地下鉄駅に設置された自動券売機等で常時購入できる一日乗車券類を紹介します.
「一日乗車券」と,「地下鉄全線24時間券」,主に土日祝日に利用可能な「ドニチエコきっぷ」があります.
自動券売機で購入可能な一日乗車券等 |
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当ページでは,駅券売機等で発売される一日乗車券「紙製磁気券」と「Cカード」を紹介します.
名称 |
窓口用カード (C制専用もあり) |
紙製磁気券 |
Cカード |
表面 |
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発売箇所 |
駅窓口等 |
駅券売機 |
駅窓口 (以前は券売機も) |
材質 |
プラ製カード |
磁気きっぷ85mm |
プラ製カード |
印字方法 |
片面感熱式 |
片面感熱式 |
両面感熱式 |
掲載ページ |
別ページ
通常券(常備) |
当ページ
通常券(券売機) |
当ページ
通常券(券売機) |
地下鉄駅の自動券売機や窓口係員操作端末,市バス車内料金箱で購入できる一日乗車券・24時間券は次表の通りです.
(令和7年現在)
券種 |
購入 可能日 |
種別 |
発売箇所 |
〜H29.9 |
H29.10〜 |
R1.5〜 |
R3.冬〜 |
R6.冬〜 |
(1) バス・地下鉄 全線一日乗車券 |
毎日 |
Cカード |
券売機 ・窓口 |
窓口 |
平日 |
新規発売 |
市バス |
紙製磁気券 |
− |
券売機 |
(2) 地下鉄全線 一日乗車券 |
毎日 |
Cカード |
券売機 ・窓口 |
窓口 |
発売終了 |
平日 |
紙製磁気券 |
− |
券売機 |
(3) 地下鉄全線 24時間券 |
毎日 |
Cカード |
新規発売 |
− |
窓口 |
紙製磁気券 |
券売機 |
(4) ドニチエコ きっぷ |
毎日 |
Cカード |
券売機 |
− |
窓口 |
土日等 |
新規発売 |
市バス |
紙製磁気券 |
− |
券売機 |
(5) バス全線 一日乗車券 |
毎日 |
Cカード |
− |
窓口 |
平日 |
新規発売 |
市バス |
− |
紙製磁気券 |
− |
【近年の動き】
平成29年(2017年)9月以前は,自動券売機及び改札窓口端末(※)ともにCカードでの発売でした.
(改札窓口端末は(1)(2)のみ発券可)
平成29年10月より,自動券売機でのCカード発売を中止し,当日有効の紙製磁気券(85mm券)に切り替えられました.
令和元年(2019年)5月に,(2)地下鉄1日券が終売し,(3)地下鉄24h券に切り替えられました.
令和3年(2021年)冬に改札窓口端末(※)が更新され,(3)(4)(5)がCカードで発券可能になりました.
令和6年(2021年)冬に市バス料金箱が更新され,料金箱にて(1)(4)(5)がCカードで発券可能になりました.
(※)改札窓口の係員操作端末=270型カード処理機
※当ページの画像は,新旧料金のものが混在しています.
自動券売機発行の紙製磁気券/一日乗車券・24時間券・ドニチエコきっぷ |
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発売方法:地下鉄駅の自動券売機
有効期限:当日のみ有効(発券時に有効日を印字)
素材:紙製磁気券85mm券(普通乗車券と共通用紙)
平成29年(2017年)10月より,地下鉄駅の自動券売機で発行する一日乗車券類が,従来のプラスチック製カード(両面感熱式Cカード)から,普通乗車券と同じ紙製磁気券に変更されました.
発券時に当日の日付(有効日)を大きく印字することから,従来のカード券のように日付なし=事前発売できなくなり,紙製磁気券では利用当日のみの発券となります.(事前発売は窓口でプラスチック製カード券を購入する必要があります.)
発券可能機種は,駅のマルチ券売機(650型と600型)のみで,押しボタン型の券売機(300型と350型)は非対応でした.
一日乗車券類の決済手段は従来は現金のみでしたが,令和3年3月よりICカード乗車券のチャージ額(SF:現金)での決済も可能になりました(マナカ対応券売機に限る).
大人券870円 小人券430円
市バス・地下鉄が全線乗り放題となる一日乗車券です.

