名古屋のまちづくりに関する研究企画展示を行う「名古屋都市センター」や,歴史に関する研究企画展示を行う「名古屋市博物館」,市政の歴史を紹介する「名古屋市市政資料館」を紹介します.
名古屋都市センター(最寄駅/金山) |
 |
名古屋都市センターは,名古屋市(所管は住宅都市局)の外郭団体「公益財団法人名古屋まちづくり公社」が運営する,まちづくりのシンクタンクです.
金山総合駅の南口すぐ,金山南ビルの11〜14階にあります.
11階まちづくり広場,12階ライブラリー,13階事務室,14階会議室です. 11階と12階は無料で利用できます.

▲金山総合駅の南口すぐ「金山南ビル」 都市センターは11F〜14F |

▲「金山南ビル」1Fエントランス |

▲11Fまちづくり広場エントランス 両側に映像ウォールを配置 |

▲11F喫茶コーナー併設 安価で比較的空いている穴場スポットです |
11階は「まちづくり広場」です. 北側の常設展示エリアと,南側の企画展示エリアがあり,中央にはホールもあります.
常設展示では,パネル展示(名古屋のまちづくりの歴史紹介,鉄道と金山の成り立ち紹介),巨大な航空写真(1/3800),都心部の精巧な模型(1/1000)が設置されています.

▲開放的な展示エリア(常設展示) |

▲床面の名古屋市周辺の航空写真 |

▲名古屋都心部の精巧な模型 |

▲パネル展示の一部 鉄道の紹介もあり |

▲企画展示エリア 南側は低層建物が多く見晴らしが良い |

▲北側の景色 金山総合駅が一望できる |

▲北東側の景色 JR,名鉄が発着する |

▲北側(金山駅)を見下ろす |
12階は「まちづくりライブラリー」です.
都市計画・開発・建築・交通などの図書をはじめ,戦災復興資料,行政資料などを閲覧することができます.

▲12Fライブラリー入口 |
|
 |
企画展 平成23年3〜5月「名古屋の交通ネットワーク」 |
 |
 |
11Fまちづくり広場では,年数回,企画展が行われています. 企画パネル展示や,ホールでは講演会等も行われます.
平成23年(2011年),地下鉄桜通線延伸に合わせ,3月8日〜5月8日に企画展「のびる・つながる 名古屋の交通ネットワーク」が開催されました.
同展では,都市施設である名古屋の地下鉄や自動車専用道(高速道路)の歴史を振り返ると共に,それらがまちにどのような変化をもたらしてきたかを,模型やパネル,映像等で紹介していました.

▲エントランスに設置された黄電(ダンボール製) |

▲資料センターより持ってきた黄電100形運転台 |

▲企画展入口 |

▲企画展会場の様子 紹介パネルや模型の他,記念乗車券など資料も展示 |
 |
企画展 令和4年度「名古屋市営交通100周年」関連 |
 |
 |
令和4年度(2022年度)の「名古屋市営交通100周年」を記念し,まちづくり広場において2つの企画展が開催されました.
【企画展その1】
日程/令和4年7月20日〜8月7日
名称/名古屋市営交通の100年―市電から市バス,そして地下鉄へ―
主催/NPO法人名古屋レール・アーカイブス
NPO法人による企画です. 交通局のあゆみを,写真120点や市営化当時の路線図など,貴重な資料で紹介すると共に,市電が活躍していたころの中づり広告や業務告知などの実物が展示されました.

▲企画展示コーナー 「名古屋市営交通の100年」 |

▲企画展会場の様子 紹介パネルや当時の資料,ポスター等の資料を展示 |
【企画展その2】
日程/令和5年1月24日〜2月5日
名称/市営交通100年祭 写真パネル展
主催/名古屋市交通局
交通局が主催する,巡回写真パネル展示企画です.
市電等の写真パネルや記念乗車券,行先方向幕等が展示されました.
また100周年記念動画の上映や交通局事業紹介もありました.

▲企画展示コーナー 「市営交通100年祭 写真パネル展」 |

▲吹抜空間を生かした方向幕展示 |

▲市電幕,バス幕,地下鉄幕あり |

▲パネル展示が中心で,ショーケース展示はわずか 名城線関連の記念乗車券など |
名古屋市博物館(最寄駅/桜山) |
 |
名古屋市博物館は,名古屋市(所管は教育委員会)が運営する歴史博物館です.
桜山駅下車,4番出入口から南に徒歩5分です.
常設展は大人300円で,当日使用の「一日乗車券」「ドニチエコきっぷ」提示による観覧料割引あります.
令和5年度(2023年度)度から休館し全面的なリニューアルを行う計画となっています.

