1号線(東山線) 6両組成×21編成=126両在籍 配置:藤が丘工場
N1100-N1200-N1300-N1400-N1500-N1600
電気:第3軌条600V 軌間:1435mm(標準軌) 車長:15m(小型)
東山線 N1000形 コンテンツ |
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車 両 概 要 |
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名古屋の地下鉄開業から50周年という節目を迎えた平成19年秋に,名古屋を東西に走る大動脈である東山線に新型車両N1000形が登場しました.
【N1000形誕生の経緯】
N1000形が走る地下鉄東山線の電化方式は第3軌条が用いられています.これによりトンネル断面を小さくすることで建設コストの削減に寄与しましたが,一方で車両断面も小さくなり,特殊な床下構造による走行装置の経年劣化という問題を抱えていました.東山線で活躍する車両のうち,5000形は昭和55年の登場から25年以上が経過し,特に走行中の横ゆれがひどいなど,老朽化が進んでいました.
そこで5000形を置き換えると共に,名古屋市の重要課題である「安心・安全で快適なまちづくり」の推進を図るため,新しい車両「N1000形」が誕生しました.N1000形は火災対策など安全対策,省エネ,乗り心地向上,段差解消によるバリアフリーなど,「地球環境に優しい」「人に優しい」車両を目指しています.形式名頭文字の「N」には,次世代の名古屋の地下鉄を担う車両として,「New」「Next」「Nagoya」の意味合いが込められています.
平成18年に策定された「市営交通事業経営改革計画」(H18〜H22)の中で,まず始めに4編成の導入がうたわれ,平成19年度より平成22年度まで毎年1編成ずつ増備されました.第一編成は平成19年10月末に日本車両から藤が丘工場に搬入された後,長期の試運転が重ねられ,平成20年3月26日より営業運転を開始しています.
【平成27年ATO運転開始】
平成27年度中のATO運転開始&ホーム柵全駅導入に向け,5000形を全廃することになった東山線では,1年で最大6編成のN1000形を新造するなど,平成24年から平成27年にかけて急ピッチでN1000形の導入と5000形の廃車が行われました.
平成27年4月の21編成目の登場をもって,予定編成数が全て出そろいました.
平成24年度以降の増備車両からは新造時よりホーム柵対応機器やATO装置を搭載しています.
先に登場した4編成はホーム柵対応改造が施され,平成27年9月よりATO運転を行っています.
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