高速度鉄道上飯田線(上飯田〜平安通間) 駅数:全2駅 営業キロ0.8km
所要時間1.5分 ATCワンマン手動運転 20m車×4両組成 ラインカラー:桃色
上飯田線建設史(路線の成り立ち) |
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上飯田線の計画から建設・開業までの経緯. (解説図表は追って作成します.)
地下鉄上飯田線は,名鉄小牧線と地下鉄名城線を接続し,犬山市や小牧市などの尾張北部地域から名古屋市北部を通り名古屋都心への直結を図る,距離は短いながらも重要な役割を担う路線です.
かつて名鉄小牧線の終点であった上飯田駅と名古屋都心を結ぶ路線は,戦争末期の昭和19年に軍需工場への通勤の足を目的に開業した名古屋市電御成線(上飯田〜平安通〜大曽根)が担っていました.
しかしモータリゼーションや地下鉄建設と相まって,地下鉄名城線平安通駅開業を前にして,昭和46年に名古屋市電は廃止となってしまいます.
その後は名鉄小牧線上飯田駅から地下鉄平安通駅までの間,約1kmを徒歩で乗り換えるか,市バスの乗り換えて都心に向かうという大変不便な状態になりました.この鉄道による移動の不連続性を解消による名古屋市北部と尾張北部との連絡強化が,20年にもおよび課題となっていました.
これに対し国の審議会では,昭和47年の都市交通審議会答申第14号で「7号線計画(上飯田〜金山)」として構想を立ち上げ,さらに平成4年の運輸政策審議会答申第12号では「名鉄小牧線と地下鉄平安通駅間の連絡を改善するため,第三セクター方式等を活用しつつ緊急に整備する。」とされA路線認定されました.またこの頃には国からの第三セクターへの行財政支援制度もできました.
平成6年1月に,県・市・名鉄など民間企業の出資によって「上飯田連絡線(株)」が設立され,同11月22日に同社が味鋺〜平安通間の第3種鉄道事業免許を,名古屋市と名鉄が第2種鉄道事業免許を取得しました.
工事は平成8年9月にスタートしました.途中,住宅密集地内での工事や庄内川をくぐる工事,平成7年の阪神大震災による設計変更や,平成12年9月の東海豪雨による浸水被害など難工事を乗り越え,平成15年3月27日に開業しました.
なお,開業に伴い重複区間となる名鉄小牧線の味鋺〜上飯田間の地上路線については,同時に廃止となりました.
上飯田線年表 |
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ダイヤ改正は最近のものを記載.
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平成15(2003)年3月27日 |
上飯田〜平安通間(0.8km)開業/名鉄小牧線と相互直通運転 |
平成16(2004)年10月6日 |
駅番号導入/多言語表記を導入 |
平成19(2007)年4月1日 |
上飯田線の運転業務を名鉄に業務委託 |
令和6(2024)年3月16日 |
ダイヤ改正(減便) |
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