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名古屋市名東区にある市バスの終点風景をご紹介します.
名古屋市名東区 |
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名古屋市の東部に位置する名東区は,昭和50年に誕生した比較的新しい行政区で,東部丘陵地帯のゆるやかな傾斜地に住宅街が広がっています.
かつてはのどかな田園地帯でしたが,地下鉄東山線の延伸と同時に行われた大規模な土地区画整理によって,市内屈指のベッドタウンとして発展してきました.
一方で,猪高緑地や明徳公園など大規模な緑地も残っています.
区の中央部を横断する地下鉄東山線の各駅にはバスターミナルが併設されています. (1)藤が丘BT (2)本郷BT (3)上社BT (4)一社BT
ここを交通結節点として南北の住宅街へ多数の市バス路線が延びています.
特に地下鉄終点の(1)藤が丘は,市バスのほか名鉄バスやリニモも乗り入れ,市の東の玄関口となっています.
丘陵地ということもあり公共交通利用率が高く,市バスと地下鉄を乗り継いで都心へ向かう利用者で各ターミナルとも賑わいます.
このほか,基幹バスの終点となる引山バスターミナル(5)や猪高営業所(★印)があります.
猪高営業所の詳細 |
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名東区の市バス回転場(現役のもの) |
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名東区には,市バスのバスターミナルや回転場,終点が10箇所あります.
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(1)藤が丘バスターミナル (地下鉄東山線 藤が丘駅) |
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系統:幹藤丘1,藤丘11,藤丘12,深夜1 頻度:9本/h 施設:休憩所 駐車:10台
乗車場×2・降車場×1
地下鉄東山線の終点,藤が丘駅の西側に併設されたバスターミナルです.
ここから市の北東部へバス路線が延びています.
市営住宅の1階部分に乗車スペースがあり,降車スペースと駐車スペースはその横の広場内にあります.
駅の東側の路上には名鉄バスのりばがあり,名鉄空港バスが市営バスターミナル内で待機する様子が見受けられます.

▲春は桜の咲くバスターミナル |

▲建物西側の広い待機スペース |

▲降車所と待機場所は屋外 乗車スペースは建物1階部分にある |

▲待機場所と降車所(旧上家) |

▲テント屋根が続く降車所(旧上家) |

▲降車所を広告付き上家に更新 |

▲建物下の乗車スペース(1番のりば) |
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▲藤が丘駅直結 |

▲建物下1番のりば |
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(2)本郷バスターミナル (地下鉄東山線 本郷駅) |
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系統:幹本郷1,本郷11,出入庫,深夜1(通過),名東巡回(通過)
頻度:12本/h(通過以外) 施設:大型休憩所 駐車:11台
乗車場×3・降車場×1
地下鉄本郷駅の北側に併設されています.
発着本数,利用者数ともに多く,駐車スペースや乗降場(行列)スペースの大きいバスターミナルです.
ラッシュ時には時間20本超のバスが発着し,駐車スペースがバスで埋まります.
令和4年(2022年)から令和5年(2023年)8月にかけて大規模改修が行われ,レイアウトが大きく変更されました.

▲大規模改修後のレイアウト概要 |

▲のりば案内 |
市バス用乗車停は3箇所です(1番のりば〜3番のりば).
市バス用降車停は駅正面にあります.
これ以外に「福祉バスのりば」「予備のりば兼待機スペース」が設置されています.
1番〜2番のりばには,緩やかな丘陵をイメージした大屋根が設置されました.(従来の屋根の約4倍に)
その脇には店舗が計画されていましたが,出店者が見つからず保留(→空き地)となっています.

▲本郷バスターミナル全景 |

▲本郷駅正面の降車停と1・2番のりば |

▲福祉バスのりば/1・2番のりば |

▲1・2番のりば 広大な行列スペースを確保 |

▲2番のりば 一般客と大学客を分離整列 |

▲同左 一般客と大学客の交互乗車ルール |

▲店舗予定地(空き地) |

▲福祉バスのりば 市障害者スポーツセンター行き |

▲駅正面の降車停と3番のりば |

▲3番のりば・降車停 |

▲3番のりば |

▲バス車両待機スペース(10両+予備) |

▲バス車両待機スペース |

▲バス車両待機スペース |

▲高架下のトイレ・乗務員休憩室 |

▲おまけ BT柱等に隠れキャラ(全6種類)あり |
令和3年以前は,駐車スペースは東側にありました.

▲旧本郷バスターミナル全景 |

▲大行列の乗車停×2 満員の乗客を乗せた幹線系統が発車する |

▲ピーク時は全て埋まる車両待機スペース |

▲待機中の車両 |

▲乗車・降車スペース |

▲乗車停を見下ろす |

▲テント屋根が連なる |
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(3)上社バスターミナル (地下鉄東山線 上社駅) |
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系統:上社11,上社12,名東巡回(通過) 頻度:5本/h 施設:休憩所 駐車:6台
乗車場×2・降車場×1
平成10年(1998年)に,地下鉄上社駅(高架駅)の北側に,地下2階地上8階建の「上社ターミナルビル」が建設されました.
1階部分はバスターミナルとなっています. 市バスのりば×2バースのほかに,スクールバスのりばが2バースあり,朝夕は学生で賑わいます.
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▲上社ターミナルビル外観 バスは東側から出入りする |

▲BT入口側 市バス降車停あり |

▲BT出口側 |

▲BT内市バス待機スペース |

▲BT内市バスのりば(3番停) |
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(4)一社バスターミナル (地下鉄東山線 一社駅) |
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系統:幹一社1,名東巡回(通過) 頻度:3本/h 施設:休憩所 駐車:2台
乗車場×2・降車場×1
地下鉄一社駅2番出入口(地上駅舎)に併設された小さなL字型バスターミナルです.

