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 トップページ市バス車両概要・解説営業所毎の特徴と差異
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 市バス装備品の営業所ごとの差異や特徴を紹介します.
 
※車両によっては,あてはまらない事例もあります.

営業所ごとの特徴(現役装備品)

 市バス車両の調達にあたっては,全営業所分を一括して発注するため,配置営業所に関わらず,基本的には同じ仕様の機器が搭載されます.
 しかしながら,営業所によって管理主体が異なったり(直営管理・名鉄委託・三交委託),特定路線に必要な装置があったりするため,配置営業所において後付けする「オリジナルの装備品」が少しだけ存在します.

 

 基幹バス変身マスク&プレート(鳴尾営業所)

 基幹1号系統は一般系統と同じく前乗り中降り方式ですが,快速運転を行うため専用車両が用意されています.
 基幹バスカラーの専用車両は判別しやすいメリットがある一方,一般系統に投入できず車両運用が制限されるデメリットもありました.

 そこで,鳴尾営業所に所属する一部の一般車に「基幹バス変身マスク」「基幹バス変身プレート」を取り付けることで,一般系統でも基幹系統でも運用できるようにしています.

 当初は,高速1号系統の運用効率化のため,高速1号と基幹1号系統を共通運用化する目的で,高速系統対応車にマスクの取付けが行われました.
 現在では,一般系統と基幹1号系統の混成ダイヤが常態化していること,予備車の共通化による減車を目的に行われています.


▲基幹バス変身マスクの例
 前面はロール幕,横はプレート

▲基幹バス変身プレートの例
 前面・横ともにプレート

 

 

 客席シートベルト(鳴尾営業所)

 令和4年4月1日まで,都市高速道路を走行する高速1号系統が運行されていました.
 高速1号系統を担当する鳴尾営業所の一部の車両には,運転席にETCが取り付けられています.
 前向き座席には乗客用シートベルトが用意されているほか,エンジンルームに火災警報装置を装備する車両もあります.

 高速1号系統廃止後については調査中です.


▲高速1号系統対応車に装備されるシートベルト
 

 

 

 PTPS(中川営業所・港明営業所・大森営業所)

 PTPSとは「公共車両優先システム(Public Transportation Priority System)」のことで,バスなどの公共車両が優先的に通行できるように支援するシステムです.
 名古屋市内では,平成13年(2001年)よりガイドウェイバス平面区間で,平成18年(2006年)より市道東海橋線(東海通交差点〜明徳橋交差点)において,市バス運行支援に使用されています.

 詳しくは市バス路線>関連施設・設備>優先信号PTPSを参照.

 車両側の装置として,平成13年(2001年/ガイドウェイバス開業時)よりガイドウェイバス全車両(大森営業所所属)に受信装置が搭載されています.
 平成18年(2006年)には,愛知万博シャトルバスからの発生品を流用して,市道東海橋線を運行する中川営業所の大型車&中型車の全車に受信装置が搭載されました.
 平成29年(2017年)にガイドウェイバス平面区間を経由する藤丘12号系統と志段味巡回系統用として,大森営業所の一部の一般車両に受信装置が追加搭載されました.
 令和8年(2026年)には市道東海橋線を運行する港明営業所の全車に受信装置が追加搭載されました.


▲車内フロント部に取り付けられたPTPS車上装置

 

 

 

 車外後部マグネット(稲西営業所)

 稲西営業所の所属車両を対象に,車体後部にやや大きめのマグネットが掲出されていました.
 (広告ステッカー掲出候補箇所につき,所属全車両が対象ではありません.)
 中村警察署の依頼により掲出していたもので,交通安全を啓発する内容となっています.

 ※R5年現在,ほとんどの車両で撤去され,わずかな車両に残るのみです.


▲稲西車(一部車両のみ)は大型マグネット

 

 

 

 車外後部ステッカー(御器所営業所)

 御器所営業所の所属車両には,車体後部に黄蛍光色の「早めのライト点灯」ステッカーが掲出されています.
 昭和警察署の依頼により掲出しているもので,昭和区役所や御器所営業所など昭和区に所在する事業所や商店などの車両に掲出されています.


▲蛍光色なので目立つステッカー

 

 

 

 フィンガーシフト式レバー「如意棒」

 市バスのマニュアルトランスミッション車では,昔からフィンガーシフト式レバーが採用されています.

 基本的には,そのままの状態(標準仕様)で使用されていますが,中には「レバーが小さく使いづらい」「手を伸ばさないと届かない」といった意見もあるようで,レバーを延長改造した車両が昔から存在していました.
 特に如意営業所の車両に多く見られたことから,通称「如意棒」と呼ばれています.


▲現代の「如意棒」 中川営業所のNF車

 
 平成23年度導入車両からはレバーが少しながら手前に移設されたこともあり,改造車はほとんどありませんが,現在でも唯一,中川営業所所属の平成20年度式三菱ふそう車のみ「如意棒」改造されています.

 

 

 

営業所ごとの特徴(期間限定装備品)

 常設ではない,期間限定の装備品を紹介します.

 国交省強化月間バスマスク(御器所営業所)

 国土交通省では,毎年6月を「不正改造車を排除する運動」強化月間として,不正改造車の排除に向けた取組みを強化しています.また毎年9月〜10月を「自動車点検整備推進運動」強化月間として,自動車ユーザーの保守管理意識の高揚を図っています.

