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 試行導入中の燃料電池バスを紹介します.

燃料電池バス 試行導入の概要

 名古屋市の環境政策「低炭素都市」推進のため,環境局による「燃料電池バスの試行導入」が行われています.

 車両は,トヨタ自動車製の燃料電池バス「SORA」です.
 環境局が,6年間の車両リース契約を結び,交通局が車両運行を担います.

 事業は令和4年度(2022年度)に始まりました(令和4年度は準備期間です).

 令和4年11月30日に,(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ各社から当事業に対し,5,000万円の寄附がありました.
 寄付金は,ランニングコスト含め本件に充てられています.

 第1弾の車両(FC-1号車)は,令和5年1月下旬に市バス鳴尾営業所に到着し,市バス仕様への改造,試験走行,水素ステーション補給確認,車両整備が行われました.

 令和5年(2023年)4月より,主に基幹1号系統(栄〜星崎・鳴尾車庫)にて運行されています.

 導入目的は次の通りです.
  (1)市バスとして実走行,水素充填,車両整備の運用確認を行う.
  (2)車体ラッピング施工,イベント等での展示や外部給電実演等により,水素エネルギー広報を行う.
  (3)災害時に避難所等での非常用電源として活用する.

 

 

燃料電池バス(市バス仕様) 車両概要 1両

 試行導入された燃料電池バスは,トヨタ自動車製「SORA」です.
 型式認証もされており,平成30年3月から国内で市販されています.

▼車両概要
メーカー トヨタ自動車 車両名 SORA
定員 78人(座席25人) 車体寸法 全長10.525m×幅2.49m×高さ3.35m
型式 ZBC-MUM1NAE 車体重量 11.82t(総重量16.110t)
軸距 5.3m 床仕様 ノンステップ
モーター 型式4JM×2個 定格出力 112kw
    燃料 圧縮水素

 試行導入事業第1弾となる車両は,令和5年1月に初回登録・納車され,同年4月1日より運行開始しました.
 局番は「FC-1」号車です.

▼車両リスト
局番 登録番号 営業所 仕様 備考
FC-1 名古屋230え758 鳴尾 基幹1 R4年度導入→R5年度運行開始
MUFGカラー
※MFC-1 名古屋200あ8 浄心 観光
ルート
R5年度導入→R6年度運行開始
メーグル装飾
※MFC-2 名古屋200い8 浄心 観光
ルート
R7年度導入→R8年度運行開始
メーグル・水素装飾

  ※観光ルート仕様車「MFC」は別ページにて紹介します.

 

 

 車体・外観

 車体は,寄付者であるMUFGカラー(紅白)にラッピング装飾されました.


▲FC-1号車 基幹1号系統星崎行き

▲FC-1号車 後部より


▲正面より
 (画像提供:TBCNM様)


▲正面より
 (画像提供:TBCNM様)


▲屋根上より


▲右側面
 (画像提供:TBCNM様)


▲「市営」「Hydrogen」
 (画像提供:TBCNM様)


▲後部 外部給電の様子
 (画像提供:TBCNM様)

 

 

 車内・内装

 車内は,燃料電池バスSORA標準仕様です.
 これに交通局仕様のステッカーやワンマン機器等を取り付けています.

 以下,車内の画像はイベント時に撮影したものです.


▲FC-1号車 車内の様子
 (画像提供 Gさま)

▲最前部座席


▲右側 折りたたみ座席×3席


▲左側 前向き優先席×3席


▲車内後方の様子 床に2段差あり


▲車内後方座席×4列


▲座席


▲車内掲出の補助事業ステッカー
 (画像提供 Gさま)


▲車内 天井の様子


▲ノンステエリアのつり革は黄色△
 車内モニターは2ヶ所設置


▲基幹1号系統図(2023年当時)
 冷房吹出口横のロゴ「FUEL CELL BUS」


▲鳴尾営業所管内系統図に差し替え(2024年当時)
 一般路線への進出なるか?


▲運転席周辺の様子(2023年当時)


▲運転席周辺の様子(2024年当時)


▲運転席上部(2023年当時)


▲前扉より


▲FC-1号車 運転席の様子


▲シフトレバー周辺
 (画像提供 Gさま)

 

 

車両運用

 FC車両の運用方法を紹介します.
 (取材時のもの/現在も同じ運用である保証はありません)

 FC-1号車 令和5年度〜/市バス(基幹1号系統)仕様

 試行導入事業第1弾として導入された車両「FC-1」号車は,市バスとして運行するため,令和4年度に鳴尾営業所に配置されました.
 令和5年(2023年)4月1日より,主に基幹1号系統(基幹バス東郊線)(栄〜鳴尾車庫)にて運用されています.

