三菱ふそう製／ノンステップバス／低公害車（ＣＮＧバス）

三菱ふそう製ノンステップ車両ラインアップ（引退済の年度式）

　【引退車種ページに掲載】
　平成8年度式〜11年度式の先行導入グループ（MP747）と，平成17年度式の低公害車（MP37）があります．

　当ページでは，平成17年度式車両を紹介します．

年度 年式 型式 導入 現存 備考 平成8年度 平成9年2月 KC-MP747M改 3両 廃車 3扉車 平成9年度 平成10年3月 KC-MP747M 2両 廃車 　 平成11年度 平成12年2月 KC-MP747M 4両 廃車 　 平成17年度 平成18年1月 KL-MP37JM改 15両 廃車 CNG

　【現役車種ページに掲載】
　平成20年度式のワンステ改造車（MP35），令和4年式〜6年度式の最新モデル（MP38）は，現役車種ページに掲載しています．

平成17年度式　　KL-MP37JM改　　15両　（廃車）

　三菱ふそう製　　三菱ふそうバス製造架装「エアロスター」ＣＮＧノンステップバス
　　　　　　　　　　機関：6D24　　排気量：11,940cc　　軸距5,300mm
　　　　　　　　　　座席定員：26人　　　・AT車

　平成14年度から続くＣＮＧ車の調達において，最終年度の平成17年度は三菱ふそうが落札しました．
　平成18年1月に15両が購入されました．局番はNF10〜NF24で，中川営業所に初期配置されましたが，その後他のCNG車とともに鳴尾営業所に配置されました．三菱ふそうの大型車としては6年ぶりの導入でした．

　ＣＮＧ車廃車時期の前倒しのため，平成29年12月に廃車となりました．

	外観・車体

　標準仕様ノンステップバス適合車で，青色の認定ステッカーが車体前後と中扉横に掲出されています．

　エンジンは引き続き6D24型で，トランスミッションはGMアリソン製ＡＴとなっています．
　2扉車で中扉はグライドスライドドアから引戸に，中扉スロープは折畳み引出し式から携帯脱着式に変更されました．
　方向幕は字幕式からLED式になりました．

　側窓は銀サッシの逆Ｔ型の着色ガラスで，車内カーテンは廃止されました．
　灯火規制により，テールランプは腰部が無くなり裾部のみ2カ所設置になりました．また車体側面に反射板が増設されています．
　屋根上は，ふそうCNG車特有の屋根中央部のCNGタンクが特長的です．その前方の冷房装置は引き続きパッケージタイプの三菱重工業製です．
　その他変更点として，電動リモコンサイドミラーとバックカメラの導入，車体側面出入口の英語表記追加があります．

　登場後の改造項目として，平成20年にホイールのシルバー塗装化が行われ，平成21年にはデイランプが追加搭載されました．

▲NF18　（平成18年式　CNG車）	▲NF11　後部より
▲NF18　屋根上の様子	▲NF11　右側面より

	車内内装・運転席

　国交省05年標準ノンステ仕様(青ステッカー)適合のため，車内の仕様は大きく変化しました．
　握り棒は茶色から朱色となり，降車ボタン形状も変更されました．
　車外出入口表示も変更となり，車内案内表示ではピクトグラムが多用されています．
　跳ね上げ座席は横向きから前向き1人掛×4脚に変更となりました．
　運転士用モニタがブラウン管タイプから液晶タイプに変更となっています．

　またメーカー標準品の採用が進み，座席形状は角が丸く薄型の簡素なものになりました．
　室内灯もラインライトから単灯の千鳥配置になりました．

　この車両のみの特徴として，ノンステップフロアの前向き座席が他車種では4席のところ5席となっている反面，中扉後ろの二人掛け座席が4列から3列となっている点が挙げられます．

▲NF14　車内の様子 　05年標準ノンステ仕様に対応	▲車内後方　2人掛け×3列配置 　最後尾は4人掛け座席
▲運転席の様子　アリソンATを採用

車両リスト

　当ページ掲載車両の車両配置表です．

画像ファイル

　その他の写真を紹介します．

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