2号線・4号線(名城線・名港線) 6両組成×36編成=216両 車体長:15m(小型)
組成:2100−2200−2300−2400−2500−2600
電気:第3軌条600V 軌間:1435mm(標準軌) 配置:名港工場
名城線/名港線 2000形 コンテンツ |
 |
車 両 概 要 |
 |
2000形車両は平成元年に登場した,名城線・名港線で現在も活躍する唯一の車両形式です.
【2000形誕生の経緯】
2000形車両は,平成元年(1989年)に名古屋市内で開催された「世界デザイン博覧会」を機に,名城線の6両組成化と車両増備,冷房化推進のため登場しました.
以後,名城線開業時から使用されてきた黄電1000形列を順次置き換えると同時に,名城線延長開業と共に増備が継続して行われ,平成16年までに合計36編成216両が製造されました.
同一形式では交通局最大の車両数を誇っています.
デザイン博を意識して設計されたこともあり,大型曲面ガラスの採用や曲線美を感じさせる前面デザインなど,16年間という長期にわたり製造されたにもかかわらず,その秀逸な外観は初期編成から最終増備編成まで変化しませんでした.後発の東山線5050形にも2000形のデザインが生かされています.
名城線・名港線2000形車両は,名古屋の地下鉄で最も洗練されたデザインの車両であるといえるでしょう.
【電気機器の中間更新】
2000形車両は今後も名城線・名港線の主力車両として,都度改造が施されながら当面は継続使用される見込みです.
法令改正に伴う対応として,全編成を対象に運転状況記録装置の搭載工事が行われました.
また平成元年の登場から20数年経過し老朽化してきた機器の若返りを図るため,主要電気機器の更新が平成25年から令和2年にかけて行われました.
さらに令和2年度の可動式ホーム柵導入に合わせて,ホーム柵対応,ATO化,ワンマン運転対応工事が行われました.
【車両更新(令和10年度〜)】
令和11年には,車齢40年を超える車両が出てくることから,2000形の後継となる新型車両の製造が計画されています.
導入開始は令和10年度(2028年度)の予定です.
▼もどる |