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 地下鉄新線計画
 地下鉄建設史

 
 「新線計画」と銘打っておきながら,最初にこんなこと書くのは恐縮ですが…
 現在,名古屋の地下鉄に新線計画は実質的に存在しません.
 このページは,あったらいいな,実現するといいな,を集めた妄想コンテンツとなっておりますので,悪しからず.

交通政策審議会答申の現状と今後の計画について

 一般的に,鉄道新路線の建設にあたって,その計画の元となるのが,「交通政策審議会答申」です.
 交通政策審議会とは,国土交通省内に設置される審議会のひとつで,大臣の諮問に応じて交通政策の重要事項を調査審議し,大臣に意見陳述する役割を担っています.東京,大阪,名古屋の三大都市圏の交通網はここで調査審議され,その基本計画が決まります.
 この国の計画に基づき,自治体は建設順位を検討し,建設路線を選定することになります.

  表1 各都市圏の最新の答申状況
都市圏 東京都市圏 名古屋都市圏 大阪都市圏
答申名 運輸政策審議会答申第18号 運輸政策審議会答申第12号 近畿地方交通審議会答申第8号
答申日 平成12年1月27日 平成4年1月10日 平成16年10月8日
目標年次 平成27年 平成20年 平成27年

 表1は,三大都市圏の交通網整備の根拠となっている最新の答申状況です.
 現在,名古屋圏を対象にした答申の最新のものは,交通政策審議会の前身にあたる旧運輸省の諮問機関「運輸政策審議会」が平成4年1月10日に出した「答申第12号」です.
 一方,他都市圏を見ると,答申時期は平成12年〜平成16年と新しく,また目標年次は平成27年となっています.つまり名古屋圏だけが大きく出遅れており,目標年次も平成20年の目標を過ぎていることが分かります.

 これに対し,「平成20年の目標年次を越えてるんだから,早く計画通り全部作れ!」と言う方もおりますが,名古屋都市圏の計画(答申第12号)はすでに賞味期限切れの状態であり,無効となっていると理解する方が正しいのでしょう.

 名古屋の新線計画を再浮上させるには,名古屋都市圏を対象とした新しい審議会答申が行われる必要があります.
 さて次はいつになることやら?

 

 

運輸政策審議会答申第12号

 賞味期限切れとはいえ,名古屋新線計画の最新バージョンとなる答申第12号について紹介します.

 名古屋都市圏では,平成4年の答申第12号「名古屋圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」に基づいて鉄道交通の整備が行われてきました.対象は地下鉄だけでなく,JRや私鉄も含み,鉄道だけでなく新交通システムなどもあります.
 このうち地下鉄新線については,市交○○線として6路線が答申されており,現在までに未完成の路線は4路線あります.

答申路線 A
(平成20年までに整備が適当)
市交上飯田線の延伸
(平安通〜新栄町〜丸田町)
市交東部線
(笹島〜丸田町〜吹上〜星ヶ丘〜高針橋)

答申路線 B
(平成20年までに整備の推進を図る)
市交6号線の延伸
(七宝〜稲葉地〜中村区役所)
(徳重〜豊明北)
市交金山線
(戸田〜金山〜丸田町〜黒川)

答申路線 C
(今後新設整備について検討すべき)
市交6号線の延伸
(豊明北〜豊田市南部方面)
市交東部線
(高針橋〜岩崎)
市交金山線
(黒川〜楠町)
南部線 ※地下鉄路線ではない
(桜本町〜大江〜名古屋港〜稲永)

 平成20年までに整備が適当とされる答申路線Aは平成4年当時,9路線ありましたが,地下鉄や第三セクター,JRの手によって順次整備が行われ,現在も残る未整備路線は2路線のみとなりました.
 一つは市交上飯田線の延伸で,現在開業している上飯田〜平安通間から南に延伸し,東山線新栄町を経由して丸田町で市交東部線に乗入れる計画です.以前の計画では7号線と呼ばれていました.
 もう一つは新規路線の市交東部線で,名古屋駅南の再開発地区,笹島を起点とし,丸田町から桜通線吹上,東山線星ヶ丘を経由して高針橋に至る路線です.この路線は利用者の多い東山線を補佐する目的も持つ,平成4年答申で新登場した計画路線です.

 平成20年までに整備の推進を図ることが適当とされる答申路線Bは,2路線3区間が答申されており,現在までに整備が行われた路線はありません.
 市交6号線は,現在地下鉄桜通線として開業している中村区役所〜徳重間の両端を延伸する計画があります.西側は現在の起点である中村区役所からさらに西に延伸し,東山線中村公園を経由し,市外の七宝まで延伸する計画です.東側は終点の徳重からさらに延伸し,市外の豊明北まで,さらに答申路線Cとして,その先の豊田市南部方面(ルート未定)まで延伸する計画もあります.
 市交金山線は,戸田で近鉄名古屋線と相互乗入を行い,東山線高畑,名城線金山,鶴舞線鶴舞,丸田町,桜通線高岳を経由して名城線黒川に至る新規路線です.以前の計画では5号線と呼ばれていました.答申路線Cとして,黒川からさらに北へ延伸する計画もあります.

 これら地下鉄路線計画のほかにも,市内新規路線として答申路線Cの「南部線」があります.
 この路線は桜通線桜本町駅から名鉄大江,名港線名古屋港を経由してあおなみ線稲永駅に至る路線で,第三セクターによる新交通システムでの導入が想定されています.

 

 名古屋市営地下鉄 未来路線図

 上記計画路線がすべて完成した場合の未来路線図です.
 ルート,駅名の選定は主観によるものですので,ツッコミはご遠慮ください.

 

 

 

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