▲重厚な建物の名古屋市博物館 昭和52年開館 本館は4階建て 1〜2Fは展示スペース,3Fは市民ギャラリー |

▲博物館2階 常設展入口 |
2階フロアは常設展示室です.
「尾張の歴史」をテーマに,旧石器時代から現在までの人々のくらし・営みをテーマに,土器や仏像,武具等各種資料が展示がされています.
13番「近代のくらしと文化」コーナーでは,明治中頃の鉄道・道路・電気の整備によって,人々の生活の様子が変わっていく様を,生活用品などを通して紹介しています.
交通関係では,明治19年開設の(現JR)名古屋駅や明治31年開通の市電,海運等の紹介が少しだけあります.
(令和3年時点)

▲常設展13番「近代のくらしと文化」の一部 |

▲近代のくらしを変えた交通 |
1階フロアは特別展・企画展用の展示スペースです.
国内外の歴史を取り上げた特別展以外にも,アンパンマンやムーミン等のキャラクター作品の特別展,ゲーセンなど身近な物を取り上げた多種多様な特別展が開催されています.
名古屋市博物館や後述の名古屋市市政資料館では,名古屋市立小学校3年生の学習内容に合わせた企画展「名古屋市のうつりかわり」を定期的に開催しています.
当ページでは,特別展ではなく「企画展」として,市博物館において令和3年(2021年)1月9日〜3月7日に開催された「なごやのうつりかわり−うみ・やま・まちのくらし−」の模様を紹介します.
小3の学習内容に合わせ,新旧の名古屋駅,テレビ塔建設,市電と地下鉄,家電の登場などのテーマから,名古屋市と人々の生活がうつりかわる様子をたどることができる企画内容でした.

▲企画展「なごやのうつりかわり」 小3学習内容に合わせた展示 |

▲テーマ展示「交通のうつりかわり」 |

▲初期の市電に関する展示 |

▲初期の地下鉄に関する展示 |
名古屋市市政資料館(最寄駅/市役所) |
 |
名古屋市市政資料館は,名古屋市(所管は総務局)が運営する公文書館です.
市役所駅下車,2番出入口から東に徒歩8分です. 入館料は無料です.
建物は大正11年(1922年)に建設された旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎です.
重要文化財に指定されています.
主な役割は,公文書館として公文書等を収集保存することで,閲覧室で貴重な一次資料を見ることもできます.
また現存する最古の控訴院庁舎として,建物自体の保存展示が行われています.
ドラマや映画の撮影にも多数使用されています.

▲大正11年建設の市政資料館 正面 現存する最古の旧控訴院庁舎 |

▲荘厳な中央階段 |

▲中央階段(3階より) |

▲復原会議室 |

▲2F〜3Fフロアマップ 1Fは留置場(中に入れます) |
 |
市政関連の常設展示「市政施行から現在までの主な歴史」 |
 |
 |
建物内部は,公文書閉架以外は公開されており,自由に見学できます.
市政関連の常設展示として,名古屋市の誕生から現代までの政治・経済・産業・文化などの出来事について,写真パネル等の展示があります.
司法関連の常設展示として,明治憲法下や現代の法廷・陪審法廷,留置場が再現されている他,司法制度に関する資料展示もあります.

▲市政関連の常設展示室 第4,第5 |

▲第4展示室「市政施行から現在までの主な歴史」 |

▲主な歴史として交通に関する言及・展示もある |

▲同左 |
 |
企画展 令和4年4月「市営交通100年祭写真パネル展」 |
 |
 |
常設展示のほか,建物内部は集会室や展示室として一般に貸出しており,各種企画展が開催されることもあります.
当ページでは,市営交通100周年企画に合わせ,令和4年(2022年)4月6日〜27日に開催された企画展「市営交通100年祭写真パネル展〜市営交通と変わりゆく名古屋の風景〜」の模様を紹介します.

▲写真パネル展 駅等掲出ポスター |

▲第4一般展示室にて開催 |

▲会場内の様子 |

▲会場内の様子 |
▼もどる
|