 車両運用は原則として固定です.
 令和5年4月の運行開始時点では平日ダイヤ,土休日ダイヤともに5往復でした.
 令和6年3月ダイヤ改正では,平日ダイヤ6往復,土休日ダイヤ7往復となりました.
 令和7年3月ダイヤ改正では,平日ダイヤ6往復,土休日ダイヤ5往復となりました.
 令和8年3月にダイヤ改正されましたが,車両運用は令和7年3月とほぼ同じです.





 

 以下,基幹1号系統の走行風景です.


▲基幹1 鳴尾車庫行き
 始発の栄停にて テレビ塔を背景に

▲同左


▲栄テレビ塔&オアシス21前にて


▲栄停を発車し,市南部へ向かう


▲栄を走る燃料電池バスFC-1号車


▲基幹1 栄行き 終点の降車停に到着

 

 昼間,基幹1号系統運用の合間に,「イワタニ水素ステーション名古屋鳴海」もしくは「エア・リキード名古屋大高水素ステーション」に燃料充填に行くスケジュールが組まれています.
 (定休日があるため,2つのステーションを利用.)


▲水素ステーション名古屋鳴海
 (画像提供 ちゃりぽ様)

▲燃料充填中の燃料電池バスFC-1号車
 (画像提供 ちゃりぽ様)

 

 

これまでの経緯・その他画像

 令和4年度より始まった「燃料電池バス試行導入事業」の取り組み,FC-1号車に関するその他画像を紹介します.

 R4年度 導入から運行開始まで

 事業は令和4年度(2022年度)に始まりました.
 令和4年度は準備期間です.

 令和4年11月30日に,(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ各社から当事業に対し,5,000万円の寄附がありました.
 寄付金は,ランニングコスト含め,当事業に充てられます.

 

 燃料電池バスはトヨタ自動車のみが販売しており,その方法はリース販売のみです.
 令和5年(2023年)1月23日に,名古屋市環境局と,燃料電池バスのリース販売を取り扱う唯一の業者であるMOBILOTS(モビロッツ)(株)との間で契約が締結されました.契約金額は57,356,640円です.

 

 第1弾の車両(FC-1号車)は,令和5年1月下旬に市バス鳴尾営業所に到着しました.
 鳴尾営業所において,市バス仕様への改造,試験走行,水素ステーション補給確認,車両整備が行われました.


▲鳴尾営業所にて整備中の燃料電池バス
 

 

 令和5年(2023年)3月28日に,4月からの運行開始を記念して,記念式典が開催されました.
 式典後には,関係者・報道陣を対象に試乗会も行われました.

 「燃料電池バス運行開始記念式典」
  式典場所/名古屋市公館正門玄関前
  式典出席/(株)三菱UFJ銀行,トヨタ自動車(株),名古屋市副市長,環境局長,交通局長
  式典内容/挨拶・祝辞・テープカット・報道向け試乗会


▲式典会場の名古屋市公館にて
 (画像提供:TBCNM様)

▲運行開始記念式典テープカット
 (画像提供:TBCNM様)


▲外部給電の実演
 (画像提供:TBCNM様)


▲同左
 (画像提供:TBCNM様)


▲関係者・報道向け試乗会の模様
 (画像提供:ちゃりぽ様)


▲試乗会にて市役所前を通過するFC-1
 (画像提供:TBCNM様)

 

 令和5年(2023年)4月1日より,名古屋市として初導入となる燃料電池バスが,市バスとして路線運行を開始しました.
 鳴尾営業所をベースに,主に基幹1号系統にて運行されています.
 詳細は「運用」欄をご覧ください.

 

 

 R5年度〜 イベント等でのPR

 令和5年度以降,市バスとしての運行だけでなく,各種環境イベント等への車両展示が行われます.

 令和5年(2023年)8月1日,イオンモールナゴヤドーム前店にて開催された交通局主催ミニイベント「名古屋市交通局なつやすみイベント」において,車両展示と燃料電池バスをデザインした啓発物品の配布や燃料電池バスからの外部給電の実演等が行われました.


▲イオンモール駐車場にてバス車両展示の様子

▲燃料電池バスPR 外部給電の実演


▲燃料電池自動車の解説パネル


▲頒布された環境局ノベルティ

 

 令和5年(2023年)9月16日,久屋大通公園にて開催された環境局主催イベント「環境デーなごや2023中央行事」において,車両展示されました.
 当日は猛暑日となり,空調の効いた車内で涼む来場者で賑わいました.

 翌年以降の「環境デーなごや中央行事」においても,同様に車両展示されました.


▲環境デーなごや2023中央行事

▲燃料電池バスPRコーナー(2023年)

 

 

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