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 高速度鉄道第6号線(太閤通〜徳重間)  駅数:全21駅   営業キロ19.1km
 所要時間37.5分   ATOワンマン自動運転   20m車×5両組成   ラインカラー:
赤色

seq 目次
01 駅の案内表示 案内サイン・駅名標
旅客案内装置・音声案内
02 駅デザイン 駅施設の設計概要
平成元年〜平成23年建設
03 可動式ホーム柵とワンマン運転対応設備
04 桜通線の駅一覧

 

桜通線 駅の案内表示

 桜通線の赤色を用いた駅サイン等を紹介します.

 案内サイン

 名古屋市営地下鉄の案内サインの歴史は桜通線から始まりました.

 平成元年の世界デザイン博覧会の開催及び桜通線開業にあわせて,(1)昭和63年度に「名古屋市交通局旅客サインマニュアル」が策定されました.
 以降,(2)平成14年度,(3)平成28年度に改訂され,現在は3種類の案内サインを見ることができます.

 ラインカラーは赤色です.色もサインマニュアル改訂にあわせて見直しされており,整備時期によって色合いが若干異なります.

 平成16年の駅ナンバリング導入では,路線記号は「S」となりました.


▲路線案内表示
 

 

 

 駅名標

 駅名標は,駅側面化粧壁のラインカラーと一体となった「横長タイプ」が採用されています.

 この他,可動式ホーム柵の裏面には,停車中の車内から駅名が一目で認識できるよう,「(駅毎に異なる)駅カラーと駅名称」が掲出されています.


▲桜通線ホーム柵と乗車口表記
 壁面ラインカラーと駅名標
 

 

 

 駅時刻表・旅客案内表示装置

 駅時刻表は改札外とホーム上に掲出されていました.
 このうちホーム上に掲出のものは,令和5年(2023年)にQRコードに置き換えられました.

 旅客案内表示装置(ホーム上の次発列車案内・列車接近案内)は,開業時は内照式の到着予告灯でした.
 平成23年(2011年)3月にLED式発車標に更新されています.


▲6050形と名古屋駅ホーム
 可動式ホーム柵とLED式発車案内装置を完備
 

 

 

 音声案内・接近メロディ

 自動案内放送は,下りホームが女性声,上りホームが男性声です.

 平成19年3月に列車接近メロディが導入されました.
 曲名は,徳重方面が「オーバル」,中村区役所方面が「チェリー」です.

方面 曲名 イメージ
下り オーバル 中心から外へと自由に広がり、これから成長する卵のような将来性
上り チェリー モダンな建物やデザインされた街路樹がきれいなオフィス街

 

 

 女性専用車両 なし

 桜通線では,女性専用車両は運行されていません.

 

 

桜通線の駅デザイン

 桜通線の駅施設の概要について.

 駅施設の設計概要/平成期20年間の駅デザインの変遷

 地下鉄桜通線駅の特徴として,建設当初から運転士のみ乗務するワンマン運転を想定していたことが挙げられます.
 各駅とも,プラットホームは常に進行方向右手となるよう島式ホームとなっています.これと共に車両の運転台は,他の路線が進行方向左側にあるのに対して,常にホーム側となる進行方向右側に寄せています.

 桜通線は全路線が平成以降に開業しており,駅カラーを採用したり壁画を採用するなど,従来は無機質だった駅や車両の造りにデザイン性が考慮されています.
 デザインにあたっては,平成元年から平成23年にかけて3期にわたって建設されており,それぞれの時代背景を反映した設計が行われています.

 また,エレベーターや列車緊急停止装置などの駅施設やVVVF車両などの導入は桜通線が初めてであり,これがその後の地下鉄整備の標準となりました.現在では可動式ホーム柵も全駅に整備されています.

 

 プラットホームは,太閤通(旧/中村区役所)〜今池〜野並間は,20m車8両編成に対応した170mホームで建設されています.
 最後に開業した鳴子北〜徳重間は,20m車6両編成に対応した125mホームで建設されています.

 定期列車は全て5両編成(約100m)で統一されているため,列車停車位置には可動式ホーム柵が,それ以外の場所には固定柵が設置されています.

開業時期 駅区間 駅数 ホーム長さ
第1期 太閤通〜今池 8駅 8両対応
第2期 今池〜野並 9駅 8両対応
第3期 野並〜徳重 4駅 6両対応

 

 

 第1期(平成元年)

 第一期区間の中村区役所(現在の太閤通)〜今池間は,バブル期の最中であり,また世界デザイン博が行われていたことから,各駅にイメージカラーを定め,照明に工夫を凝らすなど斬新なデザインを目指すとともに,民間団体から壁画の寄贈を受け展示するなどの工夫が凝らされました.またこの路線の開業によって交差駅が増えたため,各種案内サインの見直しや,路線ごとのサインカラーシステムの導入が行われています.


▲第1期 広大なホームを持つ久屋大通駅
 現行の案内サイン関係も桜通線からスタート

▲第1期 各駅にデザインに優れた照明装置を設置
 しかし現在は節電のためことごとく撤去中

 

 

 第2期(平成6年)

 第二期区間の吹上〜野並間は,比較的シンプルになったとはいえ,引き続き壁画の展示やデザイン性に工夫を凝らし,統一性を持たせてあります.なお,この時までは列車組成の将来8両化計画があったため,各駅ともすべて8両編成に対応した170mホームを持っています.また,地下鉄駅構内に地下式の自転車駐輪場が併設されました.


