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「道路」と「交通」から見た名古屋のまちの特長について.
【区画整理事業によるまちづくり】 名古屋市は戦前から戦後を通じ,主に土地区画整理事業などを中心とした,官主導の面的な市街地整備が行われてきました. その結果,官民関係は比較的良好であり,まちの骨格を形成する道路網や公園等の都市基盤が高い水準で整備され,良好な住環境が整っています. その反面,官任せの陳情体質で住民の自治意識は低く,自発的なまちづくりに関する取り組みは少ないです.
【広い道路空間と自動車交通】 戦災復興計画や区画整理事業では,100m道路をはじめとした道路拡幅や車線増加など,自動車利用を中心とした道路整備が行われてきました. その結果,自動車で容易に都心までアクセスできるなど,自動車交通の円滑化に寄与しています. その反面,必要以上に自動車交通量の増加を招く結果となりました.
前述の通り,名古屋市は高い水準の住環境と道路環境を有しています. また鉄道も,地下鉄をはじめ基幹バスやガイドウェイバスという他都市では見られない先進的な交通システムも導入され,公共交通機関の整備が積極的に進められてきました. その結果,(東京や大阪と比較すると貧弱な鉄道網ではありますが,)昼間人口あたりの鉄道延長は,東京や大阪を上回る高い水準に達しています. また,市バスも市域全域に路線網が張り巡らされており,公共交通勢圏における人口カバー率は約98%となっています.
【人口減少・少子高齢化】 日本の人口が減少に向かっている中,常住人口が増加している名古屋市においても,令和5年から人口は減少に転じる見込みです. 少子高齢化は全国共通の課題です.
【脱炭素社会】 「カーボンニュートラル」への取り組みが必須となっています.
【リニア・インパクト】 リニア中央新幹線の全線開業により東京・名古屋・大阪の三大都市圏が約1時間で結ばれることでスーパー・メガリージョンが形成され,約7,000万人の交流圏が生まれます. 巨大化した二大都市圏に埋没しないよう,リニアインパクト(交流人口増加など)の効果を名古屋駅周辺に留めるのではなく,公共交通が街の血液・潤滑油として,人やモノの流れを,市域全体から圏域へと,広げていく役割を果たす必要があります.
【自動運転技術の進展】 自動運転技術が進展し,近い将来,社会実装が行われようとしています.
名古屋市域の公共交通整備の特長として,様々な交通課題への対応にあたっては,官主導のまちづくり,財政力,広い道路環境を背景とした,他都市にはない(当時の)先進的な取組みが行われる傾向にあります.
これまでに実用化された,全国初となる取組みは次の通りです.
名古屋市の特長である豊かな交通インフラを有効活用することに加え,人口構造の変化,自動運転など革新的な先進技術の登場,パーソナルモビリティなど移動手段の多様化を踏まえ,名古屋市では次の理念を掲げ,「最先端モビリティ都市」を目指す方針を掲げています. 【基本理念】 持続可能な都市の発展に向けて,まちづくりと連携した誰もが移動しやすい総合交通体系を形成する.
【最先端モビリティ都市とは】 名古屋大都市圏における中枢都市として,既存ストックと先進技術の活用により,リニア中央新幹線とシームレスにつながる持続可能で質の高い公共交通ネットワークが形成されるとともに,更なる技術の活用による快適でスマートな移動環境が実現した都市.
(1)リニア開業に向けた広域交通環境の形成 【考え方】 【重点的な取組み】 (1-2)回遊性を高めるための新たな路面公共交通システム(SRT)の導入.
(2)持続可能な公共交通ネットワークの形成 【考え方】 【重点的な取組み】 (2-2)地域公共交通計画の策定
(3)まちづくりと連携した多様な道路空間の形成 【考え方】 【重点的な取組み】 (3-2)自動運転社会を見据えたインフラ側での対応.
(4)地域のニーズに応じた移動環境の形成 【考え方】 【重点的な取組み】 (4-2)公共交通空白地への移動手段の導入.
当ページの内容は,次の資料をベースに,私見を加えて執筆しています. →「名古屋交通戦略2030」ー最先端モビリティ都市の実現に向けてー
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(C) まるはち交通センター製作委員会 |