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バス運行状況をリアルタイムで表示・案内するシステムを解説します.
バス運行情報システム(バスロケーションシステム) |
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市バスではバス運行情報システム,通称「バスロケーションシステム」を昭和56年3月より導入しています.
これまでに複数回の機器更新が行われており,機能強化も行われています.
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| 世代 |
通信方式 |
接近表示 |
営業所=車両間連絡 |
| 停留所 |
駅構内 |
WEB |
音声通信 |
メッセージ |
| 第1世代 |
路上機IR? |
○ |
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| 第2世代 |
路上機IR |
○ |
○ |
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| 第3世代 |
専用無線1.5GHz |
○ |
○ |
○ |
○ |
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| 第4世代 |
3G(W-CDMA) |
△ |
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○ |
○ |
○ |
| 第5世代 |
4G |
△ |
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○ |
○ |
○ |
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△:かつては複数系統で稼働していたが,現在は基幹2号系統のみ継続稼働中
令和5年3月に第4世代→第5世代バスロケに移行しました.
第1世代(昭和56年〜) 初代バスロケシステム |
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乗車人員が減少傾向にあった市バス事業では,昭和40年代後半からサービス向上施策への取り組みが始まりました.
昭和56年(1981年)3月,停留所でバスの接近状況が分かるバスロケーションシステムが,旧21号系統(→幹線10→幹神宮2)の神宮東門〜権野間に設置されました.
平成4年(1992年)からは幹線バスにおいて第2世代システムの導入が始まったため,初代システムは平成4年11月に廃止されました.
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| 系統名 |
供用開始年月 |
廃止年月 |
主要整備区間 |
| 21→幹線10(幹神宮2) |
昭和56年3月 |
平成4年11月 |
神宮東門〜権野 |
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▲初代バスロケの停留所 画像出典「市営交通70年のあゆみ」名古屋市交通局 |
第2世代(昭和60年〜) 基幹・幹線系統「バス通り」整備事業 |
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昭和55年からは市バス路線再編成の取り組みが始まり,昭和57年に「基幹バス」「幹線バス」が新設されました.
昭和60年(1985年)開通の基幹2号系統では,全国初の中央走行方式やカラー舗装バスレーンと共に,第2世代バスロケーションシステム(当時の名称「バス路線総合管理システム」)が整備されました.
その後,「幹線バス」においても「バス通り」のイメージをより一層定着させるために,平成4年(1992年)3月から停留所シェルター設置と第2世代バスロケーションシステムの導入を合わせて行う総合的整備が進められました.
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| 系統名 |
供用開始年月日 |
主要整備区間 |
| 基幹2 |
昭和60年4月30日 |
栄〜引山 |
| 幹線12→幹栄2 |
平成4年3月31日 |
栄〜稲葉地町 |
| 幹線10→幹神宮2 |
平成5年3月31日 |
神宮東門〜権野 |
| 基幹1 |
平成6年1月10日 |
栄〜星崎 |
| 幹線16→幹星丘1 |
平成6年3月30日 |
星ヶ丘〜梅森荘 |
| 幹線5→幹原1 |
平成7年3月31日 |
地下鉄原〜新瑞橋 |
| 幹線14→幹栄1 |
平成8年3月31日 |
栄〜如意住宅 |
| 幹線9→幹神宮1 |
平成9年3月27日 |
神宮東門〜多加良浦 |
| 幹野並1 |
平成11年3月31日 |
野並〜緑車庫 |
| 幹砂田1 |
平成12年3月31日 |
池下〜大森車庫 |
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平成14年からは無線通信を行う第3世代バスロケの導入が始まりましたが,完全に切り替えるのではなく,第3世代の無線通信と第2世代の有線通信を併用する形でシステムが構成され,第2世代システム機器は引き続き活用されました.
しかしながら機器の老朽化により,平成24年12月10日に基幹2号系統を除く9系統の地上バスロケ機器等の第2世代システムの運用が停止されました.
第2世代バスロケシステムは,バス接近表示システムを基本にして,停留所のバス利用者に対しバス運行情報を提供するとともに,営業所の処理装置において運行調整や運行実績の収集も行えるシステムとなっていました.
バスの位置情報収集は,市バス車両に搭載されたアンテナと,停留所等に設置された路上機の間においてIR(電磁誘導方式)通信にて行います.
路上機からは,NTT専用回線網を使って営業所に設置された中央処理装置を経由し,停留所の接近表示器に運行情報を表示します.
車載装置から停留所表示器まで一方通行のシステムです.
路上装置として,接近表示器がバス停留所と地下鉄駅に設置されました.
停留所接近表示器は,基幹2号系統シェルター用と,F型停留所用,角型停留所用がありました.
F型停留所用のうち,初期に設置された幹栄2,幹神宮2は磁気反転表示.その他系統はLED表示でした.
これら表示器は,営業所の中央装置とNTT専用回線で結ばれていました.

