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 高速度鉄道第1号線(高畑〜藤が丘間)  駅数:全22駅   営業キロ20.6km
 所要時間40分   ATOワンマン運転   15.5m車×6両組成   ラインカラー:
黄色

seq 目次
01 ダイヤ・運行形態(基本) 基本運行形態と運行本数
運行間隔(平日昼間/土休日昼間)
運行間隔(平日朝・夕ラッシュ時)
始発列車/終発列車/区間運転
定期回送列車
02 近年のダイヤ改正履歴  
不定期回送列車・試運転列車 「特別ダイヤ」ページ掲載
特別ダイヤ(特定日)
臨時ダイヤ(臨時/増発)

 

東山線のダイヤ・運行形態(基本)

 東山線は,令和4年(2022年)9月17日にダイヤ改正されました.

 基本運行形態と運行本数

 東山線は,高畑から名古屋・栄を経由して藤が丘までの,全長20.6kmの路線です.

 乗車人員は,名古屋を境に東西で明確な差があります.
 名古屋より東部は,都心3駅(名古屋・伏見・栄)が圧倒的に多く,藤が丘まで1万人超えの駅が続きます.
 名古屋より西部は,比較的乗車人員は少ないです.

 このように東西差はありますが,早朝深夜を除き途中駅折り返し列車は設定されておらず,全列車が高畑〜藤が丘間の全線通し運転を行います.

 

 早朝深夜を除き途中駅折り返し列車はなく,全列車が高畑〜藤が丘間の全線通し運転を行います.
 岩塚〜池下間の運行本数は,平日249往復,休日は197往復です.

区間 運行本数(平日) 運行本数(土日休日)
下り 上り 下り 上り
H01高畑〜H03岩塚 248本 248本 196本 196本
H03岩塚〜H14池下 249本 249本 197本 197本
H14池下〜H18星ヶ丘 249本 248本 197本 196本
H18星ヶ丘〜H22藤が丘 248本 247本 196本 195本


▲離合する藤が丘行きと高畑行き

▲5050形・N1000形行先表示の例


▲高畑行き(5050形)


▲藤が丘行き(N1000形)

 

 東山線の全線時刻表です.(車両運用表ページに掲載しているPDFと同じものです)
 元データ製作者/松尾さま

 

 

 運行間隔(平日昼間/土休日昼間)

 昼間帯の利用者も多い東山線は,昭和35年(1960年)6月より,平日昼間は4分間隔で運行されてきました.
 経営健全化のため平成16年(2004年)10月改正では平日4〜5分間隔となりました.

 令和4年(2022年)9月改正では,平日6分間隔・休日5分間隔となりました.

運行間隔 東山線 名城線(西側) 名城線(東側)
名港線
鶴舞線 桜通線 上飯田線
平日昼間 6分 5分 10分 10分 10分 15分
土休日昼間 5分 5分 10分 10分 10分 15分


▲東山線時刻表
 (下り/藤が丘方面)

▲東山線時刻表
 (上り/高畑方面)


▲昼間時間帯の時刻表
 平日6分間隔・休日5分間隔にて運転
 

 

 

 運行間隔(平日朝間・夕間ラッシュ時)

 東山線は,開業時より高頻度で運行されています.
 昭和35年(1960年)6月より,平日朝間ラッシュは2分間隔の超高頻度で運行されてきました.
 平成27年(2015年)9月改正では,可動式ホーム柵導入に伴いドア開閉時間(駅停車時間)を+5秒し,2分5秒間隔となりました.

 令和4年(2022年)9月改正では,最多運用本数削減のため,さらに+5秒した2分10秒間隔となりました.

 【2分10秒間隔運転時間帯(栄駅基準)】
  下り(藤が丘方面)/7:34〜9:24
  上り(高畑方面) /7:36〜8:54

 朝7時台になると,起点の高畑車庫及び終点の藤が丘工場から多数の列車が連続出庫し,東山線の朝間ラッシュが上下線同時に始まります.
 朝間ラッシュ後は主に終点の藤が丘工場に入庫するため,藤が丘行きは9時半すぎまで高頻度運行が継続されます.

 

 平日夕間ラッシュは,開業時から現在まで,最短3分間隔で運行されます.

 【3分間隔運転時間帯(栄駅基準)】
  下り(藤が丘方面)/17:55〜19:13
  上り(高畑方面) /17:21〜18:39

 夕ラッシュは主に終点の藤が丘工場から出庫&入庫するため,3分間隔運行時間帯は(藤が丘出庫)高畑行きから先に始まり,藤が丘行き(藤が丘入庫)が遅くまで続きます.

