地下鉄鶴舞線乗り入れ車両 6両組成×11編成=66両在籍
110-120-150-160-130-140 もしくは 210-220-250-260-230-240
電気:架空線式DC1500V 軌間:1067mm(狭軌) 車長:20m(大型)
名鉄100/200系 客 室 内 |
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車内はオールロングシートで,地下鉄車よりやわらか目のクッションとなっています.
この車両の特徴でもある大型一枚固定窓には,横引きカーテンが備え付けられており,通勤車ながら上品な内装にまとめられています.
化粧板は薄いクリーム色で,座席モケットは登場時はスカーレット色でした(現在は張り替え済み).
現在,床面の色は製造時期や更新時期によって複数存在します.
1次車の特徴は次の通りです.
・乗務員室背面の窓形状は,四角く角のあるアルミ枠
・室内の窓枠はアルミ製
・側扉窓はHゴム支持
・室内蛍光灯の本数は先頭車16本,中間車18本
・床面中央の通路部の登場時の色はワインレッド(後に張り替え更新)

▲1次車(更新前) ワインレッド色の通路 天井には飛び出た冷房装置 |

▲ロングシート部 大きな一枚固定窓の窓枠はアルミ製 |

▲乗務員室仕切り壁(111F更新前) 助士側の四角窓は1次車の特徴 |

▲モケット(3代目)更新車もあります |
2次車の変更点は次の通りです.
・乗務員室背面の窓形状が,やや小ぶりの丸みを帯びたゴム枠に変更.

▲2次車 助士側の窓形状を変更 |
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界磁添加励磁制御方式となった3次車の変更点は次の通りです.
・室内の窓枠がアルミ製からFRP製に変更
・室内蛍光灯の本数は先頭車20本,中間車22本
・冷房吹き出し口形状の変更
・座席背もたれの傾斜角やや大
・座席仕切り板追加

▲3次車 冷房吹き出し口を変更し平天井に |

▲優先席の様子 窓枠はFRP製/シート端部仕切り板を追加 |
4次車の変更点は次の通りです.
・床面中央の通路部の色をワインレッドからパープル色濃淡模様
・運転室の塗装はクリーム色

▲4次車 床模様をパープル濃淡色に変更 |
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VVVF制御車の増結用中間車として製造された5次車の変更点は次の通りです.
・側扉窓を下方に拡大し,Hゴムから金属支持へ変更

▲増結用の5次車 側扉窓拡大と金属支持が特徴 |
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オールVVVF制御車の6両組成として登場した唯一の200系,6次車の変更点は次の通りです.
・LED式車内案内表示器を設置
・先頭車に車椅子スペースを設置

▲6次車200系 先頭車
車いすスペース,LED案内装置を追加 |

▲車端部の様子 |
平成23年から25年にかけて,中間車(5次車)を除く1次車4両に施された車内リニューアル改造項目は次の通りです.
・先頭車に車椅子スペースを設置
・各扉に予告チャイムを設置
・床材を変更し,扉部分は黄色
・天井及び化粧板の変更
・つり革の持ち手を○形から△形へ変更し,優先席前は黄色
・運転台計器の更新
この他,平成28年まで,111Fの111号車では室内灯の一部がLED化されていました.
続く112Fの改造では,一部冷房装置がより強力なものに交換されました.また,中間車(5次車)のつり革の持ち手も三角形に変更され,扉部分の床面が黄色化されました.

▲1次車(更新後) △つり革が並ぶ車内
床材張り替え&出入口付近着色 |

▲先頭車に車いすスペースを設置
111号車の一部にLED照明を試験設置していた |

▲更新車の車端部
△形つり革を黄色に着色 |

▲新111Fのみ5次中間車内は未改造
つり革も○形のまま黄色に着色 |
乗務員室・運転設備 |
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運転台は正面の車内信号ATC付き速度計と,その両脇の表示灯が目立ちます.
マスコンとブレーキハンドルは回転式です.
保安装置類は,名鉄線用M式ATSや空間波無線に加え,地下鉄線用CS-ATCや誘導無線式列車無線を備え,発車予告ホン,自動案内放送装置,などを搭載しています.

▲1次〜3次車の運転台(旧111F〜116F) 淡緑色化粧板と水色運転台パネル |
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▲4次車以降の運転台(211F〜215F) クリーム色化粧板と黒色運転台パネル |

▲4次車以降の乗務員室の様子 |

▲更新車の運転台(新111F) 計器類を蛍光板付きに更新 |

▲更新車の乗務員室の様子 |
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