地下鉄鶴舞線乗り入れ車両 6両組成×11編成=66両在籍
110-120-150-160-130-140 もしくは 210-220-250-260-230-240
電気:架空線式DC1500V 軌間:1067mm(狭軌) 車長:20m(大型)
名鉄 100/200系 コンテンツ |
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車 両 概 要 |
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名古屋市交通局地下鉄鶴舞線と名古屋鉄道豊田新線の相互直通運転は,昭和54年(1979年)7月より始まりました.
名鉄は,相互直通運転用の車両として,同社6000系をベースに新形式「100系」を製造,昭和53年(1978年)12月に4両組成(4M)2編成が登場(111F〜112F)しました.
翌年の相互直通運転開始と共に3編成が増備(113F〜115F)され,以来,交通局3000形と共に地下鉄鶴舞線ほか名鉄犬山線や豊田線で運用されています.
平成元年に増備された1編成(116F)は,制御装置が従来の抵抗制御から界磁添加励磁制御に変更され,回生ブレーキ付きとなりました.
平成3年には100系200番台を名乗る4編成(211F〜214F)が追加され,合計で4両組成10編成の陣容となりました.
犬山線乗り入れを控えた平成6年には,鶴舞線の6両組成化に伴い,名鉄100系においても名鉄初となるVVVF制御の中間車2両を新造し旧編成に組み込んで6両組成化(5M1T)するという改造が行われています.
さらに平成7年には,200系を名乗るオールVVVF制御の6両組成(3M3T)1編成(215F)が追加され,100系200系グループは6両組成11編成の陣容となりました.
このように増備が長年に渡るため,細部も含めると非常にバリエーションが豊富です.
全長18m級3扉車が多い名鉄車両の中で,20m級4扉車は異色の存在です.
側面1枚窓や横引きカーテンを採用するなど,従来の通勤車にはない特徴を持っていたことから,昭和55年には鉄道友の会ローレル賞を受賞しています.
現在,同時期に登場した交通局鶴舞線3000形については廃車による世代交代が進んでいます.
そのような中,名鉄100系は全車両が未だ健在です.
初期(昭和53〜54年)製造の車両(111F〜115F)については,平成23年から平成25年にかけて抵抗制御をVVVF制御化改造するという機器更新(5M1T→3M3T)及び車体特別整備を行い,現在も6両組成11編成66両が活躍しています.
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