マナカ@まるはち交通センター
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 ICカード乗車券「マナカ」について,カードの紹介やカードの種類,ポイント制度について解説します.

manaca(マナカ)について

 従来使用されていた磁気カード型乗車券「ユリカ」の後継として,非接触式ICカード型乗車券「マナカ」が平成23年(2011年)2月11日よりサービス開始しました.

 カード名称は「manaca(マナカ)」で,名鉄グループも同様の名称のカードを同時に発売しています.
 交通局では主に「マナカ」,名鉄では「manaca」という表記をメインで使用しています.

 事前に料金を徴収してカードに金額を記憶し,その金額の範囲内で利用可能なプリペイド方式のカードです.
 マナカカード単独では,クレジットカードのような後払い機能はありません.

 

 平成25年3月23日からは全国規模での相互利用サービスも始まっています.
 平成28年9月からは敬老パスがマナカ化され,平成30年3月からはクレジット一体型マナカが発行されるなど,利用範囲拡大&利便性向上が進んでいます.

 

 

 導入事業者とICカード(普通カード)の券面

 ICカードの発行・運営主体は交通局の外郭団体である「名古屋交通開発機構」と,名鉄が設立した子会社「エムアイシー(旧名鉄ICカード)」の2社が担います.
 交通局と名鉄のほか,あおなみ線や名鉄電車,名鉄バスなどの交通機関も2社のカードを発行しています.

 
発行会社 (株)名古屋交通開発機構 (株)エムアイシー
利用会社 名古屋市交通局
(市バス・地下鉄)
名古屋鉄道
名古屋臨海高速鉄道
(あおなみ線)
名鉄バス
名古屋ガイドウェイバス
(ゆとりーとライン)
豊橋鉄道
(市内線・渥美線)
  愛知高速交通
(リニモ)

 

 

■券面デザイン(発売当初)

 マナカ標準デザインの券面です.
 全体的に光沢のあるシルバーで,中央に大きくマナカのキャラクターが描かれています.

 おもて面のデザインは,平成23年の登場時から平成28年まで,開発機構マナカと名鉄manacaとも共通でした.

 うら面のご利用案内も共通です.
 唯一の違いは,左下部に記載のICカード発行会社名のみでした.


▲開発機構&エムアイシー共通デザイン
 おもて面(無記名式)

【おもて面 共通デザイン】
 〜平成28年まで  エムアイシー(名鉄)
 〜令和元年まで  開発機構(交通局)



▲開発機構マナカ うら面のご利用案内


▲名鉄エムアイシー うら面のご利用案内

 ご利用案内の最下部にICカード発行会社名が書いてあります.
 平成28年以前は,開発機構マナカと名鉄マナカの違いはこれだけでした.

 

 

■券面デザイン(現在)

 基本デザインは平成23年の登場時から変わりませんが,発行会社の差別化のため,平成29年(2017年)4月よりエムアイシー(名鉄)発行のものは,右下に「μstar(ミュースター)」ロゴが入るようになりました.
 また,令和2年(2020年)3月より開発機構(交通局)発行のものについても,右下に「DO!」ロゴが入るようになりました.

 「μstar」=名鉄の買い物ポイントサービス
 「DO!」=開発機構のロゴ


▲開発機構発行 おもて面(無記名式)
 令和2年3月以降のデザイン「DO!」

▲エムアイシー発行 おもて面(無記名式)
 平成29年4月以降のデザイン「μstar」


▲開発機構発行 うら面のご利用案内
 住所表記はH29〜H30年頃に無くなった


▲エムアイシー発行 うら面のご利用案内
 特に変化なし

 

 

 ICカードの種類と機能(無記名式/記名式)

 カード初期状態は「無記名式」です.持参人(誰でも)使用可能です.

 個人情報を記録して「記名式」に変更することができます.
 記名式は記名本人限定となりますが,定期券機能を付加したり,小児券とすることが可能です.

