高速度鉄道6号線(桜通線) 5両組成×20編成=100両在籍 配置:日進工場
編成:6100-6200-6300-6700-6800
電気:架空線式DC1500V 軌間:1067mm(狭軌) 車長:20m(大型)
車外設置 行先表示器(方向幕) |
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桜通線6000形車両は,新製時より字幕式行先表示器(前面表示器・側面表示器)を搭載しています. 一部車両は,後述するLED式に更新されています.

▲6000形前面方向幕(字幕式) |

▲6000形側面方向幕(字幕式) |
地下鉄桜通線6000形車両の行先表示器(方向幕)のコマ内容を掲載しています.
これらの情報は独自調査から推測したもので,実際の内容と異なる可能性がありますのでご了承ください.
(1)現在使用されている桜通線の方向幕は,令和5年(2023年)1月4日の駅名称変更(中村区役所→太閤通)に合わせて更新されたものです.
従来のものと比べ,英字の書体が太くなりました.
新たに「太閤通」と「桜本町」が追加されています.
(駅名称変更日よりも前に方向幕交換作業を行うため「中村区役所」幕も入っています.)
(2)それ以前の桜通線方向幕は,平成23年3月の徳重延伸の際に更新されたものです.
以前のものと比べ,字体が若干細くなり,非営業幕にも英字が入りました.
新たに「徳重」と「団体」が追加されたほか,鶴舞線「赤池」表示は無くなりました.

6000形
(第3期) |
(2)過去方向幕(H23〜R4) |
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(1)現在の方向幕(R5〜) |
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過去に使用されていた方向幕1 桜通線開業前の鶴舞線暫定運用時 |
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過去に実際に使用されていた方向幕のうち,廃品放出などで入手することのできた幕の字幕配列を紹介します.
桜通線6000形の試作車6101編成は桜通線での営業運転に先立ち,鶴舞線で試運転と営業運転に使用されていました.その当時の方向幕です.

6000形
(鶴舞線) |
6000形鶴舞線運用 |
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過去に使用されていた方向幕2 桜通線第一期/第二期 |
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左側は,桜通線の第一期開業時代(中村区役所〜今池間)に使用されていた方向幕です.
丸の内や鶴舞線の赤池、浄心も設定されています.
右側は,桜通線の第二期開業以降(今池〜野並間開通後)に使用されていた方向幕です.
桜山と野並が追加されました.

6000形 (第1期) (第2期) |
過去方向幕(第一期) |
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過去方向幕(第二期) |
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<画像提供>kiha11user様(第二期方向幕の10〜11)
車外設置 行先表示器(LED式) |
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方向幕式行先表示器の老朽化に伴い,LED式行先表示器への機器更新が行われています.
第1号として,令和7年(2025年)3月に,6105編成の行先表示器が字幕式からLED式に更新されました.

▲6000形前面方向幕(LED式) R7〜 |

▲6000形側面方向幕(LED式) R7〜 |
LED表示内容(コマ・色)は方向幕に準じていると推測されます.
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現行LED表示 |
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桜山 |
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今池 |
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野並 |
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丸の内 |
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試運転 |
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団体 |
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桜本町 |
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■ 車外行先表示器(調査中) |
6000形編成 |
現況 |
6101H |
方向幕 |
6102H |
方向幕 |
6103H |
方向幕 |
6104H |
方向幕 |
6105H |
LED更新 |
6106H |
方向幕 |
6107H |
方向幕 |
6108H |
方向幕 |
6109H |
方向幕 |
6110H |
方向幕 |
6111H |
方向幕 |
6112H |
方向幕 |
6113H |
方向幕 |
6114H |
方向幕 |
6115H |
方向幕 |
6116H |
方向幕 |
6117H |
方向幕 |
6118H |
方向幕 |
6119H |
方向幕 |
6120H |
方向幕 |
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車外設置 記号表示器 |
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車両前面の行先表示器(方向幕)の左側に,運用記号を表示する装置があります.
6000形は,7セグメントのマグサイン式(磁気反転表示器)で,文字色は白色です.
令和7年3月より,上記の通り行先表示器と共に,記号表示器もLED式に更新されています.

