名古屋市南区にある市バスの終点風景をご紹介します.
名古屋市南区 |
 |
名古屋市南区の鉄道路線は,名鉄本線,JR東海道線,名鉄常滑線の民間3鉄道路線が縦断しており,地下鉄は桜通線が区北東部を走るのみです.
このため,他区と比較して市営交通への依存度が低く,敬老パスの保有率も低くなっています.
とはいえ,市バス路線網は他区と同じ水準で張り巡らされており,鉄道網を補完する路線に加え,民間鉄道路線に平行して走る路線も設定されています.
市バス路線の主な起点は栄や金山,神宮東門,新瑞橋で,これらから続く路線の終着点が南区には5箇所あります.
区南部には基幹バスの運行も担う鳴尾営業所(★印)があります. |
 |
南区の市バス回転場(現役のもの) |
 |
南区には,市バスの終点が5箇所あります.
系統:基幹1 頻度:2本/h 施設:休憩所 駐車:2台
JR東海道本線笠寺駅の東口の正面にある小型回転場です.
笠寺駅を発着する系統は基幹1号系統のみですが,方向転換のため新瑞13号,神宮16号,南巡回の各系統が回転場を通過します.
また,毎年節分の日には臨時急行バスがここを発着し,大変賑わいます.
周辺の地図(Google)

▲JR笠寺駅正面に位置する回転場 |

▲JR駅側より望む |

▲通過系統は回転場を通り抜ける |

▲回転場の入口は裏道にあり |
系統:栄21,金山19,(新瑞14) 頻度:3本/h 施設:トイレ 駐車:無区分(約2台分)
山崎川の河口近く,市道の行き止まりにある回転場です.
連続高架区間となっている国道23号線の高架下スペースを利用しています.
駐車スペースの区分はなく,2台程度が駐車できる広さです.
泉楽通四丁目を終点とする系統のほか,新瑞14号系統大江町発着便がここまで回送されて回転しています.
周辺の地図(Google)

▲終点バス停留所付近の様子 この先の高架下に回転場がある |

▲回転場の様子 |

▲高架道路下の市バス回転場 |

▲画面左側の入口から正面出口へ通り抜ける |
系統:基幹1 頻度:4本/h 施設:大型休憩所 駐車:12台分
工場・倉庫地帯にある回転場で,周囲を大規模工場や大型店舗に囲まれています.
星崎を起終点とする基幹バスも多く,広いスペースが確保されています.
かつては野並19系統など一般系統も乗入れていました.
周辺の地図(Google)

▲星崎停留所の西150m先の交差点角にある |

▲幹線道路沿いの大型回転場 |
発着系統:金山18,有松12 折返頻度:3本/h 施設:大型休憩所 駐車:5台分
通過系統:新瑞13,新瑞14,名港11,神宮15 乗車停×2 降車停×1
鳴尾営業所から西へ約750mの場所にある大型回転場です.
島型の乗降場に停留所が3本建っており,その周囲に駐車待機スペースがあります.
現在は北側の駐車スペース4台分は使用せず,東側5台分のみ使用しているようです.
周辺の地図(Google)

▲道路に面した島形の乗降場 |

▲東端に休憩所と駐車スペースがある |
系統:基幹1,新瑞13,新瑞14,名港11,神宮12,神宮15,鳴子15,有松12
鳴尾車庫停留所は,乗降車停がバス通り上に,降車停が営業所横に設置されています.
鳴尾営業所の詳細は 別ページをご覧下さい.
周辺の地図(Google)
南区の市バス回転場(閉鎖されたもの) |
 |
JR笠寺駅の西口にあった大型回転場です.
名古屋市総合体育館(旧愛称:レインボーホール)の敷地の一角,南端に位置しています.
閉鎖時の常設系統は基幹1号系統の支線のみで,毎時1本程度が利用する程度でしたが,かつては催事に合わせて臨時バスも走っており,多数の臨時便留置に対応できるよう14台もの駐車スペースが用意されていました.

▲臨時便にも対応した広大な回転場 |

▲現在も看板に「市バス」文字が残る |
▼もどる
|