名古屋市瑞穂区にある市バスの終点風景をご紹介します．

瑞 穂 区

瑞穂区は，中央を南北に山崎川が流れており，山崎川より西側は平地，東側は丘陵地となっています．ともに住宅地と高校などの文教地区が広がります．桜並木が奇麗な山崎川沿いには，瑞穂公園・瑞穂グランドもあります． 　交通機関は地下鉄桜通線が区の中央部を縦断し，名城線が東西に走っています． 　この地下鉄網を埋めるように，栄や金山から伸びる市バス路線網が張り巡らされています．また，地下鉄交差駅の新瑞橋(2)にはバスターミナルも設けられています．

	（１）博物館　回転場

　　系統：栄26，黒川12　　　頻度：1本/h　　　施設：トイレ　　　駐車：4台

　名古屋市博物館の敷地の一角（北東角），重厚な造りの博物館本館建物の裏手にひっそりと佇む回転場です．
　Ｌ字型に乗降場があり，中央がバス駐車スペースです．
　以前はバス駐車スペースが万代塀で囲われていました．（現在も万代塀の基礎が残っています．）

　かつては金山駅との間に多数の区間便が設定されており，ラッシュ時を中心に賑わっていましたが，現在では中型車が1本/h発着するのみです．

　今後，博物館全体のリニューアルが予定されており，当回転場は一般車駐車場に転用される計画です．
　早ければ令和6年度に工事のため閉鎖されます．
　遅くとも令和8年度前半までに一般車駐車場となります．

▲回転場出入口の様子 　博物館業務用駐車場出入口と兼用 　（敷地中央の壁撤去前の様子）

▲回転場内の乗車停留所 　（敷地中央の壁撤去前の様子）

	（２）新瑞橋バスターミナル　（地下鉄名城線・桜通線　新瑞橋駅）

　　系統：幹新瑞1，幹原1，栄20，神宮11，新瑞12，新瑞13，新瑞14，瑞穂巡回　　　頻度：22本/h
　　施設：休憩所　　　駐車：8台　　　乗車場×６　　　降車場×２

　東西幹線道路と斜めに交差する山崎川にはさまれた三角形のバスターミナルです．
　交通の要所として，ここから市の南部や南東部に向けて多くのバスが発着しています．

周辺の地図(Google)	▲南側からの俯瞰
▲ターミナル内の様子	▲ターミナル北側の路面乗車停

	（３）瑞穂運動場東　回転場　（地下鉄名城線　瑞穂運動場東駅）

　　系統：栄20，金山14，金山15，金山16　　　頻度：7本/h　　　施設：大型休憩所　　　駐車：9台

　名城線瑞穂運動場東駅の北にある回転場です．旧名称は山下通回転場．
　地下鉄建設に伴い，地下に変電所が建設されるとともに，地上の回転場スペースもきれいに整備されました．

▲北西より望む　敷地の一角に地下変電所出入口もある	▲南西より望む　交差点角の回転場
▲回転場内の様子	▲回転場北側の回送経路（栄20，金山16系統）
▲回転場→始発停までの回送経路

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	（４）名鉄堀田　　（路上回転）

　　系統：金山18　　　頻度：平日朝2本/h　　　施設：−　　　駐車：−

　平日朝，金山18系統の区間便「名鉄堀田〜要町」が２往復のみ運行されています．
　要町から空港線を北上してきたバスは名鉄堀田駅の手前で右折し，この区間便専用の降車停で停車します．
　その後，左折を２回繰り返し，空港線から１本入った裏道を経由して始発停に至り折返します．

▲専用降車停に到着した名鉄堀田行き

▲その後裏道を走り，空港線上の始発停に戻る

閉鎖された回転場

	清水ヶ岡　回転場

　平成14年頃までこのエリアを発着するバス路線の主要拠点として機能していた大型回転場です．
　道路に面して南北に長い敷地でした．
　地下鉄環状線開業に伴うバス路線再編よりも早くに閉鎖されてしまったため，その後は路上回転や山下通や中根の回転場を利用することになりました．
　現在の跡地はマンションになっています．

まるはち交通センター www.maruhachi-kotsu.com

▲清水ヶ岡回転場　平成12年ごろ

　画像はありませんが・・・
　この他にも，妙音通四丁目回転場や中根回転場など，瑞穂区には大型回転場がありました．

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