▲第2期 シンプルになったものの,
 基本的なデザインは引き継ぎ統一性を演出

▲第1期〜第2期 各駅コンコースに壁画を設置

 

 

 第3期(平成23年)

 近年建設された第三期区間の鳴子北〜徳重間は,コストカットの影響が至ることに現れています.
 将来計画の見直しにより,列車組成は将来8両化から6両化に縮小したため,ホーム長は125mの6両編成対応となりました.またホーム幅も各駅とも最低限としており,他駅にくらべ狭くなっています.また側壁の化粧壁もホーム柵で隠れる部分については省略されています.もちろん壁画の展示もありませんが,各駅ともイメージカラーを前面に出した現代的なデザインとなっています.


▲第3期 コスト削減を優先
 ホーム幅,長さや壁面化粧板は必要最小限に

▲第3期 駅カラーを前面に出した近代的なデザイン

 

 

桜通線の可動式ホーム柵とワンマン運転対応設備

 可動式ホーム柵は平成23年(2011年)に整備されました.

 可動式ホーム柵

 交通局で最初に可動式ホーム柵が設置された路線は上飯田線です.平成15年3月の開業時に整備されました.
 既設駅への可動式ホーム柵の設置は,桜通線が初めてです.

 平成23年1月22日に中村区役所駅(現在の太閤通駅)で運用を開始しました.
 以降,順次設置が進められ,同年7月23日に野並駅で運用開始したことで,桜通線全駅への設置が完了しました.
 なお,同年3月27日に開業した新駅(鳴子北駅・相生山駅・神沢駅・徳重駅)は,開業と同時に可動式ホーム柵の運用を開始しています.

 桜通線の可動式ホーム柵の特長は次の通りです.駅毎に異なる駅カラーが目立ちます.

  ・戸袋部はクリーム色(上部含め一色)
  ・可動扉のすかし窓なし
  ・可動扉の上部は駅カラー

 

 令和7年度より,可動式ホーム柵センサの更新が順次行われます.
 従来の光電管式から検知範囲の広い3D式になります.

 

 

 ワンマン運転対応設備

 桜通線の特徴として,建設当初から運転士のみ乗務するワンマン運転を想定し,ワンマン運転に最適化した駅施設設計及び車両設計が行われている点が挙げられます.

 各駅とも,プラットホームは常に進行方向右手となるよう島式ホームとなっています.
 これと共に車両の運転台は,他の路線が進行方向左側にあるのに対して,常にホーム側となる進行方向右側に寄せています.

 

 平成元年の開業当初は手動運転及びツーマン運転でしたが,平成6年1月16日よりATO運転を開始し,2月16日からワンマン運転を開始しました.
 平成23年の可動式ホーム柵整備以前は,列車発車後も継続して後方監視する必要があったことから,対列車映像伝送装置を装備し,運転士は運転席に付いているモニターを使って駅停車中から発車後まで継続してホームの安全確認を行っていました.


▲以前使用していた映像伝送装置(地上装置)
 右は6000形運転台に設置された専用画面
 

 

 平成23年1月の可動式ホーム柵整備以降は,運転士が離席しなくても良いようホーム最前方に車外モニターを設置し,運転士がホームの監視とドア開閉を行っています.

 その他安全対策として,開業時から列車非常停止装置が整備されています.


▲島式ホームと右側運転台
 手前の箱にはモニタが設置されている

▲運転士はホーム上設置のモニタで安全確認を行い、
 ホーム監視やドア開閉を行う

 

 

桜通線の駅一覧

 桜通線は,太閤通〜徳重間19.1kmに21駅が設けられています.平均駅間距離は0.956kmです.

 桜通線は21駅あります.
 各駅の詳細は
地下鉄駅の紹介ページをご覧ください.

駅記号 駅名称 区間キロ 開業年度 ホーム形状 所在地 管区駅 直営/委託 連動駅 夜間留置
S01 太閤通 0.0 H1 島式 中村区 運転区 直営 6編成
S02 名古屋 0.9 H1 島式 中村区 名古屋 直営    
S03 国際センター 0.7 H1 島式 中村区 今池 直営    
S04 丸の内 0.8 H1 島式 中区 運転区 直営  
S05 久屋大通 0.9 H1 島式 中区 今池 直営    
S06 高岳 0.7 H1 島式 東区 今池 直営    
S07 車道 1.3 H1 島式 東区 今池 直営    
S08 今池 1.0 H1 島式 千種区 今池 直営 2編成
S09 吹上 1.1 H6 島式 千種区 今池 直営  
S10 御器所 1.0 H6 島式 昭和区 今池 直営    
S11 桜山 1.1 H6 島式 瑞穂区 運転区 直営 2編成
S12 瑞穂区役所 0.9 H6 島式 瑞穂区 今池 直営    
S13 瑞穂運動場西 0.7 H6 島式 瑞穂区 今池 直営    
S14 新瑞橋 0.7 H6 島式 瑞穂区 運転区 直営    
S15 桜本町 1.1 H6 島式 南区 今池 直営  
S16 鶴里 0.9 H6 島式 南区 今池 直営    
S17 野並 1.1 H6 島式 天白区 運転区 直営 1編成
S18 鳴子北 1.1 H23 島式 天白区 今池 委託    
S19 相生山 0.9 H23 島式 緑区 今池 委託    
S20 神沢 1.4 H23 島式 緑区 今池 委託    
S21 徳重 0.8 H23 島式 緑区 運転区 直営 3編成

 【凡例】
  連動駅/△・・・分岐器はあるが連動駅ではない駅

 

 

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