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 関連施設・設備


 標準型に当てはまらない「特殊な形」「変わった停留所」などを取り上げます.
 ※廃止となった施設も掲載しています.

目次

 特殊な形をした停留所

 民間施設側が設置した(と思われる)停留所

 ちょっとだけ変わった停留所標識

 ちょっとだけ変わった停留所施設

 

特殊な形をした停留所

 標準形にあてはまらない,特殊な形をしたバス停です.

 ソーラー照明付き標識

 標準型停留所に太陽光発電装置を取り付けたエコなバス停です.

 建柱式小型標識では,「市バス」赤丸のみを光らせていましたが,あまり効果が無いのか普及しませんでした.


▲小型標識 赤丸のみ光る

▲降車所標識
 

 

 ソーラー照明付き角型標識は,複数箇所設置されています.


▲角型標識(珍しい据置型)

▲角型標識

▲角型標識


▲角型標識
   

 

 照明が設置できない据置型小型標識のうち,周辺に街路灯が無く夜間に時刻表が読み取りづらい場所において,名鉄バスにて普及している「ソーラースポットライト」が設置されることがあります.

 令和5年には,照明付き小型標識のソーラー発電版が登場しました.


▲小型標識 スポットライト

▲小型標識 スポットライト

▲同左


▲ソーラー照明付き小型標識
   

 

 

 公営交通事業協会ソーラー照明付き標識

 公営交通事業者から構成される社団法人「公営交通事業協会」では,宝くじ助成事業として平成7年度から「モデル・バス停留所施設設置事業」として「ソーラー照明付き標識」の設置を行なっています.
 名古屋市でも,これまでに7基が設置・寄贈されています(H30現在).全国共通の形状です.

 (設置箇所の例)
 フェリーふ頭,ワイルドフラワーガーデン,梅森荘,戸田荘,みどりが丘公園,ポートメッセなごや(廃止)


▲ソーラー照明付き標識(現デザイン)

▲ソーラー照明付き標識(旧デザイン)

 

 

 オリジナルデザイン(停留所一体型上屋,過去の停留所標識)

 「浄心町」停の9番,10番のりばは停留所一体型上屋が設置されています.
 その形状は独特で,「浄心型シェルター」とも呼ばれます.


▲浄心型シェルター
 

 

 かつて名古屋駅前(路上停時代)には,行先表示を大きく表示した時計一体型の停留所標識が設置されていました.
 晩年は,大治西条停に設置されていました(現在は撤去済み).


▲大治西条停
 

 

 

 シャトルバスのりば

 イベント開催時のみ運行される「競輪場シャトルバス」や「競馬場シャトルバス」では,市バス停留所標識が流用されることがあります.


▲競輪場シャトル停

▲競輪場シャトル停


▲競馬場シャトル停


▲競馬場シャトル停
 

 

 かつて定例的に運行されていた「臨時急行バス」(シャトルバス)では,専用標識も設置されていました.


▲臨時急行バスのりば
   

 

 

民間施設側が設置した(と思われる)停留所・施設

 商業施設や大学,病院等の民間施設内に市バスが乗り入れる場合,一般的な市バス停留所標識とは違う形状の停留所や上家等が設置されることがあります.

seq 停留所名 民間施設
(1) 猪高緑地 愛知淑徳大学長久手キャンパス
(2) 南陽交通広場 イオンモール名古屋茶屋
(3) 旭労災病院 旭労災病院
(4) ノリタケの森西 イオンモール Nagoya Noritake Garden

 

 (1) 猪高緑地(愛知淑徳大学)

 幹本郷1号系統の終点「猪高緑地」停留所兼回転場は,名古屋市外(長久手市)に位置します.
 愛知淑徳大学長久手キャンパスと一体整備されており,非常にきれいなバスのりばです.


▲猪高緑地停
 大学と一体整備されている

▲猪高緑地 乗車停標識


▲猪高緑地停の降車所
 

 

 

 (2) 南陽交通広場(イオンモール名古屋茶屋)

 平成26年(2014年)6月22日に開設された交通広場です.
 大型ショッピングセンター「イオンモール名古屋茶屋」内に併設され,南陽地区を走る市バス各路線(平日1日平均約230本)が乗り入れるほか,三重交通が運行する高速バス(〜栄)も乗り入れるなど,地域の交通結節点として期待されています.

