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 全地下型  収容能力9編成(最大54両)   最寄駅:地下鉄桜通線 徳重駅
 担当車両:6000形,6050形(桜通線)   機能:車両留置,列検

桜通線 徳重車庫

 徳重車庫は,桜通線を走る電車の車両基地です.
 平成23年3月より使用を開始した,名古屋市営地下鉄では最も新しい車庫です.

 車両基地概要

 徳重車庫は,地下鉄桜通線の終点,徳重駅に隣接する全地下構造の車両基地です.
 平成23年3月の野並〜徳重間の延伸開業に先立ち開設されました.桜通線初の専用車庫です.
 これに伴い,開業以来桜通線の日常メンテナンスを担ってきた中村検車場は閉鎖されました.

 

 小規模ながら,全9線の留置線群と検車ピットを設け,桜通線の運行を支えています.
 将来を見据え,6両組成対応で建設されており,留置能力は9本54両分あります.
 現在は5両組成のため,最大留置車両数は45両です.

 徳重車庫では,従前の中村検車場と同じく,6日を越えない期間で主要部品の点検を行う列車検査のみを担当しており,月検査と重要部検査や全般検査など大規模な修車作業は,丸の内駅にある連絡線を使い,鶴舞線を経由して日進工場で行っています.

施設名称 徳重車庫 配置組織 日進工場検車第二係
開設年月 平成23年3月 基地構造 全地下式
最寄駅 桜通線徳重駅 本線接続駅 桜通線徳重駅
敷地面積   建物面積  u
軌道延長  m 留置能力 6両組成×9本=54両
全検・重検 (日進工場にて実施) 月検査 (日進工場にて実施)
列車検査 当基地にて実施 保守基地 なし

 

 

 最寄駅:徳重駅の配線と出入庫線

 終点の徳重駅は降車ホームと乗車ホームが分離されており,列車はホームの先に設けられた留置線で折り返します.
 留置線は3本あり,うち2本が本線折返し用で,1本は車庫入庫用となっています.
 降車ホームの先には名古屋市営地下鉄唯一のダブルスリップスイッチ(DSS)が設けられています.

 徳重駅のホーム端からは,出入庫線の様子とDSSを見ることができます.



▲(1)1番線に到着した終着列車

▲(1)1番線のホーム端より
 左側が車庫に続く出入庫線/奥が留置線


▲(1)出入庫線


▲(1)DSSと留置線 車止めが見える


▲(2)2番線側より終端部を望む



▲(2)留置線に折返し列車が停車中


▲(2)留置線と終端部

 

 

徳重車庫内の様子

 徳重車庫は全地下式で内部の様子を見ることができません.
 当ページでは交通局の紹介ポスターや工事記録の画像を引用しています.

 徳重車庫内の線路配線・施設配置

 徳重駅から徳重車庫へ入庫する列車は,
  (1)終端方の留置線に入り折返します.
  (2)DSSで分岐して,車庫出入庫線→車庫引上線に進みます.
  (3)車庫引上線で折返し,車庫留置線群に入ります.


▲駅から車庫への入庫列車の動き
 (画像出典:交通局ポスター)
 

 

 徳重車庫の留置線はB2階にあります.
 B1階には駅1番出入口や換気所,徳重車庫変電所が併設されており,部分的に2層構造となっています.(右下の図)
 換気所施設等のない箇所はB2階のみの1層構造です.


▲地上・徳重車庫・駅の平面イメージ
 (画像出典「第6号線工事記録」交通局編)を加工

▲徳重車庫・駅の横断面図
 (画像出典:交通局ポスター)

 

 徳重車庫は,1〜9番線で構成されます.
 徳重駅方にピット構造の3線(随修線2本,列検線)があり,簡易な修繕や列車検査等を行なっています.
 4〜9番線は留置線です.9番線(洗浄線)には洗車台も併設されています.

 他の車両基地は,保守基地(側線)を併設していますが,徳重車庫はありません.

 

 

 留置線・洗浄線

 徳重車庫1〜9番線は引上線から分岐しており,出入庫も車庫内入替も全て引上線を経由する必要があります.
 4〜9番線は留置線です.9番線(洗浄線)には洗車台が併設されています.

 夜間留置本数は7〜8編成です


▲車庫(留置線)入口
 左は9〜6番線,右は5〜1番線に続く
 (画像出典「第6号線工事記録」交通局編)

▲留置線
 (画像出典「第6号線工事記録」交通局編)

 

 

 列検線・随修線

 徳重車庫には検車係(日進工場内の組織)が配置され,桜通線車両の列車検査を担当しています.
 1番線(列検線),2番線(随修線2),3番線(随修線1)にはピットと屋根上点検台があり,簡易な修繕や列車検査等を行なっています.


▲列検線(1番線)
 (画像出典「第6号線工事記録」交通局編)

▲随修線(2番線)
 (画像出典「第6号線工事記録」交通局編)

 

 

地上部の様子(徳重車庫の直上)

 徳重駅は道路下に位置していますが,徳重車庫は隣接する民有地の下にあります.
 付近一帯の区画整理と合わせて整備されました.

 徳重車庫の地上部は,交通広場(バスターミナル),ユメリア徳重(緑区役所徳重支所等共同ビル),大型商業施設(ヒルズウォーク徳重ガーデンズ)が建設されています.


▲徳重駅・車庫付近の整備状況
 地上は公共施設と商業施設が建つ
 (画像出典:交通局ポスター)

▲徳重駅・車庫の位置
 (画像出典:交通局ポスター)


▲車庫上部に位置する1番出入口と交通広場


▲商業施設周辺に点在する車庫施設
 画像は車庫換気塔・車庫出入口

 

 

その他画像

 

 

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