名古屋市内の乗り物展示施設のうち,JR東海が管理運営する施設を紹介します.
※市営交通とは無関係の施設ですが,名古屋所在ということで紹介します
リニア・鉄道館(JR東海) |
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リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム〜は,名古屋市港区金城ふ頭に位置する鉄道保存展示施設です. 平成23年(2011年)3月14日に開館しました.
JR東海が運営する施設ですが,所在地はJR線沿線ではありません.
最寄駅はあおなみ線の終点,金城ふ頭駅です.名古屋駅から片道24分です.
市営交通の最寄は市バスフェリーふ頭停です(徒歩20〜30分).

▲名古屋市の南西端に位置する |

▲金城ふ頭 拡大地図 |

▲あおなみ線金城ふ頭駅下車すぐ |

▲リニア・鉄道館 外観 |
JRが運営する鉄道保存展示施設といえば「鉄道博物館」(さいたま市)や「京都鉄道博物館」(京都市)がありますが,鉄道について幅広く全般的に紹介する両館とは異なり,「リニア・鉄道館」は,高速鉄道技術の進歩を紹介することをコンセプトとした施設です.
(このため,当ウェブサイトにて取り扱っている低速鉄道である地下鉄に関する展示等はありません.)
エントランスすぐのシンボル展示コーナーでは,高速鉄道技術のシンボルともいえる3つの車両が展示されています.
C62形17号機:昭和29年に129km/hという狭軌の蒸気機関車による世界最高速度を記録
955形新幹線試験電車(300X):平成8年に443km/hという電車方式による当時の世界最高速度を記録
MLX01-1(リニア):平成15年に581km/hという当時の鉄道の世界最高記録を樹立

▲シンボル展示コーナー |

▲世界最高速度を記録した3車両を展示 |

▲C62形17号機 以前は東山動植物園にて展示 |

▲MLX01-1(リニア)車両にも乗れます |
メインの車両展示コーナーでは,吹抜け空間に32両の車両が並びます.
東海道新幹線で活躍した歴代車両や,佐久間レールパークから引っ越してきた往年の名車などです.

▲巨大な吹抜け空間に32両が並ぶ車両展示コーナー |

▲700系,300系,100系,0系 |

▲往年の車両が並ぶ |

▲旧型機関車,国電も |

▲車両展示の奥には収蔵車両庫も |
鉄道のしくみコーナーでは,高速鉄道の進化の歴史や,安全・高速・快適を支えるしくみを実物や模型で解説しています. 実際に操作しながら体感できる展示も多数あります.

▲鉄道のしくみコーナー 操作体験も多数あり |

▲実物を使って解説 |
鉄道ジオラマは,東海道新幹線沿線(東京・横浜・名古屋・京都・大阪)などの情景が再現されています.

▲鉄道ジオラマ ガイドマップ |

▲ジオラマ中央付近(名古屋〜静岡あたり) |

▲昼間風景 |

▲夕方風景 |

▲夜間風景 |

▲一足先にリニア駅開業済み |
新幹線運転シミュレータや在来線シミュレーター(運転・車掌)もあります.
その他,展示室(超電導リニア,体験学習,歴史,収蔵),映像シアターもあります.
食堂はありませんが,デリカステーションでは駅弁や軽食を販売しています.

▲館内マップ |

▲展示歴史室 |

▲超電導リニア展示室 |

▲国鉄バス第一号車 |

▲デリカステーション |

▲屋外車両展示 車内で休憩可能 |
期間限定イベントも多数行われています. (車内公開・運転台公開・コンサート・現役乗務員による解説など)

▲新幹線0系 前頭オオイ特別開放 |

▲新幹線700系 運転台公開 |

▲新幹線100系 運転台公開 |
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鉄道車両は次々に世代交代していきますが,リニア鉄道館は拡張余地はないため,展示車両が稀に入れ替わります.

▲以前の屋外展示車両は117系 |
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佐久間レールパーク(JR東海) 閉館済み |
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リニア・鉄道館の開館以前のJR東海の車両保存展示施設といえば,佐久間レールパークでした. (JR飯田線中部天竜駅構内)
中部天竜機関区の跡地を利用して開設された施設で,平成3年(1991年)4月から平成21年(2009年)11月まで開館していました.

▲JR飯田線中部天竜駅 |

▲佐久間レールパーク |

▲佐久間レールパーク |

▲佐久間レールパーク |
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