 
機 能 定期券機能なし 定期券機能付き 大人券 小児券
記名式 ・記名人のみ使用可
・再発行が可能
・記名人のみ使用可
(持参人方式の定期券部分は持参人も使用可)
・再発行が可能
無記名式 ・持参人が使用可
・再発行は不可能
発行なし ×

 

 

 

 全国相互利用サービス

 平成23年2月11日のサービスイン以降,平成24年4月21日にはJR東海のTOICA乗車券機能との相互利用を開始.
 平成25年3月23日からは全国規模での乗車券機能,電子マネー機能ともに相互利用サービスが始まりました.

 
実施時期 交通乗車券 電子マネー
平成23年2月11日 上記6事業者にて利用開始 上記6事業者の構内店舗,自販機にて利用開始
サークルK,サンクス利用開始
平成24年4月21日 JR東海「TOICA」相互利用  
平成25年3月23日 他の交通系カードと相互利用開始 他の交通系カードと相互利用開始

 現在マナカと相互利用できるカードは次の通りです.

 【全国相互利用サービスを実施する交通系ICカード】
   ・manaca(名古屋交通開発機構・エムアイシー)
   ・Kitaca(北海道旅客鉄道)
   ・PASMO(パスモ:関東私鉄)
   ・Suica(東日本旅客鉄道)
   ・TOICA(東海旅客鉄道)
   ・PiTaPa(スルッとKANSAI:関西私鉄)
   ・ICOCA(西日本旅客鉄道)
   ・はやかけん(福岡市交通局)
   ・nimoca(ニモカ:西日本鉄道)
   ・SUGOCA(九州旅客鉄道)

 【主なサービス】
   ・自動改札機での入出場,バス車載機での乗車降車
   ・自動券売機等での乗車券購入やチャージ
   ・カードの利用履歴の表示や印字
   ・加盟店での電子マネー利用(PiTaPa以外)

 

 

ポイントサービス

 マナカには2種類のポイントサービスがあります.
  (1)電車やバスの利用でたまる「マイレージポイント」
  (2)加盟店での買い物でたまる「名鉄ミューズポイント」(旧名称「μstarポイント」)

 
  マイレージポイント
(電車・バス 乗車ポイント)
名鉄ミューズポイント
(買い物ポイント)
対象カード 全てのマナカ エムアイシー(名鉄系)
発行の記名式マナカ
手続き 不要(自動) 会員登録が必要
貯める方法 マナカ加盟事業者の
電車・バスの乗車
名鉄ミューズmanaca加盟店での買い物

 マイレージポイントは全てのマナカが対象で,マナカ加盟事業者の電車・バスに乗ることで自動的に貯まっていきます.

 一方,買い物ポイントは,エムアイシー発行(名鉄manaca)限定の機能で,記名登録と会員登録が必要です.
 開発機構マナカに買い物ポイント機能はありません.

 名鉄沿線に住み,普段から名鉄系列店で飲食買い物をする方であれば,名鉄manacaで2種類のポイントを貯めるのが良いでしょう.
 名古屋市内在住の方は,数少ない市内の加盟店かつ還元率0.5%で,果たして還元できるポイント数を貯めることができるかどうか・・・

 

 

 マイナポイント事業

 エムアイシーマナカ,開発機構マナカ共に「マイナポイント事業」に参画していました.

 エムアイシーマナカの登録名は「manaca(名鉄)」で,名鉄ミューズポイントが付与されます.
 開発機構マナカの登録名は「マナカ」で,マナカチャージが付与されます.

 

 

名古屋市交通局におけるマナカ制度

 名古屋市交通局におけるマナカ制度を紹介します.公式サイトの情報はこちら.
 https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/manaca/

 名古屋鉄道や名鉄バス,豊橋鉄道における制度解説はこちら.
 https://www.meitetsu.co.jp/manaca/

 

 ユリカなどの磁気乗車券とICカードの機能

 ICカードの機能は,磁気式乗車券である「ユリカ」や定期券に準じたものとなり,これらに取って代わりました.
 ICカード1枚で,従来の4券種(定期券,各種ユリカ)の機能を持ちます.
 ICカード化が困難な普通乗車券や一日乗車券はこれまで通りの磁気券として残っています.
 その他に,他事業者でも行っている電子マネーサービスも使用できます.