▲停留所接近表示器(基幹2号系統シェルター用) 画像出典:交通局「基幹バス」パンフレットより |

▲停留所接近表示器(F型停留所用) 幹栄2号系統の例(磁気反転表示) |

▲停留所接近表示器(F型停留所用) 幹栄1号系統の例(LED表示) |

▲接近表示器面(F型停留所用) |

▲停留所接近表示器(F型停留所用) |

▲停留所接近表示器(角型停留所用) |

▲地下鉄駅構内の大型接近表示器(左側) 野並駅 |

▲地下鉄駅構内の小型接近表示器 黒川駅 |
接近表示器に似た装置として,ごく一部の始発バス停や駅構内に発車時刻表示器も設置されました.

▲停留所発車時刻表示器(F型停留所用) |
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▲地下鉄駅構内の発車時刻表示器 |

▲地下鉄駅構内の発車時刻表示器 |
バスの位置を特定する方法として,IR(電磁誘導方式)通信が使用されました.
交信範囲は半径6m程度です.
IR路上アンテナは,停留所併設タイプや,道路上に設置されたタイプがありました.
営業所の出入口にも出入庫用の路上機が多数設置されていました.

▲IR路上アンテナ(F型停留所併設) |

▲IR路上アンテナ(出入庫用) |
車載装置として,運転席付近に系統行先コード設定器や車載送受信機が,屋根上に車上IRアンテナが設置されました.

▲運転席付近の車載装置(放送テープ車の例) |

▲屋根上に車上IRアンテナ |
その他車載装置として,車上表示器が運転席に設置されており,(活用されている光景をあまり見たことがないのですが)運転士に運行に必要な情報を知らせました.

▲バス路線総合管理システム「車上表示器」 |

▲車上表示器の表示例(画像:交通局パンフレットより) |
第3世代(平成14年〜) 専用無線方式・バスロケ全系統&WEBへ拡大 |
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第2世代バスロケシステムは,バス接近表示を主目的とした車載装置から停留所表示器まで一方通行のシステムであり,高度な双方向通信機能はありませんでした.
またIR方式では局所通信となるため,多数の地上設備(路上アンテナ等)が必要となり,導入路線が限られていました.
そこで,平成14年(2002年)から平成16年(2004年)にかけて,専用無線を導入することで,営業所と市バスとの双方向通信を可能にすると共に,バスロケサービス対象を全系統に拡大する第3世代バスロケシステム(当時の名称「バス運行総合情報システム」)が導入されました.
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| 世代 |
通信方式 |
接近表示 |
営業所=車両間連絡 |
| 停留所 |
駅構内 |
WEB |
音声通信 |
メッセージ |
| 第2世代 |
路上機IR |
○ |
○ |
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| 第3世代 |
専用無線1.5GHz |
○ |
○ |
○ |
○ |
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全バス路線対象かつWEB配信を行うという,現在のバスロケの基礎となるサービスでしたが,使用する専用無線の周波数帯(1.5GHz)が平成25年度末で使用停止となることから,平成25年度末をもってシステム停止し,第4世代バスロケへと完全移行しました.
(同時平行で稼働していた第2世代システム(地上バスロケ等)は,平成24年12月に運用停止.)
第3世代バスロケシステムは,既存のバスロケ導入路線や接近表示器については第2世代の有線通信網をそのまま活用しました.これと併用する形で,全路線・全車両を対象(ゆとりーとラインを除く)とした双方向無線通信網を新たに整備しました.
使用する無線は,デジタルMCA無線(1.5GHz帯)です.
市バス全車の位置情報は国際センタービルに設置されたDMCA制御局(基地局)に集められ,そこから中川営業所に設置された中央総合処理装置へ.中央総合処理装置から新サービスである接近情報のインターネット配信を行うと共に,NTTIP-VPN網を経由してバスターミナル情報表示器や各営業所の装置に伝えられました.(既存の地上バスロケ配信は,従来通り各営業所の中央装置から配信.)
各営業所の装置からは,同システムを使って全車両への音声一斉通信のほか,各車両を呼び出しての音声1対1通話が可能となりました.
音声通信用のDMCA制御局は,国際センター,名古屋,東濃,北勢の4制御局があり,バスの位置に最も感度の高い局を通じて会話を行いました.
システム構築事業者は住友電気工業です.
地上バスロケ導入路線については,引き続き第2世代バスロケシステムが併用されたため,接近表示器等も従来のものがそのまま使用されました.
追加された地上装置として,バスターミナル17箇所に計19基が設置された「バスターミナル情報表示器」があります.
平時には市バス乗り場,系統,行先,経由地を日本語と英語で案内しました.しかしながら肝心の発車時刻は表示しなかったため,誰も見る人はいませんでした.
非常時には運休等の情報を表示しました.