運行間隔 東山線 名城線(西側) 名城線(東側)
名港線
鶴舞線 桜通線 上飯田線
朝ラッシュ 2分10秒 3〜3.5分 5〜7分 4.5分 4分 8〜10分
夕ラッシュ 3〜4分 3.5分 6〜7分 6分 6分 10分


▲平日朝間ラッシュ時は2分10秒間隔で運行
 時刻表上は2分間隔×5本と3分間隔×1本

▲平日夕間ラッシュ時は3〜4分間隔で運行

 

 東山線の運行上の課題として,朝ラッシュ時は約2分間隔の超高頻度運行が行われているものの,小型規格の車両の乗車定員が少ないため,輸送力が慢性的に不足している点が挙げられます.

 下り列車(藤が丘方面)は,名古屋駅で小型車両に乗車しきれない滞留客がホームから溢れ,4月を中心に改札止めが発生することがあります.
 上り列車(高畑方面)は,各駅での乗降に手間取り,(コロナ禍以前は)ノロノロ運転による遅れが常態化していました.


▲平日朝の名古屋駅改札口 列車に乗り切れない乗客がホームから溢れてコンコース階まで待ち列が続く

▲上り列車は栄駅を先頭にノロノロ運転が続く
 (ホーム柵設置前の様子)

 

 

 始発列車/終発列車/区間運転

 東山線(含む地下鉄各路線)では,始発列車及び終発列車において区間列車が設定されています.

 始発区間列車は,
 下り列車は岩塚発藤が丘行きが,
 上り列車は池下発高畑行き,星ヶ丘発高畑行きが運転されます.

 終発区間列車は,
 下り列車は高畑発星ヶ丘行きが,
 上り列車は藤が丘発岩塚行きが運転されます.

 終発区間列車は,上下方向ともに栄駅を24時16分(※)に発車します.
 (※終車延長日を除く.)



▲栄駅24時16分 終電が同時発車する

▲同左 栄駅の時刻表

 

 東山線は車庫が起終点にあるため,出入庫のための区間列車の運転はありません.

 

 

 定期回送列車

 東山線では,1種類の定期回送列車が走ります.

 定期回送【池下駅留置線への送り込み回送】
 池下駅には留置線が2本あり,夜間1編成が停泊し,翌朝には池下始発列車が1本運行されます.
 この列車の送り込みのため,上り回送列車が1本運行されます.

 平日ダイヤの場合は44記号です.藤が丘19:54着の営業列車が,折返し藤が丘20:01発の回送列車として運行され,池下20:16着後に池下駅留置線に収容されます.
 土休日ダイヤの場合は,6記号(後半)で,藤が丘発21:09発です.

ダイヤ 高畑 池下 星ヶ丘 藤が丘
平日 20:16着 20:01発
休日 21:24着 21:09発

 以下の画像は,ホーム柵設置前の古い画像です.


▲東山線東部で毎晩見る事のできる回送表示

▲池下駅に到着した定期回送列車


▲進路を現示する池下駅入換信号機


▲翌朝5時25分頃に逆入線する始発列車

 

 

 

近年のダイヤ改正履歴

 東山線のダイヤ改正履歴は次の通りです.
 (記載漏れがあるかもしれません)

開始日 平日の運転間隔(分) 事由,列車組成など上り
S32年11月15日 3 5 3 名古屋〜栄町間開業・2両組成
S35年6月15日 2 4 3 栄町〜池下間開業・休校期ダイヤを設定
S38年3月26日 2.5 4 3 4/1池下〜東山公園間開業・3両組成化
S40年12月6日 2 4 3 3両組成・4両組成混成運転
40年11月〜42年3月で4両組成化
S42年3月18日 2 4 3 3/30東山公園〜星ヶ丘間開業
S44年3月20日 2 4 3 4/1中村公園〜名古屋,星ヶ丘〜藤ヶ丘間開業
中村公園〜星ヶ丘:中村公園〜藤ヶ丘=3:1
44年3月〜46年11月で5両組成化
S46年11月15日 2 4 3 中村公園〜星ヶ丘:中村公園〜藤ヶ丘=2:1
48年10〜12月で6両組成化
S50年3月21日 2 4 3 中村公園〜星ヶ丘:中村公園〜藤ヶ丘=1:1
S53年8月15日 2 4 3 終電を24時30分に延長
S57年9月11日 2 4 3 9/21高畑〜中村公園開業
全列車が高畑〜藤ヶ丘運転
H3年4月8日 2 4 3 夜間帯増発
H6年4月2日 2 4 3 土曜ダイヤ導入
H8年9月2日 2 4 3 夜間帯増発
H14年4月6日 2 4 3 土曜ダイヤ廃止
H16年10月6日 2 4〜5 3 昼間・夕間時間帯削減
H22年11月1日 2 4〜5 3 平日のみ 昼間削減,夜間増発
H27年9月1日 2 4〜5 3 可動式ホーム柵設置,ATO運転実施
R2年5月25日 2 4〜5 3 ダイヤ修正(早朝列車の一部)
R4年9月17日 2 6 3〜4 ラッシュ時以外の時間帯削減

