まるはち交通センター
 トップページ市バス車両一般系統大型車両(現役車種)[NS]いすゞノンステ(平成27年度式)
市バス車両
 
コンテンツTOP
車両概要・リスト
 概要・解説
 車両配置・移動
車両詳細(現役車種)
 基幹大型車
 一般大型車
  ▼いすゞ自動車製
  NS(H19年度式)
  NS(H20年度式)
  NS(H22年度式)
  NS(H23年度式)
  NS(H24年度式)
  NS(H25年度式)
  NS(H26年度式)
  NS(H27年度式)
  NS(H28年度式)
  NS(H29年度式)
  NS(H30年度式)
  NS(R3年度式)
  ▼日野自動車製
  NH(H19年度式)
  NH(H21年度式)
  NH(H22年度式)
  ▼三菱ふそう製
  NF(H20年度式)
  NF(R4年度式)
  NF(R5年度式)
  NF(R6年度式)
 
 一般中小型車
 特定路線専用車
車両詳細(引退車種)
 基幹大型車
 一般大型車
 一般中小型車
 特定路線専用車
その他
 トピックス
 貸切・事業用車
 過去の車両
 中古バス情報局


 いすゞ自動車製/ノンステップバス

いすゞ自動車製ノンステップ車両 ラインアップ

 【引退車種ページに掲載】
 平成10年度式から平成17年度式の車両は,引退車種ページに掲載しています.

 【現役車種ページに掲載】
 平成19年度式以降の車両は,次表の通り,現役車種ページに掲載しています.
 平成17年度式から平成26年度式までは「LV234」です.平成27年度式以降は「
LV290」です.

 当ページでは,平成27年度式の車両を紹介します.

年度 年式 型式 導入 現存 特記事項
平成19年度 平成20年2-3月 PDG-LV234N2 67両 43両 AT
平成20年度 平成21年12-2月 PKG-LV234N2 66両 64両  
平成22年度 平成22年10-11月 LKG-LV234N3 10両 10両  
平成23年度 平成24年12-2月 LKG-LV234N3 73両 73両  
平成24年度 平成25年3月 QPG-LV234N3 2両 2両  
平成25年度 平成25年12月 QPG-LV234N3 2両 2両  
平成26年度 平成26年12月 QPG-LV234N3 2両 2両  
平成27年度 平成28年3月 QKG-LV290N1 2両 2両  
平成28年度 平成28年7-8月 QKG-LV290N1 20両 20両  
平成29年3月 QKG-LV290N1 1両 1両  
平成29年度 平成29年11-12月 2KG-LV290N2 32両 32両  
平成30年2-3月 2KG-LV290N2 9両 9両  
平成30年度 平成31年1-3月 2PG-LV290N2 43両 43両 AT
令和3年度 令和3年7月 2RG-LV290N3 3両 3両 AT
令和4年2-3月式 2RG-LV290N3 22両 22両 AT
令和7年度     105両 予定 AT

 

 

平成27年度  QKG-LV290N1  2両

 平成27年度の基幹1号系統専用車10両の更新において,車両運用効率を上げるため,基幹専用車は8両のみとし,基幹バス変身サボ付一般車2両も同時購入することになりました.

 平成28年3月下旬に2両が導入されています.局番はNS303・NS304です.

車台 いすゞ自動車 車体 ジェイバス架装「エルガ」ノンステップバス
機関 4HK1-TCS 総排気量 5,193cc 燃料 軽油
定員 78人(座席27席) 車体重量 9.47t(総重量13.705t)
軸距 5.3m 車体寸法 全長10.43m×幅2.48m×高さ3.04m
変速機 AMT ISS ABS

 

 

 外観・車体

 平成27年に行われたいすゞ「エルガ」フルモデルチェンジ後に初めて導入された車両で,車体外観・車内内装ともに大きく変化しています.
 車体外観は,丸みを帯びた車体が特徴の初代エルガモデルのイメージを残しつつ,より直線的なデザインになりました.
 軸距は5.3m(標準尺)と従来通りですが,車体長が10.925mから10.43mと従来の短尺車並みの長さに短縮されており,オーバーハングの短縮とアプローチ角度等の拡大により,ワンステップ車並みの走破性となっています.
 室内高拡大のため,全高も従来車2.49mから3.04mへ高くなっています.

 車体前面は,行先表示器周辺部の丸みが少なくなるとともに,行先表示器横に「車いすマーク」に加え「ベビーカーマーク」が追加されました.行先表示器は単色LEDです.
 ヘッドライトは4灯式ハロゲンランプから,2灯式ディスチャージランプとなり,光色もより白く,大きく印象が変わっています.
 「標準ノンステップバス適合ステッカー」は,2015年基準対応のためマゼンダ(ピンク色)です.

