高速度鉄道第6号線(太閤通〜徳重間) 駅数:全21駅 営業キロ19.1km
所要時間37.5分 ATOワンマン自動運転 20m車×5両組成 ラインカラー:赤色
桜通線 線路配線について |
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桜通線は24編成が在籍していますが,沿線に大規模な車両基地はありません.
終点の徳重駅に併設された「徳重車庫」は小規模で,夜間留置は7編成のみです.
車庫に収まりきらない編成を本線上に留置するため,長い留置線に2編成を縦列留置させるなど,線路配線に工夫がされています.
営業キロ |
19.1km |
駅数 |
21駅 |
標準所要時分 |
37.5分 |
軌間 |
1,067mm(狭軌) |
電気方式 |
架空電車線/DC1,500V |
車両基地 |
徳重車庫(徳重駅) |
留置線・折返線 |
太閤通駅×3線(縦列可) 今池駅×1線(縦列可) 桜山駅×1線(縦列可) 徳重駅×3線 |
連絡線 |
丸の内駅(鶴舞線) |
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夜間本線留置 (ホーム部) |
野並駅×1編成 徳重駅×1編成 |
夜間本線留置 (留置線部) |
太閤通駅×6編成 今池駅×2編成 桜山駅×2編成 徳重駅×2編成 |
渡り線 |
太閤通駅(SC) 今池駅(SC) 野並駅(SC) 徳重駅(SC) |
保守基地 |
吹上駅 桜本町駅 |
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車両基地に関する情報は 車両基地コンテンツをご覧下さい.
駅別詳細レポート |
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渡り線や留置線を持つ駅を紹介します.
太閤通駅(旧中村区役所駅)の奥には3本の線路があり,それぞれ縦に2編成留置可能な長さがあります.
夜間はここに6編成が留置されます.
桜通線の営業折返列車は,降車ホームでの客扱い終了後,留置線に引き上げ,折り返し乗車ホームに入線します.
かつては,ここに検車場が設けられていました.
詳細は 車両基地>(旧)中村検車場 を参照してください.

▲カメラ(1) 2番ホームより留置線を望む 奥に長く縦列2編成留置が可能 画像では奥に1編成が留置中 |

▲カメラ(1) 2番ホームより留置線を望む 折返列車は手前で停車 この後SCを渡り乗車ホームへ |

▲カメラ(2) 1番ホームより旧洗車線を望む 旧洗車線に1編成が留置中 |

▲カメラ(2)過去の画像 洗車線が現役だった頃の様子 |
鶴舞線との交差駅である丸の内駅には,鶴舞線〜桜通線の連絡線があります.
この連絡線を使って,週2日ほど,鶴舞線日進工場〜丸の内駅〜桜通線徳重駅間の回送列車が運行されています.
連絡線に進入するには,一旦上りホームから折返線に入って折り返す必要があります.

▲丸の内駅配線図(全体) 桜通線駅の上を連絡線が横切る |

▲カメラ(1) 4番ホームより折返線を望む 連絡線の急勾配が確認できる |
名古屋駅から東西方向の大通り「桜通」の地下を東に走ってきた桜通線は,今池駅手前の急カーブで進路を南に変え,今池駅で東山線と直角に交わります.
今池駅のホームから,この急曲線を見ることができます.

▲カメラ(1) 4番ホームより車道方を望む 急曲線トンネルが見える |
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今池駅は平成元年から平成6年まで桜通線の終点でした.
吹上方の上下線間に渡り線と留置線があります.
この留置線は縦に長く,2編成を縦列に留置することができます.
この線を利用して夜間2編成が留置され,早朝深夜に今池駅発着列車が設定されています.

▲カメラ(3) 3番ホームより吹上方を望む 留置線へ分岐するSCが見える |

▲カメラ(4) 4番ホームより吹上方を望む 上下線の間にある留置線が見える |
吹上駅の今池方の上下線間には大きな空間があり,ここに桜通線全線のメンテナンスを行う保守基地が置かれています.
吹上駅ホーム先端からもその一部を見え,保守車両や作業員の姿を確認できます.

▲カメラ(1) 2番ホームより今池方を望む 保守基地の入口と黄色モータカーが見える |

▲カメラ(2) 1番ホームより今池方を望む 奥に基地へ続く分岐器が見える |

▲カメラ(3) 上り本線より基地内を望む |
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桜山駅の瑞穂区役所方の上下線間に留置線があります.
上下線間の渡り線はありません.
留置線は今池駅と同様に縦に長く,2編成を縦列に留置することができます.
この線を利用して夜間2編成が留置されると共に,桜山駅発着列車が設定されています.
右下の画像では奥に1編成留置されているのが分かります.

▲カメラ(1) 1番ホームより留置線方を望む |

▲カメラ(2) 2番ホームより留置線方を望む 奥に1編成留置されている |
桜本町駅の北,新瑞橋方には非常用の片渡り線があります.
渡り線から分岐する形で上下線の間に保守基地もあります.

▲カメラ(1) 2番ホームより新瑞橋方を望む 渡り線が右から合流する |

▲カメラ(2) 1番ホームより新瑞橋方を望む 渡り線が左へ分岐している |
野並駅の西側,鶴里方には両渡り線(SC)があります.
かつて終着駅だった頃は,列車はこのSCを使って転線・折返し運転していました.
(終着駅時代の鳴子北方の模様は最下段の記事を参照してください.)
現在もSCは使われており,野並発着の始発終電列車が設定されています.
夜間は1編成がホーム(本線)に留置されます.

▲カメラ(1) 2番ホームより鶴里方を望む 両渡り線(SC)と複線トンネルが続く |

▲カメラ(2) 1番ホームより鶴里方を望む ※画像は工事期間中のもの(臨時信号機あり) |
終点の徳重駅は,1番線が降車専用ホーム,2番線が乗車専用ホームとなっています. 列車はホームの先に設けられた留置線で折り返します.
留置線は3本あり,うち2本が本線折返し用で,1本は車庫入庫用となっています.
降車ホームの先には,地下鉄構造物を小さくするため徳重車庫連絡線への分岐器に名古屋市営地下鉄唯一のダブルスリップスイッチ(D.S.S.)が敷設されています.
詳細は 車両基地>徳重車庫を参照してください.

▲カメラ(1) 1番ホーム(降車ホーム)より 車庫入出庫線とDSSが見える |

▲カメラ(1)DSS付近を拡大 奥に留置線(折返線)が3線ある |

▲カメラ(2) 2番ホーム(乗車ホーム)より 一番右の留置線に折返車両が停車中 |

▲カメラ(2) 両渡り線(SC)付近を拡大 両渡り線(SC)と留置線,車止めが見える |
過去の様子 |
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過去の画像のうち,平成6年〜平成23年の野並駅が終着駅だった頃の模様を紹介します.
野並駅は平成6年から平成23年まで桜通線の終着駅でしたが,建設当初から将来の延伸に備えた配線を備えていました.
線路は野並駅のホームを越えた先まで続いており,その距離はなんと約450mほど.
この線路を利用して,上下線それぞれ3編成,合計で6編成の車両留置を行っていました.
長い長い留置線は左カーブしており,奥まで見渡すことはできませんでしたが,休日ダイヤでは留置編成が多く,ホーム上から留置線側を見ると,すぐ目の前に留置車両をみることができました.

▲カメラ(1) 1番ホームより留置線を望む 留置線2に停車中の車両が見える |

▲カメラ(2) 2番ホームより留置線を望む 留置線1に停車中の車両が見える |

▲カメラ(2) 上記に同じ |
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