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交通局の直営広報施設「レトロでんしゃ館」を紹介します.
施設概要は別ページをご覧ください.
レトロでんしゃ館 館内の様子 |
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「レトロでんしゃ館」内部の様子や,展示物を紹介します.
当ページで紹介する写真は撮影当時の様子です.現在の展示物と異なる場合があります.
館内中央には,本物の市電車両と地下鉄車両が静態保存・展示されています.
展示車両の間や壁面沿いには,部品展示や資料展示,パネル展示があります.
館内は天窓から太陽の光が入り,自然に近い明るさです.
冷房はありますが夏場は日差しが強く,館内はとても暑いです.
そのため,出入口付近に休憩室が増設されています.

▲館内の様子 |
展示車両(静態保存車両) |
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館内は,名古屋市を走っていた市電の代表的な車両3両と,昭和32年の地下鉄開業当時に名古屋・栄町間を走った100形車両の2両とその台車が展示されており展示,車両は車内に入って見学することができます.
昭和32年の地下鉄開業時に登場した東山線100形車両2両(107号車と108号車)が展示されています.
ウィンザーイエローの車体色が特徴的で,”黄電”と呼ばれていた車両です.
地下鉄ホームが再現されており,昔,東山線で使用されていた色灯式信号機も設置されています.
車内も見学できます.
網棚がなく,すっきりとした印象の車内です.車体角の室内灯の取り付け位置も特徴的です.
より詳細な車両紹介は 保存車両>地下鉄>レトロでんしゃ館

▲元東山線107号車+108号車 |

▲プラットホームが再現されている |

▲打子式ATSや第三軌条も展示 |

▲100形車内の様子 |
市電1400型は,昭和12年に開催された汎太平洋平和博覧会の乗客輸送のため「博覧会にふさわしい世界一の電車」との意気込みで製造された名古屋市電の標準的な車両です.
昭和11年から昭和17年までに75両が製造されました.
展示されている1421号車は,昭和13年に製造された車両です.
地下鉄車両と同様に,市電も車内に立ち入ることができます.
より詳細な車両紹介は 保存車両>市電>レトロでんしゃ館

▲1400型1421号車 |

▲木造の車内 |
市電2000型は,昭和31年から33年にかけて29両が製造された車両です.
1800型や1900型とともに,車輪にゴムを挿入した弾性車輪を用いたり,床下を覆うなど防音対策を行った車両で「無音電車」と呼ばれました.『忍び足の電車で危ないので,警笛を大きくせよ.』という市民の批判もあるほど静かでした.
これら技術は地下鉄100形車両にも生かされています.
展示されている2017号車は,昭和31年に製造されました.
栄町電停に停車中の風景が再現されています.
より詳細な車両紹介は 保存車両>市電>レトロでんしゃ館

▲2000型2017号車と栄町電停 |

▲車内の様子 |
市電3000型は,戦時下の資材不足の中で,名古屋市が軍需生産の重要な地域であったことから,工場通勤者を短時間に大量に輸送するため,特に資材割り当てを受けて昭和19年に10両が製造された連接車両です.
連接車両は,他に2600型,2700型がありましたが,3000型は市電連接車の代表的な車両です.
展示車両は3003号車です.
より詳細な車両紹介は 保存車両>市電>レトロでんしゃ館

▲3000型3003号車 |

▲木造の車内 |
展示コーナー等 |
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案内カウンター,休憩コーナー,展示コーナー等.
館内の保存車両の中間や壁面沿いに多数の部品展示や資料展示,パネル展示があります.
館内の入り口すぐの正面に,事務室兼案内カウンターがあり,職員が常駐しています.
・各種案内
・交通局オリジナルグッズ販売
・ハッチーキッズクラブ会員向けスタンプ帳押印
・日進工場見学受付
など
事務室の手前,館内の入り口すぐ左手に,個別空調付きの休憩室があります.

▲出入口より館内を望む |
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出入口の右手に,カプセルトイ(ガチャ)があります. 交通局オリジナル商品のガチャです.

▲カプセルトイ(ガチャポン) |

▲同左 |
館内中央や壁面沿いに,市電・地下鉄の部品や資料が多数展示されています.
展示品の詳細は 主な展示品ページに掲載します

▲天井からぶら下がる布製方向幕 |

▲壁面に掲出された市電関係の年表 |

▲停留所名板 |

▲黄電100形135号車の台車 |
体験コーナー |
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体験型施設として,次の施設が設けられています.
Nゲージの鉄道模型ジオラマが2か所設置されています.
大ジオラマはコントローラーで運転操作ができます.
地上線路や高架線路,地下線路やトンネルなどの周りに,名古屋の特徴ある建物群が再現されています.
道路中央の基幹バスレーンや高架橋のゆとりーとラインもあります.

▲Nゲージ大ジオラマ |

▲運転操作が可能 |

▲名古屋市役所や名古屋城 |

▲道路中央の基幹バスレーンも再現 |

▲新幹線駅と名駅高層ビル群 |

▲色とりどりの車両が走る |

▲リニモとゆとりーとラインとポートビル |

▲模型の世界ならではの組み合わせ |
ミニジオラマもあります.時間で自動走行します.

▲ミニジオラマ |
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プレーコーナーでは,パソコンが複数台設置されています.
市営交通資料センター設置のものと同じ「わくわく!バスちかワールド」という名前のソフトが入っており,地下鉄各路線を運転できる簡易な運転ゲーム,自分でデザイン色付けした車両紙模型のできるデザインゲーム,資料検索の3機能があります.
デザインゲームで作成したデザインは,ペーパークラフト等として印刷できます.

▲プレーコーナー |

▲運転ゲームではコントローラーを用いて運転する |

▲車両デザインゲーム |
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