▲追加された地上施設 「バスターミナル情報表示器」 |

▲中川営業所屋上のDMCA無線アンテナ (画像:交通局パンフレットより) |
バス車両にも,併用される第2世代システム機器と併設する形で,第3世代システム機器が追加搭載されました.
運転席付近に通信制御装置とDMCA無線機が設置されました.
通信制御装置は,車内案内表示装置から系統行先停留所コードを受信し,車載送受信機又はDMCA無線機に送信する装置です.営業所と無線通信を行うための「呼」ボタン,一斉通報確認用の「了解」ボタンがあります.
DMCA無線機は,国際センター制御局にバス位置情報を送信すると共に,営業所との個別通話,一斉通報の受信をします.
屋根上にはDMCA用アンテナが追加されました.

▲車載装置(運転席付近) |

▲車載装置(屋根上) DMCA無線用アンテナが追加された |
第4世代(平成26年〜) 3G回線 |
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第3世代バスロケが使用する専用無線周波数帯(1.5GHz)が使えなくなること及び導入から10年以上が経過し機器の老朽化が進んでいることに伴い,平成26年(2014年)3月31日に第3世代バスロケ運用を停止し,同4月1日から第4世代バスロケシステムの運用が始まりました.
新システムの名称は引き続き「バス運行総合情報システム」です.
新システムでは,維持管理コストの高い地上バスロケ(第2世代)は基幹2号系統を除き廃止されましたが,それ以外(WEBバスロケ等)は第3世代バスロケと同水準のサービスレベルを維持しつつ,機能強化が図られています.
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| 世代 |
通信方式 |
接近表示 |
営業所=車両間連絡 |
| 停留所 |
駅構内 |
WEB |
音声通信 |
メッセージ |
| 第3世代 |
専用無線1.5GHz |
○ |
○ |
○ |
○ |
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| 第4世代 |
3G(W-CDMA) |
△ |
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◎ |
○ |
○ |
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△:基幹2号系統のみ継続 ◎:ゆとりーとラインにも新規対応
第4世代バスロケシステムでは,専用無線を廃止し,通信事業者の3G回線(NTTドコモのFOMA網)を使う通信方式に改められました.
これにより,自前で調達・整備する機器が少なくなっています.
市バス全車の位置情報は,音声合成放送装置からの情報に加え,GPSによる補正機能が追加されました.
各営業所とバス車両間の通信は,音声による一斉通信に変え,メッセージ送信機能が搭載されました.
各車両を呼び出しての音声1対1通話は引き続き可能です(ただし双方向同時通話は不可).
システム構築事業者はレシップです.
携帯電話の普及を踏まえ,接近表示は原則として利用者個人のパソコンや携帯電話にてアクセスすることを基本とし,高コストなバスターミナル情報表示器と地上バスロケ装置は,基幹2号系統を除いて廃止されました.
通信システムは通信事業者の回線を使用するため,センターシステムや営業所端末を除き地上装置は不要です.

▲唯一継続された基幹2号系統の接近表示器 |
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バス車両には,新たに第4世代システム機器として,通信ユニットとメッセージ表示器,マイク・スピーカー,LEDインジケータが設置されました.
(当システム稼働後,第2世代及び第3世代システム機器は撤去されました.)