 市バスの停留所名は,施設名そのままの「南陽交通広場(イオンモール名古屋茶屋)」となります.三重交通の停留所名は市バスとは異なり「イオンモール名古屋茶屋」です.

 (1)猪高緑地停留所を参考にしたのか,同一デザインの停留所標識が採用されています.


▲南陽交通広場(イオンモール名古屋茶屋)
 乗降場全景 三重交通停もある

▲南陽交通広場 乗車停


▲南陽交通広場 降車場
 

 

 

 (3) 旭労災病院(旭労災病院)

 令和2年(2020年)10月より乗入れ開始した,名古屋市外(尾張旭市)の病院です.
 病院正面玄関ロータリーにバス停が設置されており,市バスのほか,尾張旭市コミュニティバス,無料送迎バスとの共同使用です.



▲旭労災病院構内のバス停


▲旭労災病院停 R2年より乗入れ


▲旭労災病院 停留所の標識(時刻表等)
 市バス,コミュニティバス,無料バス兼用
 

 

 

 (4) ノリタケの森西(イオンモール Noritake Garden)

 令和3年(2021年)10月に開業した「イオンモール Nagoya Noritake Garden」内に設置された停留所です.
 なごや観光ルートバス「メーグル」の往路便のみが立ち寄ります.


イオンモールナゴヤノリタケガーデン
▲イオンモール内に設置されたバスのりば

イオンモール名古屋ノリタケガーデン
▲「メーグル」のみ乗入れ

イオンモールなごやノリタケガーデン
▲上家は当箇所オリジナルのもの
 バス停標識はメーグル標準タイプ
 

 

 

ちょっとだけ変わった停留所標識

 変わった形状の停留所標識を紹介します.

 停留所標識もどき

 「バス停」のように見えて,実はバス停ではない,ニセモノ標識です.


▲表示なしバス停
 駐停車させないための工夫?

▲紛らわしいのか,正規停を案内
 駐停車させないための工夫?

▲駐車禁止表示
 駐停車させないための工夫?


▲併設された地域巡回停
 停留所表記なし


▲ポールのみ残されたF型標識
 


▲「赤丸」視認性確保のため小型標識を併設
 

 

 

 始発専用停留所標識

 早朝など,車庫から近い途中停留所から運行を開始する始発便が設定されることがあります.
 多くの場合,一般停を使用しますが,バス停位置と回送経路の都合上,始発便専用のバス停が追加されることがあります.


▲「明徳橋」始発停
 

 

 

 降車専用停

 中間停留所に,一般(乗降車)停と降車所の両方が設置されている場合,降車客の利便性向上のため,降車所に停車して降車扱いした後,一般停で乗車扱いすることがあります.
 この場合でも降車所から乗ることは無いので,降車所に停留所名の表記は不要ですが,笠寺駅の降車所だけは,停留所名が記載されています.乗車はできないので,時刻表は併設されていません.


▲一見すると時刻表の無い一般停に見えるが「降車所」
 

 

 かつて中切町の降車所は国道上に設置されていましたが,約100m先の回転場内に降車所が増設されたため,国道上の降車所は乗降可能な一般停へと格上げされました.
 しかしながら,終点まで100m区間を乗る人は居ないと判断したのか,一般停にも関わらず時刻表が掲出されませんでした.
 その後,再度,降車所へと格下げとなっています.


▲左:一般停へ格上げ後(時刻表の掲出なし)
 右:降車所へ格下げ後
 

 

 

 景観に配慮した停留所標識

 停留所広告付上屋「MCDecaux」の塗装は白色が基本です.
 名古屋城正門前の停留所だけは,周辺の景観に合わせて黒灰色に塗装されています.


▲「名古屋城正門前」停留所

▲同左

 

 

 次の停留所は?

 「小幡緑地」停と「みどりが丘公園会館」停は,往路と復路が同一停留所に停車します.このため,停留所の前後停留所名も同じ名前が表示されます.乗り間違いに注意が必要です.

 「有松町口無池」停は,高速1号系統が高速道路を降りて最初に停車する停留所ですが,高速道路出入口ランプの都合上,往路と復路で次(前)に停車する停留所が異なります.


▲「小幡緑地」停

▲「みどりが丘公園会館」停


▲「有松町口無池」停
 

 

 

 イレギュラーな組み合わせ

 標準的な停留所標識と異なるパーツを組み合わせた標識を紹介します.


