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 高速度鉄道6号線(桜通線)  5両組成×20編成=100両在籍  配置:日進工場
 編成:6100-6200-6300-6700-6800
 電気:架空線式DC1500V  軌間:1067mm(狭軌)  車長:20m(大型)

客 室 内

 6000形の車内はオールロングシートで,座席モケットはラインカラーに近いエンジ色が採用されています.
 7人掛けと3人掛けで構成されており,車端部の優先座席は灰色モケットです.

 天井と壁面は明るいホワイト系の化粧板が使用されています.
 床面は通路部をアイボリー,それ以外をえんじ色とし区分しています.
 5050形や3050形など他車両と真逆の配色です.

 つり革は優先席を除き丸形です.
 荷物棚はパイプ型で,ラインカラーは入りません.

 1次車よりLED2段式車内案内装置が車端部に設置されています.

年次 編成 車椅子
スペース
シート 路線図式
案内装置
1 01H    
2 02H〜13H    
3 14H〜20H  

 

 一次車(試作車)  6101H (6300号車を除く)

 昭和62年に先行導入された1次車(6101編成のうち,6301号車を除く4両)は,新設路線(桜通線)の車両として,また名市交の第三世代車両の第一陣として製造されました.
 化粧板を白系とするなど新しいデザインが採用された一方,座席形状は従来車両と同形状とするなど,新旧の名市交仕様の入り交じった過渡期を感じさせる内装となっています.

 座席形状は鶴舞線3000形に準じたシートタイプで,シート端部はパイプ構成で肘掛けはありません.
 車端部妻面に窓はなく,貫通路の横にLED式車内案内装置が設置されています.

 出入口付近のつり革受けの棒は丸みを帯びた長方形をしています.

 登場から31年間,部分的な小改造はあったものの登場時の姿を保っていましたが,令和元年の定期検査時に座席モケットが2次車以降と同じ柄入りのものに交換されました.


▲1次車の車内(座席モケット交換前)
 シート端部はパイプ構成

▲現在の1次車車内(座席モケット交換後)


▲7人掛け座席 3000形に準じた座席形状
 (座席モケット交換前)


▲現在の7人掛け座席(座席モケット交換後)


▲3人掛け優先席(座席モケット交換前)
 (床ステッカー掲出時代)


▲現在の3人掛け優先席(座席モケット交換後)


▲先頭車の車端部 車内案内装置は通路横に設置
(座席モケット交換前/床面ステッカー掲出時代)


▲現在の中間車の車端部(座席モケット交換後)


▲乗務員室仕切壁(6800形)(座席モケット交換前)
 遮光ガラス&カーテンなし

 


▲6101H各車端部の様子
 (2号車日車/3号車日車/7号車日立)


座席モケット新旧比較
 令和元年定期検査時に更新された

 

 

 二次車  6102H〜6113H (6300号車を除く)

 平成元年登場の2次車より,座席が着席区分のはっきりした簡易バケットシートが採用され,肘掛けも設置されました.
 車内の車号銘板も1次車の明朝体風からゴシック体風の字体になりました.


▲2次車の車内(中間車)
 バケットシート・肘掛を採用
 (画像は つり革交換前)

▲中間車の車端部
 車内案内装置は通路横に設置


▲乗務員室仕切壁(6100形)
 助士側(左)にも窓あり


▲乗務員室仕切壁(6800形)
 2次車までは車いすスペースなし


▲7人掛け座席 バケット座席+肘掛け付き
 (画像は つり革交換前)


▲3人掛け座席(優先席)


▲側扉上部の全線路線図


▲側扉上部の桜通線路線図


▲特徴的な形状の出入口付近のつり革受け棒
 (1次車,2次車の特徴)


▲車内銘板と化粧板

 

 

 三次車  6114H〜6120H (6101H〜6113Hの6300号車を含む)

 平成5年登場の3次車より,両先頭車に車いすスペースが用意されました.これに伴い座席定員も少なくなっています.

