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名古屋市科学館は,名古屋市(所管は教育委員会事務局)が運営する国内屈指の総合科学博物館です.
展示室14フロアに実際に触れて体験出来る展示物があり,鉄道模型や鉄道の仕組みを紹介するコーナーも設けられています. 屋外には鉄道車両が保存・展示されています.
実物や模型,パネル展示を通して,鉄道を構成する自然科学の要素・基礎を一通り学ぶことができます.
名古屋市科学館 屋内展示(鉄道関係) |
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名古屋市科学館は生命館,理工館,天文館から成り,このうち理工館の3階は「技術のひろがり」をテーマに,身のまわりにある機械の仕組みや,ものづくりの知恵を科学の視点で紹介しています.
同フロアに機械の素(ねじ等),身近な機械,部品製品をつくる,街ではたらく機械,竜巻ラボの展示コーナーがあり,このうち「街ではたらく機械」コーナーの展示品として,「モノづくり都市パノラマ」と「電車」が取り上げられています.
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理工館3階「街ではたらく機械」 モノづくり都市パノラマ |
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名古屋を参考にした,モノづくりが盛んな架空都市のジオラマが展示されています.
ジオラマには工場群,駅,中部国際空港,名古屋港と,これらをつなぐ交通網が再現されており,その都市における人,モノ,エネルギーなどの流れを示しています.

▲理工館3階の様子 |

▲モノづくり都市パノラマ全景 |

▲名古屋の街並みが再現されている |

▲空港と工場群と鉄道 パノラマカーと5000形が並んで停車中 |

▲一日数回デモンストレーションを開催 車載カメラの映像も流れる |

▲解説員の操作卓 |

▲ジオラマ下部はトンネル工法の説明も |

▲開削工法トンネルには3000形 |

▲地下鉄も再現されている 駅停車中の5000形と6000形 |

▲ボタンで列車を動かすこともできる |
「電車」展示は,交通局や名鉄,日本車輛が協力しており,日車製で科学館リニューアル当時の最新車両であった桜通線6050形車両のパネルが目立ちます.

▲壁面に展示されている鉄道模型 |

▲電車代表6050形 |

▲日車工場での車両製造過程を映像で紹介 |

▲電車運転ゲームもあります |
生命館3階は「生活のわざ」をテーマに,わたしたちが生きていくために必要な衣・食・住について解説し,体験しながら理解できるようにしたフロアです.
同フロアにくらしと地球,家と都市,食のめぐみコーナーがあり,このうち「家と都市」コーナーの展示として,「都市の地下」が取り上げられています.
この展示では,目につきにくい共同溝などの地下施設について,写真や実物を利用して紹介・解説しており,地下施設の一つとして地下鉄のパネルが展示してあります.

▲都市の地下コーナー 道路地下の共同溝の実物大モデル |

▲都市の地下施設の代表格,地下鉄の紹介パネル 車両は引退済みの東山線5000形 |
名古屋市科学館 屋外展示(鉄道関係) |
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名古屋市科学館の南側は屋外展示広場があり,名古屋にゆかりの深い鉄道車両やロケット等が展示してあります.
こちらは無料エリアです.
令和8年3月28日,B6形蒸気機関車の動態展示を中心とした展示施設「鉄道ひろば」が開設されました.
【屋外展示物の例】
「鉄道ひろば」…B6型蒸気機関車,オハ35・供奉車
市電1400型ボギー車,H-IIBロケット,
フランシス水車,日本実験棟「きぼう」,無人探査機 ドルフィン3K,風力発電装置
屋外展示場の南東側に新設された施設です. 令和8年度よりネーミングライツにより「FUJI鉄道ひろば」と名乗っています.
大きな屋根の下に,鉄道車両が3両展示されています.
中央に位置するのは蒸気機関車で,B6形蒸気機関車2412号車です.
この車両は明治37年(1904年)ドイツのハノーファー社で製造され輸入された機関車で,中央線や武豊線,高山線を走りました. その後石原産業四日市工場に払い下げられ,昭和43年まで工場内の専用線で活躍しました.
長らく屋外展示場で静態展示されてきましたが,河村元市長が同車の動態保存を強く主張したため,現地から一時撤去され,分解調査が行われました. その結果,圧縮空気を動力として車輪を動かす動態展示が行われることになりました.
車体の横には大型の透過型LEDモニターが併設され,SLの車輪が実際に動きながら,LEDモニターの映像と重ねて見ることで,蒸気機関の仕組みを立体的に学ぶことができます.
SLのほか,新たに旧型客車2両が展示されました. (令和6年1月にJR東日本より購入)
昭和初期に名古屋で製造されたオハ35 2001号と,皇族の随伴者が乗車していた供奉車344号です. オハ35の車内は常時開放されており,休憩スペースとして利用することができます. 供奉車344号も時間により車内見学することができます.

▲鉄道ひろば看板 |
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▲鉄道ひろば全景 |

▲鉄道ひろば(屋根下)の様子 鉄道車両を3両展示 |

▲B6形蒸気機関車2412号車(動態展示) |

▲透過型LEDモニターを併設し実演で活用 |

▲鉄道ひろば北側はプラットホーム風 |

▲オハ35 2001号 |

▲オハ35は内部を常時開放 |

▲供奉車344号 |

▲SL主要パーツや産業革命期前後の技術革新と生活の変容に関するパネル展示 |
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大屋根付き「鉄道ひろば」の奥,博物館建屋の東側に,路面電車が1両展示されています. B6形SLとともに以前より展示されている名古屋市電1400形車両です.
名古屋市電1400形車両は,昭和12年に開催された汎太平洋平和博覧会にあわせて「博覧会にふさわしい世界一の電車」「将来の名古屋市電のスタンダードモデル」を合い言葉に,昭和11年(1936年)に製造されました.
軽量化を目指すとともに流線型のデザインを取り入れた画期的な車両で,昭和戦前期の日本の路面電車を代表する形式のひとつとなりました.
科学館に静態保存されている車両は,第1号車である1401号車です.

▲建物の影,東端に静態展示される名古屋市電 |

▲広小路本町電停も再現 |

▲市電1400形車両 |

▲解説看板 |
過去の展示の様子 |
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令和8年3月に「鉄道ひろば」が開設される以前の屋外展示広場の様子を紹介します. 以前は,科学館の屋外に鉄道車両2両が静態保存されていました.

▲巨大な球体が目立つ科学館 エントランス近傍の保存車両×2 |

▲以前の様子 市電1400型とB6型SLが並んで展示 |
B6形蒸気機関車2412号車

▲B6型蒸気機関車2412号車 |

▲イベント時以外は入れません |

▲後部より |

▲科学館リニューアル以前の様子 |
名古屋市電1400形車両

▲名古屋市電1400形1401号車 |

▲広小路本町電停も再現 |

▲1401号車正面より |

▲科学館リニューアル以前の様子 |
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