 名古屋市交通局もこの取り組みに協力し,啓発活動の一環として市バス車両に広報横断幕の掲示を行っています.
 広報幕の掲出対象は御器所営業所の車両で,毎年2両程度です.


▲主に6月の強化月間に掲出されるバスマスク
 御器所分所の2両程度のみ

▲主に9-10月の強化月間に掲出されるバスマスク
 御器所分所の2両程度のみ

 

 

 

営業所ごとの特徴(過去の装備品)

 過去に見ることのできた営業所ごとの装備品の特徴について紹介します.

 過去のドライブレコーダー・デジタルタコグラフ(第1期)

 市バス車両のドライブレコーダーは,初めは委託営業所が先行して全車に取付け,その後,直営営業所の車両が複数年かけて順次取付けました.
 このため,導入初期のドライブレコーダーは,直営営業所と名鉄バス委託営業所,三重交通委託営業所で異なる機器を使用しており,運転席回りの機器にも違いがありました.


▲直営営業所所属車両の運転席

 
【直営営業所】

 モニター下に急加減速などの警告灯表示部があります

 

▲名鉄バス委託営業所所属車両の運転席

 
【名鉄バス委託営業所】(大森営業所)

 平成22年〜ホーネット製KDN7型
 運転台パネル左側に操作部があります.

 時刻表差し付近には電波時計も搭載していました.

 

▲三重交通委託営業所所属車両の運転席

 
【三重交通委託営業所】(浄心営業所)

 平成21年〜富士通製DRU3022型

 運転パネル左側の操作部やマイクが特徴的でした.

 

 

 過去のドライブレコーダー・デジタルタコグラフ(第2期)

 委託営業所に引き続き,直営営業所においてクラリオン製,レゾナント製のドラレコ導入が進められました.
 その後三重交通委託営業所は,独自調達をやめ,交通局にて調達した直営営業所と同機種に更新されました.

 名鉄バス委託営業所は,引き続き独自調達を続け,名鉄バス本体にて使用しているヤザキ製のものを装着していました.

 このため,営業所間車両移動の際には,ドラレコの載せ替え等が発生していました.


▲直営・三交委託営車両 乗務員荷物棚下部に設置


【直営営業所】
【委託営業所(三重交通)】


 <旧モデル>
 ・レゾナント製 DRV1000型,DRV2000型
 ・クラリオン製 CL-8CM型

 運転席の背後,乗務員荷物棚にぶら下がる形で取り付けられています.



▲レゾナント製


▲クラリオン製 CL-8CM型
 

▲前方カメラの取付位置の変化

 
※前方カメラの取付位置修正について

 以前の直営営業所車両の前方カメラはフロント部に直接取り付けられていました.この場所だと雨天時など水滴で見えづらくなることから,後年に名鉄バスのように台座を付けることでワイパー可動範囲内に前方カメラがくるよう位置修正されています.

 

▲名鉄バス委託営業所車両

 
【委託営業所(名鉄バス)】

 ・ヤザキ製 YAZAC-EYE3型

 直営・三交委託営業所とは異なり,前扉付近のフロント部分に取り付けられています.
 前方カメラの取付ステーも独特です.

 

 最新版ドラレコ(第3期)は運転席機器を参照

 

 

 バスターミナル自動ドア操作用リモコン

 名古屋駅バスターミナルと,栄オアシス21バスターミナルは,乗降場と車路がホームドアで仕切られています.
 このホームドアは常時ロックされており,バス発着時に「解錠」「施錠」操作が必要です.

 他社では運転士がバスから降りてドア横の操作盤で操作していますが,市バスでは運転士が運転席から離れず操作できるように,各バスターミナル乗り入れ路線を持つ営業所の一部の車両には運転席にリモコンが装備されていました.

 令和5年(2023年)3月のバスロケシステム更新により,バスロケにバスターミナルのドア操作との連動機能が付加されたため,リモコンは撤去されました.


▲ホームドア用リモコン(浄心営業所)

▲同リモコン(稲西営業所)

 

 

 カーテンぐるぐる巻き「御器所巻き」

 市バスでは,(一般車の場合)平成3年から平成15年まで,高級感のある横引きカーテンを採用していました.
 カーテンを使用しない時は,タッセル(房)で束ねておくことが一般的ですが,一部の運転士さんは長いカーテンがびらびらするのを嫌ってか,ぐるぐる巻きにする方もいらっしゃいました.
 特に御器所営業所(分所)の車両に多く見られたことから,通称「御器所巻き」と呼ばれています.


▲「御器所巻き」の横引きカーテン

▲「御器所巻き」を車外から望む

 

 

 カーテンぐるぐる巻き「直営・野並巻き」

 上記「御器所巻き」ほどメジャーではありませんが,主に直営時代の野並営業所において独自のカーテン結びを見ることができました.
 委託後は,野並から他営業所へ転勤した”職人”によって,この伝統技術(?)を見ることができました.


▲「直営・野並巻き」の横引きカーテン
 

 

 

 運転士側サイドミラー

 現在のサイドミラーは電動式のものが装備されていますが,以前は標準品の手動操作式のものでした.
 助士席側のサイドミラーは運転席からでも見易いよう前に飛び出した位置に取り付けられていましたが,運転士側のサイドミラーは運転席真横に付いている車両や,助士席側と同じように前に出ている車両がありました.
 運転する車両にばらつきがないよう,営業所ごとにどちらかに統一されていました.


▲運転席の真横タイプ

▲運転席より前に飛び出たタイプ

 

 

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