 新たに車端部妻面にも窓が設置されました.1,2次車の中間に組込まれた3次車も同様です.
 妻面窓設置に伴いLED式車内案内装置は通路横から通路上部に移設されています.これに伴い従来は未設置だった先頭車内乗務員室仕切壁部にも増設されています.
 また3次車の案内装置には従来はなかった英文案内機能が追加されていましたが,現在は全車で英文案内も行われています.

 出入口付近のつり革受けの棒は,通路上部に移設された車内案内装置が見づらくなることから,2次車までの丸みのあるタイプから,一般的な棒状のものとなりました.


▲3次車の車内 妻面窓を増設
 (画像は つり革交換前)

▲同左(画像は つり革交換後)


▲先頭車に車いすスペースを設置
 車内案内装置も扉上に増設


▲同左(画像は つり革交換後)


▲3次車の車端部
 (隣車両は2次車のため妻面窓なし)


▲3次車の車端部
 (隣車両も3次車のため妻面窓あり)


▲3次車の車端部(先頭車/両側優先席)


▲3人掛け優先席


▲7人掛け座席


▲棒状タイプとなった出入口付近のつり革受け棒

 

 

 

近年の改造内容

 近年改造された車内設備や車内機器を紹介します.

 つり革交換(優先座席部)

 優先席前の「つり革」は,当初「白色丸形」でしたが,目立つ「黄色三角形」及び高さの低いものに交換されました.

 

 

 Wi-Fi車内アンテナ設置  平成○年

 他路線に先駆けて車内天井部にWifiアンテナが設置されました.


▲車両中央付近天井に設置されたWi-fiアンテナ
 他路線に先駆け整備された
 

 

 

 車内非常通報装置の更新  平成28〜29年

 6000形車両では,各車両に2カ所ずつ「非常通報器」が設置されています.
 1次車と2,3次車で初期搭載される機器に違いがありましたが,平成28年と29年の弱電機器更新によって現行タイプに統一されています.


▲1次車(初期)の非常通報器 マイク部が大きい

▲2,3次車(初期)の非常通報器 マイク部が小型に


▲更新後の非常通報器
 現在は全てこのタイプに
 

 

 

 抗ウイルス加工 令和3年

 令和3年,市バス・地下鉄全車両を対象に抗ウイルス加工(手すりやつり革などに,ウイルスの不活性化を早める効果を持つ薬剤を噴霧)が行われました.
 施工済み車両にはステッカーが車内に掲出されました.


▲抗ウイルス加工済みの車内
 薬剤は無色透明なので,当然見た目に変化はない

▲施工済み車両に掲出されたステッカー

 

 

 つり革交換(一般座席部) 令和3年〜

 令和3年(2021年)から令和5年(2023年)にかけて,一部のつり革について,高さの低いつり革へ交換が行われています.


▲従来のつり革 一般座席前は全て同じ高さ

▲更新後のつり革 高さ2種類(高・低)

 

 

 乗務員室扉に「非常通報装置」ステッカー追加 令和4年(2022年)

 6000形含め,ワンマン運転を行う各路線の車両を対象に,乗務員室扉に「非常通報装置」の位置を表示したステッカーが追加掲出されました.


▲乗務員室扉ガラス面に「非常通報装置」ステッカー掲出(R4年12月頃)

▲同左

 

 

画像ギャラリー

 6000形車両のその他車内画像を紹介します.

 過去の様子

 平成24年より地下鉄トンネル内の携帯電話圏内化が始まったことを受け,優先席前の床面に赤く大きなマナー啓発ステッカーが掲示されました.
 その後,マナー変更(電源OFF→混雑時のみOFF)に伴い,平成28年3月までに剥離されています.


▲優先席前の床面ステッカー
 (平成24年〜平成28年当時)

▲3人掛け座席(優先席)

 

 

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