 
平成23年2月10日まで マナカ導入以降
普通券 普通券(磁気券のまま)
定期券 ICカード


大人用バス・地下鉄共通
大人用バス昼間割引
大人用地下鉄昼間割引
小児用バス・地下鉄共通 ICカード(小児用)
敬老パス等(磁気カード) 敬老パス等
(磁気カードそのまま/H28よりIC化)
一日乗車券(磁気カード) 一日乗車券(磁気カードそのまま)
地下鉄一区特別きっぷ(磁気カード) 廃 止

 

 

 市バス・地下鉄 マイレージポイント制度(R5年7月〜)

 近年,他交通事業者において,ICカード乗車券のポイント制度の見直しが相次いでいます.

 名古屋市交通局においても,令和5年(2023年)7月1日利用分より,マナカ・マイレージポイント制度が大幅改定されました.

 従来の制度は,曜日と時間帯によって「通常ポイント」「昼間ポイント」を分けてポイント付与していました.

 改定後は,一律「基本ポイント」が付与され,平日昼間のみ「平日昼間ボーナスポイント」が上乗せされます.
 平日昼間は還元率がやや高くなりますが,それ以外は10%→1%になる等,大幅減となっています.

曜日・時間帯 現行制度 改定後
平日 朝夜間
(10〜16時以外)
通常ポイント
10%〜13%
基本ポイントのみ
1%〜4%
平日 昼間
(10〜16時)
昼間ポイント
市バス30%
地下鉄20%
基本ポイント
1%〜4%
+ボーナスポイント
 市バス30%
 地下鉄20%
土・日・休日
(終日)
基本ポイントのみ
1%〜4%

 ※マナカで1か月に市バス地下鉄を2,000円以上(小児・割引用は1,000円以上)利用した場合のみ対象となる取扱いは変わりありません.


▲ポイント率変更などのお知らせ

▲R5年7月以降のポイント率

 

 

敬老パス・福祉特別乗車券

 従来は磁気カードで発行されてきた健康福祉局や子ども青少年局所管の「敬老パス」や「福祉特別乗車券」も,平成28年9月より「マナカ」ICカード化されています.

 敬老パス

 敬老パスは,65歳以上の名古屋市民に発行される乗車券で,市バス・地下鉄・ゆとりーとライン・あおなみ線を無料(自己負担額なし)で乗車することができます.発行者は名古屋市です.
 ※交付にあたって1,000円〜5,000円の負担金が必要です.
 乗車発行枚数約35万枚と多いため,磁気カードからICカード切替は平成28年9月と平成29年3月の2回に分けて行われました.

 敬老パスの詳細は乗車証・パス>敬老パスを参照して下さい.


▲敬老パス
 (名古屋市広報なごや平成28年6月号より)
【敬老パスmanaca概要】
 ・地色はゴールド
 ・券面には有効期間・カナ氏名を印字.
 ・更新(書換)は1年毎に駅もしくは区役所
 ・通常のマナカとほぼ同機能.
 (電子マネーや他交通機関利用可)
 ・定期券機能は付加できない

 

 

 福祉特別乗車券(福祉パス)

 福祉特別乗車券(通称:福祉パス)は,一定の障害者と児童養護施設に入所する名古屋市民に発行される乗車券で,敬老パスと同様に市バス・地下鉄・ゆとりーとライン・あおなみ線を無料(自己負担額なし)で乗車することができます.発行者は交通局です.
 磁気カードからICカード切替は平成28年11月に行われました.


▲福祉パス(本人用)
 (名古屋市広報なごや平成28年9月号より)



▲福祉パス(介護者用)
 (名古屋市広報なごや平成28年9月号より)
【福祉パスmanaca概要】
 ・地色は一般発売用マナカと同じ
 ・券面には有効期間・カナ氏名を印字.
  (介護者用は氏名+.カイ)
 ・更新(書換)は1年毎から最長5年毎に延長.
 ・通常のマナカとほぼ同機能.
 (電子マネーや他交通機関利用可)
 ・定期券機能は付加できない

 

 

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