▲小型標識+照明付き小型標識

▲照明付き小型標識だけど
 時刻表枠のみ小型標識用
 


▲広告付上屋+F型標識(バスロケ用)
 

 

 

 イレギュラーな場所・向き

 イレギュラーな場所や,変わった向きに設置された標識を紹介します.


▲時刻表面のみ垂直方向に向く

▲時刻表は民地側だが,蛍光灯は道路側


▲高架道路上に設置されていた「東築地町」停
 追突の危険があるため廃止

 


▲歩道の真ん中に立つ標識


▲歩道の真ん中に立つ標識

 

 

 その他

 白土回転場内には,停留所標識が2本立っています.
 ○番のりば等の区別はなく,同一停留所扱いのため,分かりやすく区別するためか,後方に設置された標識には「(後)」の文字が追加されています.


▲白土(後)

▲白土(後)

 

 

ちょっとだけ変わった停留所施設

 オモシロ?おかしな?上屋等の停留所施設を集めてみました.

 上屋等の付属施設

 上屋を整備したくても道路上に空間が確保できない場合,かつては隣接する民地内に上屋を立ててしまう事例がありました.


▲「向野田」停(南行)

▲かつての「篠原橋」停(北行)
 現在は民地側がセットバックしている

 

 地下鉄上屋とバス停上屋の間は,どんなに短い距離でも連絡上屋は設置されず,雨に濡れてしまう不親切さが名古屋市の基本姿勢ですが,「金山」停(降車所)と,「地下鉄堀田」停(南行)は連絡上屋が設置されています.


▲「金山」停(降車所)

▲「地下鉄堀田」停(南行)の連絡上屋

 

 風の強い場所では,上屋に風防が増設されることがあります.


▲テント上屋に風防を追加

▲ポリカ上屋に風防を追加

 

 

 景観に配慮した塗装の上家等

 旧型のテント上屋のポールは「白色」が基本ですが,周囲の景観に合わせて別塗装されることがあります.


▲市立大学病院 白色ではなくグレー

▲名古屋城正門前(再掲)

 

 栄16番のりばは,噴水南側の路上停で,西へ向かう路線が停車するバス停です.
 平成29年度に広告付きシェルター型バス停に更新されました.
 ちょうど,同型バス停設置200基目となったことから,これを記念して平成30年3月に屋根に金鯱が載せられました.
 背景にテレビ塔と噴水を望む,フォトスポットとなっています.


▲テレビ塔と噴水を背景に

▲屋根上の金鯱

 

 

 ポケットパーク

 バス停留所を単なるバス待ち施設とするのではなく,魅力的な施設(市民に開かれた休憩空間,交流空間)にすることを目的に,『ポケットパーク』が整備された事例があります.

 平成5年設計,翌年竣工した「国立東名古屋病院」(現在の東名古屋病院)バス停留所は,病院敷地を借地し,交通局が整備した空間で,パーゴラやベンチ・水飲み場・街灯などからなります.
 平成6年の名古屋市都市景観賞を受賞しました.

 権野バス停留所(東行)も,バス回転場敷地を利用した『ポケットパーク』のような施設が設置されています.


▲ポケットパーク「東名古屋病院」停

▲「権野」停(東行)

 

 

 バス停以外の照明設備

 バス停留所に照明を設置する場合,基本的にはバス停標識そのものに照明器具を取り付けますが,何らかの事情でバス停標識以外に(周辺に)単独の照明器具を設置することがあります.
 (基本的に道路照明は道路管理者が設置するので,交通局が設置するのは稀なケースです.)

 【両茶橋北】(港区)
 「両茶橋北」バス停留所(北行・南行)は,国道302号に立っています.
 周辺に道路照明はなく,高速道路出入口斜路や防音壁で周囲から隔離されていること,周辺民家も少ないことから,交通局が通路照明を設置しています(R5年設置).
 ソーラー式です.


▲「両茶橋北」停(北行)の様子

▲同左 照明器具
 バス停と同素材を使用?

 

 【楠元町】(千種区)
 かつて「楠元町」バス停留所(南行)の横に交通局所有の木製の柱が立っていました.
 銘板には「自動車専用柱」とあり,防犯灯が取り付けられていました.


▲「楠元町」停

▲「楠元町」停にあった自動車専用柱

 

 

 点字時刻表

 「北千種町」停には,「点字時刻表」が備え付けられています.
 停留所標識横の専用ボックスに収納されています.


▲「北千種町」停

▲点字時刻表

 

 

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