廃車になった地下鉄車両のうち,解体されず現在も「レトロでんしゃ館」において大切に静態保存されている車両を紹介します.
レトロでんしゃ館の展示車両(静態保存される元地下鉄車両) |
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市電・地下鉄保存館「レトロでんしゃ館」は,平成12年(2000年)6月1日にオープンしました.
館内には,市電車両や黄電車両のほか,ジオラマや鉄道部品などが所狭しと展示されています.
館内は,名古屋市を走っていた市電の代表的な車両3両と,昭和32年の地下鉄開業当時に名古屋・栄町間を走った100形車両の2両とその台車が展示されています.
展示車両は,車内や運転台に入って見学することもできます.
車両形式 |
車両番号 |
備考 |
東山線100形 |
107 |
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108 |
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静態保存されている2両は黄電100形車両です.
東山線開業時に準備された名古屋初の地下鉄車両100形1次車12両のうち,最後に残った2両の107号車と108号車です.
昭和60年まで使用されたのち,廃車となり,保存車として藤ヶ丘工場に保管されていました.
平成12年の「レトロでんしゃ館」開館にあたり整備され,当時の面影のまま良好な状態で保存展示されています.
107号車の戸袋部は金属板から窓ガラスに戻されています.

▲レトロでんしゃ館の黄電100形 |

▲元東山線107号車+108号車 |

▲108号車方先頭車の様子 |

▲ボディーマウント構造が特徴 |

▲プラットホームが再現されている |

▲車体銘板と車体表記 |

▲100形台車 |

▲100形連結部 |

▲元東山線の打子式ATSも展示 |

▲サードレールも展示されている |

▲100形車内の様子 クリーム色の内装と網棚無し,車体角の蛍光灯が特徴的 |

▲連結部も広々とした構造 |

▲100形乗務員室仕切 |

▲100形運転台 |
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