▲共通一日券 大人850円(旧料金) |

▲共通一日券 小児430円 |

▲共通一日券 大人870円(現料金) |
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大人券760円 小人券380円
地下鉄のみが24時間乗り放題となる乗車券です.
令和元年5月27日より,従来の「地下鉄全線一日乗車券」に代えて発売されました.
券面デザインが一新され,縦型になりました.
券売機での購入時には,有効期限として翌日の日付が印字されます.
その後改札機に通すと,時刻が印字されます.
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▲地下鉄全線24時間券 大人740円(旧料金) (上方向に改札機投入→右下時刻印字) |

▲地下鉄全線24時間券 小児370円(旧料金) (下方向に改札機投入→左上時刻印字) |
大人券620円 小人券310円
土日祝日・毎月8日発売のみ有効の「ドニチエコきっぷ」です.

▲ドニチエコきっぷ 大人600円(旧料金) |

▲ドニチエコきっぷ 小児300円(旧料金) |

▲ドニチエコきっぷ 大人620円(現料金) IC(SF現金)購入 |

▲ドニチエコきっぷ 小児310円(現料金) |
プラスチック製磁気カード券(両面感熱式) 通称Cカード |
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素材:プラスチック磁気カード券(両面感熱式)
発売方法1:地下鉄駅の自動券売機(〜H29年9月まで)
地下鉄駅改札窓口の係員操作端末(現在も発売可)
有効期限1:なし(日付なしで発券し,改札機等で乗車日を印字)
発売方法2:市バス料金箱(R6年冬〜)
有効期限2:当日(発売時に日付を印字)
常備券(窓口用カード)と同じプラスチック磁気カード券ですが,両面感熱式となっており,券売機等で乗車券データを書き込むことができます. 通称「Cカード」です.
常備券(窓口用カード)は券種毎にデザインが違うのに対し,Cカードは券種に関わらず共通デザインです.
【地下鉄駅の自動券売機】(現在は発売なし)
地下鉄駅の自動券売機で一日乗車券類を購入すると,平成29年9月まではCカードで発売されました.
発売券種は,バス・地下鉄全線一日乗車券,地下鉄全線一日乗車券,ドニチエコきっぷ,なごや環境きっぷです. 平成29年10月以降は,全て紙製磁気券に変更となりました.
【地下鉄駅改札窓口の係員操作端末】
地下鉄駅改札窓口の係員操作端末(カード処理機)でも,Cカードによる一日乗車券類の発売ができます.
駅自動券売機でのCカードの取り扱いは無くなりましたが,窓口係員操作端末による発券は引き続き可能です.
以前の機種の発売券種は,バス・地下鉄全線一日乗車券と地下鉄一日乗車券のみでした.
令和3年度の機器更新により,地下鉄24時間券とドニチエコきっぷ,バス一日乗車券も発売可能になりました.
現金だけでなくSF(現金)購入にも新規対応しています.
【市バス料金箱】
従来は市バス車内での一日乗車券の発売は運転士が手売りしていましたが,令和6年度の市バス料金箱の機種更新に伴い,市バス料金箱(外付け磁気カード処理部)にてCカードによる一日乗車券類の発売が可能になりました.
バス・地下鉄全線一日乗車券とバス一日乗車券,ドニチエコきっぷが発売できます.
現金だけでなくSF購入も対応しています.
令和6年(2024年)より発売された「マナー啓発」デザイン券のマイナーチェンジ版です.
市バス料金箱でのCカード発売開始に伴い,市バス料金箱は片面印字となるため,印字されない「おもて面」の下部に注釈が追加されました.「うら面」の案内文も修正されました.
【市バス料金箱発売券】の券面
おもて面は印字なし,うら面のみ感熱印字されます. 日付,券種,料金,決済方法,料金箱番号が印字されます.
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▲Cカード(現行デザイン) 下部に注釈を追加 市バス発売の場合はおもて面は印字なし |

▲Cカード(現行デザイン) ドニチエコきっぷ 大人 IC(SF現金)購入 御器所(営) |
【地下鉄駅改札窓口の係員操作端末発売券】の券面
券面は,下記の旧デザイン券と変わりありません.
令和3年(2021年)11月頃より発売の始まったマナー啓発デザイン券です. 表面は水色デザインで,マナー啓発と得ナビをPRする券面となっています. 裏面は地下鉄全線24時間券の案内が追加されました.
地下鉄駅改札窓口の係員操作端末にて発売されます.
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▲Cカード(現行デザイン) 共通一日券 大人 現金購入 |

▲Cカード(現行デザイン) 共通一日券 小人 IC(SF現金)購入 |
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▲Cカード(現行デザイン) 地下鉄24h券 大人 IC(SF現金)購入 |

