車スペースが設けてあった
 

▲降車場内側の様子
 バスバースとはガラスで仕切られていた

 

 【1階 JR東海バス名古屋駅】
 降車場の先には,JR東海バスの名古屋駅がありました.頭から突っ込む形ののりばで,乗降車兼用で8バース設けられていました.(この他市バス降車場の並びに1カ所停留所あり)


▲1階奥のJRバスターミナル
 3+3+2バースあった

▲バック誘導で発車する高速バス
 衝突防止のため,構内信号機のほか誘導員がいた
 

▲5番〜7番のりば
 夜行バス発車時間帯はひっきりなしにダブルデッカー車が発車した
 

▲2番〜4番のりば
 乗降車兼用で,ホテルシャトルバスも乗入れた

 

 【2階への入口】


▲1階奥にあった2階に上がるスロープ
 JRのりば横から2階に上がる

▲1階〜2階をつなぐスロープ
 市バスが慎重に上り下りした
 

▲2階のスロープ出入口
 

▲2階の市バスホームは2カ所に分かれていた
 

▲市・JRバスのりば 大看板
 

▲ターミナル2階入口
 タワーズテラスに直結していた

 

 【2階 市バスターミナル】
 2階は市バス専用ターミナルでした.最大で16バースが設けられていました.
 一時期,1番バースを平和コーポレーションの空港バスが、0番バースを定期観光バスが利用していました.
 プラットホームは2カ所に分かれており,1番から8番までグリーンホーム、0番と9番から15番までがレモンホームと名付けられていました.


▲2階のりば見取り図
 グリーンホームとレモンホームに分かれる

▲グリーンホーム1番〜3番
 のりばのほか,壁に沿って待機バースもある
 

▲3番のりば
 

▲グリーンホーム4番〜7番のりば
 右に見えるのはレモンホーム
 

▲7番のりば
 唯一の中乗り仕様の基幹2系統専用のりば
 

▲最奥部のUターン場所
 

▲0番のりば
 Uターン場所にも2基のりばがあった
 0番はかつて定期観光バス,近年はメーグルが発車した
 

▲レモンホームの様子
 右側は松阪屋店舗
 

▲11番のりば
 

▲レモンホーム12番〜15番のりば
 壁側は待機バース
 

▲最後の15番のりば
 この後ろはJRの線路
 

▲同時発車のバスが連なる

 

 

 

現在の名古屋駅前 (路上仮設停留所)

 平成37年のリニア新幹線開業を見据え,現在JR等による駅前再開発が行われています.
 「名古屋ターミナルビル」も建て替えられることになり,市バスターミナルは,平成22年12月22日をもって閉鎖されました.
 新ターミナル完成までの経過措置として,昭和49年以前のように名古屋駅周辺の路上に停留所を分散配置しています.


▲名古屋駅周辺路上停留所の配置図(乗車停のみ)
 乗車停は11基,降車停は8基が設置されている.
 (既設を含む)
 

▲閉鎖されたターミナルビル前
 通りの両側に仮設停留所が配置されている
 

▲ターミナルビル前の8番〜11番のりば
 連続して4基+降車停1基が立つ
 

▲基幹2系統専用の2番のりば
 上屋の横幅が狭すぎる
 

▲ミッドランドスクエア前 4番〜6番のりば
 南へ向かうバスが発車する

 

 

将来の名古屋駅バスターミナル (建設中)

 現在,名駅一丁目地区において,JR東海による旧ターミナルビル跡地(南地区),郵便局などによる旧名古屋中央郵便局跡地(北地区)の再開発が行われています.それぞれ200m級の超高層ビルに生まれ変わる予定です.
 これに伴い,名古屋駅の交通結節点としてのターミナル機能強化と利便性向上を目指して,新バスターミナルが両敷地の地上1階部分に集約配置されます.
 新ビル計画では,地下鉄駅に接続する地下1階から,タワーズテラスに直結する地上2階まで各階において歩行者ネットワークが整備され,これまで以上にバスターミナル利用者のアクセス性や安全性が確保されることとなっています.
 新しいバスターミナルは,JR子会社「ジェイアールセントラルビル株式会社」によって運営されます.


▲新旧ターミナル位置の比較
 交差点に面する従来の出入口をそのまま活用
 奥まった場所で北へ曲がる

▲新ターミナル 見取図
 入口側は降車エリア
 ターミナル奥にのりばが配置される
 
【新旧ターミナル比較】
比較項目 新ターミナル 旧ターミナル
面積 1層 約0.6ha 2層 約0.91ha
全バース数 18 27
(内訳)
市バス
乗 車 10 15
降 車
(内訳)高速バス 乗降車
バスの運行状況
(平日1日あたり)
市バス:約850回
市バス:20系統
高速バス:約100回
市バス:約1,550回
市バス:23系統
高速バス:約50回

 市バス事業規模の縮小をふまえ,新ターミナルの規模は3分の2程度に減少します.
 市バス乗車停留所は,行先方面別に系統を整理し,従来の15バースから10バースになります.
 市バス降車停留所は,現在とほぼ同じ3バースです.従来通りビル前の路上4バースも確保されます.
 高速バスは乗降車兼用で,乗車バースは行先方面別(東京,京阪神,北陸)を基本に3バース,降車バースは2バースとなっています.

 なお,これらの情報は現段階における計画案であり,変更の可能性もあります.

 

 

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