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 名古屋駅バスターミナル
  → 市営地下鉄東山線,桜通線 ,JR東海道新幹線,東海道線,中央線,関西線,
      名古屋鉄道本線 ,近畿日本鉄道名古屋線 名古屋駅
  → 名古屋市中村区

名古屋駅バスターミナルの歴史

 明治中期に駅が開業し,名古屋駅と駅周辺は,市の玄関口として発展してきました.
 昭和5年に開業した市営バスも,名古屋駅を発着する4路線からスタートしました.
 その後,市域の拡大とともに市バスネットワークも広がり,名古屋駅を発着する市バス路線は増加していきました.
 
 昭和50年2月4日,これまで名古屋駅周辺の路上に分散していたバス停を集約するため,市と国鉄の出資により「名古屋ターミナルビル」が建設され,1〜2階に設置されたバスターミナルに路上バス停が集約されました.

 

 当ページでは,「名古屋ターミナルビル」時代と工事閉鎖中の路上仮停留所時代を取り上げます.
 平成29年開業の現バスターミナルは
名古屋駅BTをご覧ください.

 

 

昭和50年〜平成22年 初代名古屋駅バスターミナル(旧ターミナルビル)

 「名古屋ターミナルビル」は,JR名古屋駅の北側に位置する,地上20階,地下3階,延べ85,000uで,バスターミナル,松阪屋百貨店,飲食店,ホテルなどから成る多目的ビルでした.
 昭和50年2月4日に供用開始したバスターミナルは1,2階部分にあり,1階の出入口部分は乗り入れ各社の降車場として,奥まった部分は国鉄バス→JR東海バスのりばとして使用されていました.
 2階は(ほぼ)市バス専用の,2つのホームに16のりばを持つ巨大自動車ターミナルでした.
 平成22年12月22日に閉鎖されました.
 

 ターミナルビル外観


▲ターミナルビル南東側より
 

▲ターミナルビル南東角
 市・JRバスのりばの電光文字看板があった


▲ターミナルビル北東側より
 交差点に面した自動車出入口
 左が入口,右が出口,中央は一般車駐車場入口


▲ターミナルビル北東側より
 百貨店とホテル,駐車場が一体となった複合ビル


▲BT2階より出入口を見下ろす
 ターミナルビルに東方向から進入する市バス


▲おまけ写真
 一緒に再開発された旧名古屋中央郵便局ビル

 

 バスターミナル1階(降車場)

 市バス降車場は,バスターミナル1階部分(縦列に4両ほど停車可)と,交差点手前の屋外にもビルに沿って4両分ほど路上降車スペースがあり,北や東から来たバスは交差点を渡ってバスターミナルの中で,南から来たバスは交差点手前の路上降車停で降車扱いを行っていました.


▲1階市バス降車場(車路)

▲1階市バス降車場


▲1階市バス降車場


▲1階JRバスのりばから見た降車場

 

 バスターミナル1階(JR東海バス名古屋駅)

 バスターミナル1階入口に設けられた市バス降車場の先には,JR東海バスの名古屋駅がありました.
 頭から突っ込む形の串刺し型の乗降場で,乗降車兼用で8バース設けられていました.
 (他に市バス降車場の並びに1カ所停留所あり)
 かつて7,8番乗り場にはJR路線バスが発着していました.


▲1階奥のJRバスターミナル
 3+3+2バースあった

▲バック誘導で発車する高速バス
 衝突防止のため,構内信号機のほか誘導員がいた


▲JR5番〜7番のりば
 夜行バス発車時間帯はひっきりなしにダブルデッカー車が発車した


▲JR2番〜4番のりば
 乗降車兼用で,ホテルシャトルバスも乗入れた


▲JR1番のりば
 市バス降車エリアの先にあった昼行便用のりば


▲待合スペース


▲夜行高速バス案内看板


▲タワーズ内のJRバスきっぷ売り場

 

 バスターミナル1階から2階へ

 バスターミナルの最も奥まった場所に,1階〜2階を繋ぐ車路がありました.
 2階のりばへの動線は,複数の階段やエスカレーターがあったほか,テナントの松坂屋百貨店からも直接アクセスできました.


▲1階奥にあった2階に上がるスロープ
 JRのりば横から2階に上がる

▲1階〜2階をつなぐスロープ
 市バスが慎重に上り下りした
 

▲2階のスロープ出入口
 

▲2階の市バスホームは2カ所に分かれていた
 

▲1階から2階レモンホームへの階段・ES
 

▲ターミナル2階入口
 タワーズテラスに直結していた

 

 

 バスターミナル2階(市バスターミナル)

 2階は市バス専用ターミナルでした.最大で16バースが設けられていました.
 一時期,1番バースを平和コーポレーションの空港バスが、0番バースを定期観光バスが利用していました.
 プラットホームは2カ所に分かれており,1番から8番までグリーンホーム、0番と9番から15番までがレモンホームと名付けられていました.


▲2階のりば見取り図
 グリーンホームとレモンホームに分かれる

▲グリーンホーム1番〜3番
 のりばのほか,壁に沿って待機バースもある
 

▲3番のりば
 

▲グリーンホーム4番〜7番のりば
 右に見えるのはレモンホーム
 

▲7番のりば
 唯一の中乗り仕様の基幹2系統専用のりば
 

▲最奥部のUターン場所
 

▲0番のりば
 Uターン場所にも2基のりばがあった
 0番はかつて定期観光バス,近年はメーグルが発車した
 

▲レモンホームの様子
 右側は松阪屋店舗
 

▲11番のりば
 

▲レモンホーム12番〜15番のりば
 壁側は待機バース
 

▲最後の15番のりば
 この後ろはJRの線路
 

▲同時発車のバスが連なる

 

 

 

平成23年〜平成28年 路上仮設停留所時代

 平成37年のリニア新幹線開業に向けた駅前再開発の一環で,「名古屋ターミナルビル」も建て替えられることになり,ビル内の市バスターミナルは,平成22年12月22日をもって閉鎖されました.
 翌日12月23日から,平成29年4月の新ターミナル完成までの経過措置として,昭和49年以前のように名古屋駅周辺の路上に停留所が分散配置されました.


▲路上仮設停留所の案内図
 

 

 路上仮設停 北エリア


▲1番停

▲2番停 基幹2号系統用


▲旧降車停跡に整備された8〜11番停


▲乗車4停+降車1停が連続する


▲8〜11番停


▲8〜11番停


▲8〜11番停(南側より)
 

 

 路上仮設停 東エリア


▲桜通上の3番停
 

 

 路上仮設停 南エリア


▲ミッドランドスクエア前の4〜6番停

▲6番停
 交差点に近いため,通常位置より手前に停車


▲4番停
 後方はあおい交通空港バス停
 

 

 那古野回転場回送ルート

 到着後から折り返し発車時間までのバス待機スペースが無くなったため,バスターミナル閉鎖期間中は折り返し時間を伸ばし,那古野回転場まで回送して折り返し待機が行われました.このため降車停から那古野回転場に向かう市バス車両が,バス通りでない裏道を走る光景を見ることができました.
 那古野回転場から始発停までは表通りを回送し,8〜11番停へ向かう車両はロータリー交差点などで方向転換を行いました.


▲桜通経由→那古野回送ルート

▲名駅通経由→那古野回送ルート


▲駅前ロータリー交差点を回り,向きを変える
 

 

 

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