 

 最近のダイヤ改正内容は次の通りです.

平成22年(2010年)11月1日 平日夜間列車増発

 平成22年11月1日(月),地下鉄東山線のダイヤ改正が行われました.

 従来の東山線の平日23時〜24時の運転本数は5本/hであり,混雑率が100%を超える列車もありました.
 そこで夜間時間帯の車内混雑の緩和を図るため,この時間帯に2往復増発するダイヤ改正が行われました.
 この改正により列車間隔は最大12分あったものが8分等間隔になっています.

 一方,夕方のラッシュ前の時間帯で2往復が削減されており,これが夜間時間帯の増発に充てられています.

 

 

平成27年(2015年)9月1日 可動式ホーム柵設置,ATO運転実施

 平成27年9月1日(火),地下鉄東山線のダイヤ改正が行われました.
 可動式ホーム柵整備に伴う駅停車時間の延長=運転所要時間が増えることを踏まえたものです.

(改正内容)
 全線所要時間2分増加(38分→40分)
 最短運転間隔が2分間隔から2分5秒間隔へ(ピーク時運転本数減)

 

 

令和2年(2020年)5月25日 一部ダイヤ改正

 令和2年5月23日(土),地下鉄名城線・名港線の全面ダイヤ改正に伴い,早朝における乗継時間確保のため,地下鉄東山線の早朝一部列車において,ダイヤの見直しが行なわれました.

 

 

令和4年(2022年)9月17日 ダイヤ改正

 令和4年9月17日(土),地下鉄東山線のダイヤ改正が行われました.
 新型コロナウィルス感染症の流行拡大前の状況を前提としたダイヤから,新しい生活様式の影響等による利用動向の変化(客足が戻らない現状)に対応したダイヤに減便するものです.

 【9月17日ダイヤ改正の概要】
  ・始発時刻および終発時刻の変更なし
  
  ・平日の朝間ラッシュ時間帯の運転間隔を,2分5秒から2分10秒に変更
  ・平日の昼間時間帯の運転間隔を,5分から6分に変更
  ・平日の深夜時間帯の運転間隔を,8分から10分に変更
  
  ・土休日の昼間時間帯の運転間隔を,4〜5分から5分に変更

 これらにより,1日の運行本数は平日で50本,土休日で46本減少します.
 最多運転編成数(平日朝の運用数)も,43→42編成へ1編成削減しています.

 

 

 過去の特殊な運用

 令和4年9月17日ダイヤ改正まで見受けられた,東山線特有の特殊な運用について紹介します.

 【高畑駅留置線から高畑車庫への本線を経由した回送(入庫)】
 平日ダイヤのみ,高畑駅留置線から高畑駅構内を経て高畑車庫まで回送列車が運行されていました.
 (以下の記述は平成27年改正ダイヤに基づくものです.)

 朝ラッシュ後に高畑にて運用を終える車両は,基本的に高畑駅2番線到着後に高畑車庫に入庫しますが,平日ダイヤ21記号は9:54に高畑駅1番線に到着後,高畑駅1番線奥の留置線に留置されます.
 日中は予備車という位置づけで,万が一車両故障等が発生した場合は,故障車を高畑駅留置線(中線)に入庫させ,代走を努める役割があります.

 何もなければそのまま留置されるのですが,23時台に高畑に到着する入庫列車に留置線を譲るため,元21記号の列車は22:10頃に留置線から高畑駅1番線に転線し,22:16に高畑車庫に入庫していました.


▲高畑駅奥に12時間留置される予備編成

▲22時に高畑駅1番線に進入する回送列車

 

 

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