▲車載装置(運転席付近) |

▲運転台横に追加されたLEDインジケータ メッセージを受信すると点灯する |
屋根上には3G回線用アンテナが追加されました.
(GPSアンテナは既存のものを活用.)
(当システム稼働後も,第2世代及び第3世代用アンテナは撤去されず残っています.)

▲車載装置(屋根上) 第2,3世代に加え,第4世代アンテナを追加 |
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第5世代(令和5年〜) 4G回線 |
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第4世代バスロケで採用した3G回線が令和8年(2026年)でサービス終了するなど,情報通信機器を多用するバスロケシステムは,早いサイクルでの更新が必要です.
令和2年(2020年)に,第5世代となる「バス運行総合情報システム」構築の業務委託が発注され,第4世代バスロケの構築事業者であるレシップが引き続き受注しました.
当初は令和4年3月より稼働予定でしたが,世界的な半導体不足等の影響により,工期が1年延期されました.
令和5年(2023年)2月に第4世代バスロケ運用を停止し,翌3月から第5世代バスロケ運用が始まりました.
新システムでは,通信方式が3G回線から4G回線になり,車載機器等が一新されました.
しかしながら,接近表示等の提供サービスに変化がないこと,メーカーが同一であることから,特に目立った変化を感じさせない世代交代となりました.
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| 世代 |
通信方式 |
接近表示 |
営業所=車両間連絡 |
| 停留所 |
駅構内 |
WEB |
音声通信 |
メッセージ |
| 第4世代 |
3G(W-CDMA) |
△ |
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○ |
○ |
○ |
| 第5世代 |
4G |
△ |
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○ |
○ |
○ |
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△:基幹2号系統のみ 特に変化のない世代交代となりました.
第5世代バスロケシステムでは,通信方式が3G回線から4G回線に改められました.
GPSや車載機器からの車両管理機能(状態,位置等),運行監視機能,運行実績管理機能,通信通話機能,接近情報管理機能(基幹2号系統の接近表示器)(WEBサーバーとの連携)は,第4世代システムと同等です.
新たに追加された機能は次の通りです.
・営業所=車両間連絡(メッセージ通信)の安否確認機能(選択式回答方式)
・営業所=車両間連絡(音声通信)の双方向同時通話が可能に.
・バスターミナル装置連携機能(バスロケ情報をBT地上装置へ自動転送することで乗務員リモコン操作を廃止)
・基幹2号系統の接近表示器更新(液晶化,多言語化)
システム構築事業者はレシップです.
通信システムは通信事業者の4G回線を使用しています.
基幹2号系統のバス接近表示機は,機器更新されて引き続き設置されています.
液晶表示となり,これまで表示していた接近情報に加えて,運休・イベント情報や多言語での案内など,より柔軟な情報発信が可能となりました.
その他系統の接近表示器は設置されていません.
スマートフォンによる情報入手を基本としています.

▲更新された基幹2号系統の接近表示器 |

▲接近表示器の画面 液晶化&多言語化 |
名古屋駅バスターミナルと栄オアシス21バスターミナルは,待合空間と車路が自動ドアで区切られています.
これまでは,バスがのりばに着停した際に,運転士が毎回手動で車載リモコンを操作して,自動ドアを解錠していました.
第5世代システムでは,新たにバスターミナル装置との連携機能が追加され,バスロケ情報をバスターミナル地上装置へ自動転送することで,運転士のリモコン操作を廃止しています.

▲名駅BT,栄BT装置との連携機能追加 |
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バス車両への車載機器も,第4世代とほぼ同一構成です.
(通信ユニット,メッセージ表示器,マイク・スピーカー,LEDインジケータなど)
第5世代システム稼働後,不要となった第4世代システム機器は撤去されています.
新機能として,営業所=車両間連絡(メッセージ通信)の安否確認機能(選択式回答方式)と,音声通信時の双方向同時通話が可能になりました.
アンテナ類(屋根上の通信アンテナ,GPSアンテナ)も,第4世代から大きな変化はありません.
(第4世代のものを流用?)
第6世代(未定) |
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平成24年に策定された「交通局施設等長期維持管理計画」によると,情報通信機器を多用する「バス運行総合情報システム」は6年更新(同一システムのまま機器更新のみ実施,または次世代システムへグレードアップ)を標準とすることが明記されています.
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