トップページ市バス車両基幹系統車両(引退車種)基幹1[NKN]日産Dノンステップ車
市バス車両
 
コンテンツTOP
車両概要・リスト
 概要・解説
 車両配置・移動
車両詳細(現役車種)
 基幹大型車
 一般大型車
 一般中小型車
 特定路線専用車
車両詳細(引退車種)
 基幹大型車
 ■基幹1号系統用■ 
  KF ふそう
  NKH 日野ノンステ
  NKN UDノンステ
 ■基幹2号系統用■ 
  KH 日野
  KF ふそう
 
 一般大型車
 一般中小型車
 特定路線専用車
その他
 トピックス
 貸切・事業用車
 過去の車両
 中古バス情報局


 ノンステップバス/平成14年式のみ/全車両引退済み

概 説

 工業地帯の広がる市南部への優先的環境改善対策の一環で,平成14年に市中心部から南部に向けて走る基幹1号系統用としてCNG動力のノンステップバス計10両が導入されました.
 ふそう,日野,いすゞと多種多様な車種が運用された基幹1号系統において,長年にわたり最多勢力かつ主力車両として活躍しました.

 ガスタンクの耐用年数のため,平成28年3月に全車廃車となりました.

 

車両ラインアップ

 基幹系統専用のUD(日産D)車両は,基幹1号系統で活躍した平成14年式の1車種のみです.
 基幹バス唯一のCNGバスであり,交通局にとって最後に導入された富士重ボディ架装車でもあります.

年度 年式 型式 導入 現存 特記事項
平成13年度 平成14年2月 KL-UA272KAM改 10両 廃車 CNG

 

 平成14年2月式  KL-UA272KAM改  10両  ×廃車

 平成13年度予算で10両が導入されました.
 平成14年2月に基幹1号系統を担当する鳴尾営業所に配属されています.局番はNKN1〜NKN10です.

 日産ディーゼル製大型用エンジンを垂直横置きに搭載して,最後尾までノンステップエリアを確保したFタイプの富士重ボディを架装しています.
 動力は圧縮天然ガス(CNG)で,屋根上の大きなタンクが特徴的です.
 同じく屋根上にデンソー製パッケージタイプの冷房装置を搭載します.

車台 日産ディーゼル 車体 富士重工業架装「UA」ノンステップバス・Fタイプ
機関 PU6 総排気量 12,500cc 燃料 CNG
定員 60人(座席25席) 車体重量 12.48t(総重量15.78t)
軸距 5.3m 車体寸法 全長10.98m×幅2.49m×高さ3.19m
変速機 AT ISS × ABS

 前中2扉仕様で,逆T型窓です.
 後部は尾灯が腰部+裾部の4カ所に加え,広告枠(後に撤去した車両もあり)や低公害車ステッカーなどでやや煩雑な印象です.
 新たな装備として,後の市バスでは定番装備となった電動リモコンミラーやバックカメラを初めて装備しました.


▲NKN3 (平成14年式)

▲NKN3


▲NKN2 側面より


▲NKN3 屋根上の様子


▲側面より 前方屋根上にCNGタンクを搭載


▲側面より 後方に低公害ハートマークを掲出


▲NKN8 後部より


▲NKN1 後部より

 

 標準ノンステ制度導入前の車両のため,車内は黒色ゴムの縦ポールと,基幹バスオリジナルモケットの座席が並んでいます.
 ノンステップエリアは最後尾まで続いています.


▲車内の様子(前方より)

▲中扉より後部


▲基幹バス専用モケット


▲車内の様子(後方より)


▲運転席の様子
 


▲ストップランプを装備


▲車内に掲出されたCNGバス解説文

 

 

車両配置表

 基幹1号系統専用車は,担当する鳴尾営業所に全車両が配置されていました.

局番
登録番号
旧配置
営業所
備考
▼平成14年2月式 KL-UA272KAM改(CNG) 10両
NKN-1 名古屋200か633 鳴尾  
NKN-2 名古屋200か634 鳴尾  
NKN-3 名古屋200か635 鳴尾  
NKN-4 名古屋200か636 鳴尾  (前面画像)
NKN-5 名古屋200か637 鳴尾  
NKN-6 名古屋200か638 鳴尾  
NKN-7 名古屋200か639 鳴尾  
NKN-8 名古屋200か640 鳴尾  
NKN-9 名古屋200か641 鳴尾  
NKN-10 名古屋200か643 鳴尾  

  ・局番が青文字の車両は別画像あり(別ウィンドで開きます)

 

 

画像ファイル

 ラッピングバスや,方向幕の違い,その他画像を紹介します.

 ラッピング広告バス

 ラッピングバスの写真をご紹介します.


▲NKN1 敷島パン

▲NKN1 生和不動産


▲NKN2 グリコ


▲NKN2 名古屋調理師専門学校


▲NKN2 セントラルクリニック


▲NKN6 タイヨーエレック


▲NKN7 中日新聞


▲NKN8 TDM社会実験PR

 

 

 新旧方向幕の違い

 基幹1号系統は,栄〜笠寺駅・星崎・鳴尾車庫の路線ですが,書類上の本線は「栄〜星崎」となっています.
 このためか,当初製作された鳴尾車庫行の方向幕は,経由地である「星崎」が大きく,行き先である「鳴尾車庫」が小さめの文字で記載されていました.
 その後更新された方向幕は,他路線と同様に経由地が小さく,行き先が大きく表示された標準的な様式となっています.
 (更新幕搭載車は少なく,現在も未更新幕搭載車の方が多い)

 また,旧幕には過去の行き先である「総合体育館」行が残っています.また後から追加された「笠寺駅」行の系統枠が小さい(正方形)のが特徴です.
 新幕は「総合体育館」コマが白幕となっているほか,「笠寺駅」行の系統枠が普通サイズ(横長)に修正されています.


▲旧幕:鳴尾車庫の文字が小さい

▲新幕:鳴尾車庫の文字が大きい


▲左:旧後幕 /右:新後幕


▲上:旧笠寺幕 /下:新笠寺幕

 

 

 過去の画像

 平成19年3月まではフロント部に基幹バスの愛称「ミッキー」シールが貼られていました.
 また,ホイールも基幹バスカラー(マルーン色)に塗装されていたほか,広告枠も装着していました.


▲平成19年3月まではフロント部に基幹バスの愛称「ミッキー」シールが貼られていた

▲広告枠付きの後部

 

 

 平成28年2月28日 ラストランイベント

 廃車を直前に控えた平成28年2月28日(日),引退を記念したミニイベントが開催されました.
 ハッチーキッズクラブ会員対象で(一般公開なし),鳴尾営業所〜星崎回転場間を往復したほか,鳴尾営業所と星崎回転場では参加者限定の撮影会も行われました.
 車両前面には,かつて掲出されていた基幹バスの愛称「ミッキー」表示が再現されました.


▲イベント貸切で走行するNKN-9号車
 

 

 

 NKN車 日常の風景・走行風景

 基幹1号系統での運用,走行風景を紹介します.


▲鳴尾営業所内のCNGスタンド

▲栄(噴水南)バスターミナル
 (画像提供 ρさま)


▲若宮大通を西進する栄行き
 (画像提供 ρさま)


▲名古屋高速 丸田町JCT
 (画像提供 ρさま)


▲名古屋高速3号大高線の下を進む
 地下鉄堀田付近
 (画像提供 ρさま)


▲地下鉄堀田付近 国道1号線合流地点
 (画像提供 ρさま)


▲名鉄電車と交差する
 (画像提供 ρさま)


▲星崎回転場にて

 

 

▼もどる 

 (C) まるはち交通センター製作委員会