▲Cカード(現行デザイン) 地下鉄24h券 小人 IC(SF現金)購入 |
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▲Cカード(現行デザイン) ドニチエコきっぷ 大人 現金購入 |

▲Cカード(現行デザイン) ドニチエコきっぷ 小人 現金購入 |
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▲Cカード(現行デザイン) バス一日券 大人 |

▲Cカード(現行デザイン) バス一日券 小人 |
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▲裏面(現行デザイン) 一日券・ドニチエコ/大人利用時 バス料金箱にて印字(駅名なし) |

▲裏面(現行デザイン) 地下鉄24h券/小人利用時 駅改札機にて印字(駅名入り) |
平成29年(2017年)9月頃から令和3年11月まで,ライトグレー地に地下鉄路線図がデザインされていました.
各券種とも,小児券には「小」の文字とともに,一目で識別できるよう横棒が入ります.
地下鉄全線一日券では,発行場所の下にも「地下鉄」の文字が入ります.
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▲Cカード(路線図デザイン) 共通一日券 大人850円(旧料金) |

▲裏面(路線図デザイン券) |
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▲Cカード(路線図デザイン) 共通一日券 小児430円 |
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円すいデザイン券から路線図デザイン券への切替は,一斉ではなく,駅ごとに円すいデザイン券の在庫が切れ次第でした.
早い駅では9月に切替られましたが,多くの駅では路線図デザイン券に切替えられるより前に,10月の紙券化(券売機での発売停止)を迎えました.
路線図デザイン券+券売機印字(300番台,600番台)は,わずか数駅において,数日間のみ発売されたレア品になりました.
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▲路線図デザイン券+券売機印字の3券種 (画像提供:ふあふあ様) |

▲Cカード(路線図デザイン) 発行300番台 地下鉄全線一日券 大人740円(旧料金) |
ユリカ時代から,長らく使用されてきた旧デザイン券で,地下鉄路線と同じ4色の円錐がデザインされています.
共通全線一日券と地下鉄全線一日券は,古くより自動券売機で購入することができました.
発券可能機種(平成29年9月時点)は,300型,350型,650型,600型でした.
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 ▲券売機発行(大人) |
 ▲券売機発売(小人) |
 ▲券売機発行(大人) |
 ▲券売機発売(小人) |
ドニチエコきっぷは,旧タイプの自動券売機には対応しておらず,発売当初は窓口での対面販売(一部専用券売機あり)に限られていましたが,平成23年導入のIC対応マルチ券売機(650型,600型)からは自動券売機でも購入できるようになりました.
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 ▲券売機発行(大人) |
 ▲券売機発行(小人) |
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過去の一日乗車券(発売終了商品) |
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かつて発売されていた一日乗車券です.
大人券740円 小人券370円
地下鉄のみが乗り放題となる一日乗車券です.
令和元年5月の地下鉄24時間券導入に伴い,発売停止となりました.

▲地下鉄一日券 大人(紙製磁気券) |

▲地下鉄一日券 小児(紙製磁気券) |
かつて発売されていた「なごや環境きっぷ」の紹介です.
この一日乗車券は,市が定めた「環境保全の日」(毎月8日)に合わせて発行していた乗車券で,後継となるドニチエコきっぷの登場まで知る人ぞ知る乗車券として発売されていました.
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なごや環境きっぷ
自動券売機発行券(Cカード)大人券620円
自動券売機でも購入できました. |
その他 |
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一日乗車券と24時間券は曜日に関わらず使用できますが,「ドニチエコきっぷ」は土日祝日等の特定日にしか使用できません.また,「ドニチエコきっぷ」(600円)が使用できる日に一日乗車券(850円)を使用すると割高になってしまうため,曜日等によって自動券売機で発売する券種を分けています.

▲自動券売機の画面(平日) 24時間券と一日乗車券が購入可能 |

▲自動券売機の画面(土日祝等) 24時間券とドニチエコきっぷが購入可能 |
地下鉄4路線では,12月31日から1月1日にかけて終夜運転を行なっています.
これに合わせ一日乗車券の利用可能時間が延長されており,12月31日使用開始のものは翌日6時まで,1月1日使用開始のものは前日22時より利用可能です.
従来のプラスチック券(改札機印字)では「12月31日」「1月1日」のみの印字でしたが,紙券(券売機印字)では,12月31日購入のものは「1月1日6:00まで有効」と記載されるようになりました.

▲12月31日購入分のみ見られる券面表記 |
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