▲駅舎東側の乗車スペース |

▲駅舎南側の降車スペース |

▲幹一社1号系統が発着する 停車中の車両と,交差点を右折しBTに向かう車両 |

▲バス乗り場(3番停) |

▲3番停で乗車扱い中の車両 その奥は降車扱い中の車両 |

▲テント屋根が特徴の3番停 |
系統:基幹2,幹一社1,藤丘11,本郷11,上社12
頻度:12本/h 施設:大型休憩所 駐車:10台
乗車場×3・降車場×1
幹線交通たる基幹バス出来町線の整備に合わせ,交通結節点として引山バスターミナルが設置されました.
バス乗降場4バース(最大8バース可),バス待機場10バース,乗務員大型休憩所,自転車駐輪場,自動車乗換(キス&バスライド用)スペースが用意されています.
市バス基幹バスのほか,市バス一般系統,名鉄基幹バス(通過のみ)が使用しています.
通過する系統もターミナル内に乗り入れ,市内では珍しいバスとバスの乗継ぎ拠点として機能しています.
参考 基幹バス特集>引山バスターミナル

▲バス乗継拠点・引山BT (画像:交通局パンフ「基幹バス」より) |

▲乗降停×4(うち名鉄1),降車停×1 |

▲引山BT全景(南側出入口より望む) |

▲中央に待機スペース10台分あり |

▲1番・2番のりば |

▲駐輪場と乗務員休憩所 |
系統:茶屋12 頻度:1本/h 施設:休憩所 駐車:4台程度
読み方/「いのこしだんち」
凹型駐車場の中央に休憩所のある,定番配置の回転場です.
以前はトイレのみでしたが,令和元年度に青色の休憩所(ユニットハウス)が新設されました.
駐車スペースにはっきりとした区分はありませんが,以前は4台分の区画がありました.
現在は使用頻度が低いため,区画線は消えています.
引山BTに近く,長時間休憩のバスは引山まで回送することもあります.

▲以前の様子(中央にトイレのみ) |

▲ユニットハウス新設後 |
系統:上社11 頻度:一日数本 施設:− 駐車:−
上社11系統の出入庫として,一日数本のバスが若葉台を始終点としています.
バスは東へ600mほど離れた猪高車庫まで回送されます.
系統:幹本郷1 頻度:7本/h 施設:なし 駐車:2台
乗車場×1・降車場×1
名古屋市外(長久手市)に位置する回転場です. 交通局の土地ではなく,愛知淑徳大学長久手キャンパスの一角を借り受けています.
大学生の利用が多く,幹本郷1系統が本郷駅との間を高頻度運行しています.
昭和50年12月1日に猪高緑地(現在の猪高緑地南)行き路線を新設した際,名古屋市内に土地を確保できなかったため,約500m先の大学正門ロータリーを名目上は「転回用」に借りました.
しかしながら(経緯は不明ですが),ロータリー内に「市バス転回場」という名前のバス停標識と時刻表が設置され,実質的な始発バス停として運用されてきました.
長年,知る人ぞ知る非公式な運用が続けられてきましたが,平成10〜11年頃に正式なバス停に昇格し,「猪高緑地」停と命名されました.(既存の猪高緑地停とあわせてW停車/案内放送上は,既存停は「猪高緑地西」,起終点の大学前は「猪高緑地」と案内)
その後,猪高緑地"西"停は猪高緑地南停に名称変更され,現在に至ります.
近年,大学リニューアルにあわせ,市バス乗り場も一体的に再整備されました.
市バスらしからぬスタイリッシュな乗降場となっています.
キャンパス南側の市バスのりばとは別に,キャンパス北西にもバスターミナルが設置されており,大学スクールバスと名鉄バスはこちらを発着しています.

▲過去の画像(猪高緑地回転場) |

▲愛知淑徳大学長久手キャンパス |

▲リニューアル後(猪高緑地回転場)全景 |

▲乗車停に停車中の幹本郷1系統 |

▲乗車×1・降車×1・駐車×2 |

▲降車停と長い屋根のある乗車停 |

▲降車停と駐車スペース(2両分) |

▲混雑時には一般客を優先 |
系統:幹星丘1,幹本郷1(通過) 頻度:2本/h 施設:トイレ 駐車:3台分
乗車場×2・降車場×1
団地の入口にあるコンパクトな転回場です.
ここを終点としているのは幹星丘1系統だけですが,幹本郷1系統も方向転換に利用します.
系統:幹星丘1 頻度:2本/h 施設:なし 駐車:なし
乗車場×2・降車場×1
日中は通過のみですが,平日朝のみ幹星丘1系統の折返し便が設定されています.
市バスのほか,日進市コミュニティバスも乗り入れます.
ロータリーのようになっており,バス停が3基あります.
南側のバス停周囲はポケットパークとして整備されています.

▲ロータリー内の東名古屋病院停留所 |

▲バス停留所ポケットパーク 平成6年度名古屋市都市景観賞受賞 |
系統:基幹2,星丘11,池下11,名東巡回,出入庫 頻度:−
千種区との区境に位置する市バス営業所です.
4系統がここを終点としており,営業所内で回転・待機を行います.
猪高営業所について詳しくはこちら
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