▲記号表示器(白色マグサイン) |

▲記号表示器(白色LED式) R7〜 |
車内設置(妻面) 旅客案内表示器 |
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6000形車内の旅客案内表示器は,車端部妻面に設置されています.
表示部が2行ある大型タイプのLED式です.
製造年次によって設置場所が異なります.
行き先や次駅名,扉の開閉方向,乗換,局からのお知らせ等を,赤,橙,緑色で表示しています.
一部の機器は,機器更新されています.
年次 |
編成 |
号車 |
設置箇所 |
新製時 |
機器更新 |
1次,2次 |
01H〜13H |
1,2 4,5 |
貫通路の横 |
旧LED式 |
→ 新LED式 |
3次 |
3 |
貫通路の上部 |
旧LED式 |
→ 新LED式 |
14H〜20H |
1,2,3,4,5 |
旧LED式 |
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一次車・二次車/6300号車を除く 6101H〜6113H |
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昭和62年に先行導入された1次車及び平成元年登場の量産2次車は,名古屋市営地下鉄の次世代(第三世代)車両の第一陣として新しい機器が積極的に採用されました.
車内機器では,旅客案内用に「LED式の旅客案内表示器」が採用されました.
この装置が当時は先駆的な試みとして評価され「快適空間賞」を受賞し,そのシールが貼られていました.
1次車・2次車は車端部妻面に窓がないことから,貫通路の横に設置されています.
(先頭車の乗務員室背後は窓があるため未設置.)
LED表示器は,経年により機器更新されています.
更新後のLED表示器は,従来機種と比較すると,縦方向サイズが小さくなっており,文字も縦長文字から正方形文字サイズになっています.また,角ドットから丸ドットとなっています.

▲旅客案内表示器(新製時) 1・2次車は貫通路の横に設置 |

▲1・2次車の乗務員室背後は設置なし |

▲旅客案内表示器(更新後) LED式からLED式へ更新 |

▲1,2次車は通路横に設置 |
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三次車/増結用中間車(6300号車) 6101H〜6113H |
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平成5年登場の3次車では,新たに車端部妻面にも窓が設置されました.
妻面窓設置に伴いLED式旅客案内表示器は,通路横から通路上部に設置位置が変更されました.
3次車のうち,1,2次車の中間に組込まれた車両(6301号車〜6313号車)の旅客案内表示器は,1,2次車と同様に機器更新されました.

▲旅客案内表示器(新製時) 3次車は貫通路の上部に設置 |

▲同左(新製時) |

▲旅客案内表示器(更新後) |

▲同左(更新後) |
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三次車 6114H〜6120H (6101H〜6113Hの6300号車を除く) |
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平成5年登場の3次車では,車端部妻面に窓があるため,LED式旅客案内表示器は通路上部に設置されています.
3次車のみで構成された7編成(6114H〜6120H)では,表示器の設置位置変更に伴い,先頭車内乗務員室仕切壁部にも追加設置されました.
また,従来はなかった英文案内機能が追加されました.(現在は全車で英文案内も行われています.)
機器更新はされていません.

▲旅客案内表示器 3次車は貫通路の上部に設置 |

▲3次車は乗務員室背後にも設置 |

▲3次車のみで構成された7編成の旅客案内表示器は未更新の模様 |
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車内設置(側面) 路線図・停車駅案内図 |
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6000形の側扉の上部には路線図が掲出されています.
全車(6101H〜6120H)ともプラ製もしくは紙製の固定表示です.
電光表示(路線図式表示器)はありません.
地下鉄全線路線図と桜通線停車駅案内が千鳥配置されています.
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▲桜通線停車駅案内 R4年12月までのデザイン |

▲地下鉄全線案内図 R4年12月までのデザイン |

▲桜通線停車駅案内 R5年1月更新後のデザイン |

▲地下鉄全線案内図 R5年1月更新後のデザイン |
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