 前扉はグライドスライドドアから折戸になりました.これに伴い安全装置が床マット検知式から光電管式に変更されました.
 従来は前輪付近にあった車外メインスイッチは,フロントバンバー内に移設され,左前輪上部に給油口が設置されました.
 側面行先表示器は,運転席からの視認性向上のため,前扉直後から前扉〜中扉の中間位置に移設されています.
 中扉は引戸で,反転式スロープ板を備えています.中扉横には「車いすマーク」と「ベビーカーマーク」が掲出されました.
 中扉上の車外照射灯と路肩灯はLED式です.

 車体後部も,丸みを帯びたデザインからより直線的なデザインと大きく変更されています.
 屋根上には,角形ベンチレータとデンソー製冷房装置を搭載しています.

 エンジンは,250馬力の4HK1-TCSディーゼルエンジンを搭載しており,大型車らしからぬ軽い走行音です.
 排出ガス後処理装置はDPDと尿素SCRの併用です.

 登場時は,2両とも基幹1号系統予備車として,「基幹バス変身サボ」を装備していました.
 シートベルト等は装備しておらず,高速系統には対応していません.

 登場後の変化として,平成29年1-2月頃に,車両後部の「標準ノンステップバス適合ステッカー」の掲出位置が,後部車体から後部ガラス面に位置変更されました.
 令和2年2月には基幹1号系統予備車の任を解かれ,「基幹バス変身サボ」が取り外されました.


▲NS-303(H28年3月式)
 横サボが車体色ではなく白色
 ※基幹1号系統予備車時代

▲左:一般車/右:基幹専用車(同年式)
 一般車2両と基幹専用車8両を同時購入
 ※基幹1号系統予備車時代


▲NS-303 後部より(ステッカ張替前)


▲NS-303 屋根上の様子


▲NS-303 正面より
 ※基幹1号系統予備車時代


▲NS-304 基幹バス運用中
 ※基幹1号系統予備車時代

 

 

 車内内装・運転席

 車内・内装も標準ノンステップバス仕様の変更と,モデルチェンジに伴い大きく変化しています.

 通路幅と室内高,側窓エリア拡大によって,従来車より広々とした室内空間を確保しました.
 左列の優先席は4人掛け横向き座席から前向き座席×3列にし(座席-1),伝い歩き棒を新設するなど優先席まわりの安全性が図られました.優先席の前向き化に伴い,通路幅が確保され,立席定員も増加しました.
 一方で,これまで優先席下にあった燃料タンクが左前タイヤハウス上部移設されたことに伴い,バスファンに一番人気の座席である左前タイヤハウス上部席が撤去され荷物置き場になりました(座席-1)(運転席直後の席は有り).

 ノンステエリア右側は,折りたたみ式前向き座席×4列配置で,車いす2名分のスペースがあります.車いす乗降の簡易化と時間短縮のため,中扉部の反転式スロープ板のほか,車いす固定装置用巻き取り式ベルトが設置されています.
 中扉以後は,右側2人掛座席×5列に対し,左側2人掛座席×4列と1列減少しています(座席-2).
 車内縦ポールは従来通り朱色で,新たに天井横棒も朱色に着色されています.
 座席は新デザインの樹脂製シートバックとなり,軽量化に寄与しています.
 室内灯はLED式で,千鳥配置から2列ラインライトになりました.その他,従来は電球が使用されていた入口灯,出口灯もLED化されました.

 運転席周りでは,インパネのデザインが変更されました.
 トランスミッションは6速AMTを採用し,MTベースながら2ペダルでの運転操作が可能となっています.


▲NS-303 車内の様子
 詳しい車内写真は,基幹専用車
  をご覧ください.ほぼ同一仕様です.

 

 

車両配置表・全車両画像

 平成18年式以降のいすゞノンステ車の詳細リストは車両配置一覧表をご覧下さい.

局番 登録番号 配置
営業所
備考
▼平成28年3月式 QKG-LV290N1 2両
NS-303 名古屋200か3620 鳴尾 基幹1予備(〜R2.2)
NS-304 名古屋200か3621 鳴尾 基幹1予備(〜R2.2)

  局番が青文字の車両は別画像あり(別ウィンドで開きます)

 

 

画像ファイル

 その他の写真を紹介します.


▲熱田の森を背景に走るNS303(H28年3月式)

▲平成29年1-2月に後部ステッカ位置を変更
 (左:現在/右:登場時のステッカ位置)

 

 

▼もどる 

 (C) まるはち交通センター製作委員会