高速度鉄道第6号線(太閤通〜徳重間) 駅数:全21駅 営業キロ19.1km
所要時間37.5分 ATOワンマン自動運転 20m車×5両組成 ラインカラー:赤色
桜通線 路線概要 |
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周辺開発により,輸送人員が増加している桜通線. 人口増加の著しい緑区を含む名古屋市南東部から都心を結ぶ路線です.
高速度鉄道6号線,路線名「桜通線(さくらどおりせん)」は,混雑する東山線のバイパス路線として,平成元年(1989年)に中村区役所(現在の太閤通)〜今池間で開業しました.
その後,平成6年(1994年)と平成23年(2011年)に南に向かって2度延伸開業し,現在は都心と市南東部を結ぶ全長19.1km(太閤通〜徳重)の路線となっています.
最後に開通した野並〜徳重間4.2kmは,平成23年3月開業の名古屋の地下鉄では最も新しい区間です.
名古屋駅や丸の内駅,栄駅に隣接する久屋大通駅等の都心を通り,今後も人口増加が予想される緑区にある徳重駅までを結んでいます.都心と沿線の住宅地を結び,新たな人の流れを形成する路線です.
地下鉄桜通線の路線カラーは「あか」色です.
平成16年制定の駅ナンバリングは,路線記号「S」です.

▲平成に開業した新しい路線 全駅島式ホーム(ホーム柵付き) |

▲路線シンボルマーク |
正式名称 |
高速度鉄道第6号線 |
路線愛称 |
桜通線 |
営業区間 |
太閤通駅〜徳重駅 |
営業キロ |
19.1km |
駅数 |
21駅 |
標準所要時分 |
37.5分(全線) |
平日昼間運転間隔 |
10分 |
最短運転間隔 |
4分 |
営業時間 |
5:30(始発)〜24:30(終着) |
終車延長 |
なし |
女性専用車両 |
なし |
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車両組成 |
20m車5両組成 |
在籍車両数 |
24編成120両 |
軌間 |
1,067mm(標準軌) |
電気方式 |
架空電車線/DC1,500V |
乗務員区所 |
桜通線運転区 |
相互直通運転 |
なし |
工場・車庫 |
日進工場(鶴舞線沿線) 徳重車庫 |
最高速度 |
75km/h |
信号保安装置 |
旧CS-ATC/CTC |
運転方式 |
ATO(自動)/ワンマン |
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桜通線 沿線風景 |
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桜通線の特徴的な風景を紹介します.
始発の太閤通駅(旧中村区役所駅)を出発した列車はシールドトンネルで名古屋駅裏の住宅街を通り抜け,JR名古屋駅直下に設けされた名古屋駅に至ります.
東山線やJR線,私鉄線との接続駅となる名古屋駅からは多くの乗客が乗り込み,一気に車内が賑やかになります.
名古屋駅から車道駅までの間は,東山線の一駅分隔てた北側をほぼ平行して走ります.この通りの名前が,路線名の由来となった桜通です.
この区間は東山線のバイパス路線として機能しておりラッシュ時は非常に混雑します.
また,地下鉄路線の中で最後に設計・建設された路線であり,名古屋駅では各鉄道路線を,名古屋駅から国際センター駅の間は地下街を,丸の内〜高岳間は共同溝の下に地下鉄トンネルを建設したため,非常に地下深くを走っており,各駅とも地上から長いエスカレーターでホームまで降りる必要があります.名古屋の地下鉄では最も深い位置となる丸の内駅では8階建てマンションに相当する地表下24mとなっています.
車道駅を過ぎると,桜通線最小半径の急カーブを曲がり,今池駅で再び東山線と交差します.
今池駅から御器所駅を経由して桜本町駅までの間は市道環状線を南下します.

▲沿線地図 |

▲名古屋〜今池間は特に利用者が多い |

▲幅広ホームが特徴的(久屋大通駅) |

▲4層構造の久屋大通駅の断面模型 |
今池駅,御器所駅から桜本町駅までの間は市道環状線を南下します.
御器所駅〜新瑞橋駅の沿線には高校が多く,車内に高校生が比較的多いのも特徴です.
桜本町を出ると,再び急カーブを曲がり進路を東に変えます.ここからは市道東海通を東南方向に進みます.名古屋の地下鉄唯一の複線シールドで天白川を越えると,平成23年までの終点,野並駅です.

▲沿線地図 |

▲瑞穂区役所駅 |
野並駅から真新しいシールドトンネルで,宅地開発とともに人口の増加の著しい緑区を通り抜け,終点の徳重駅に至ります.
徳重駅の東側には徳重車庫があります.

▲沿線地図 |

▲神沢駅 |
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