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 2号線・4号線(名城線・名港線)   最大在籍数125両(2両〜6両組成)
 電気:第3軌条600V   軌間:1435mm(標準軌)   車長:15m(小型)

車両紹介 1000形・1500形

 制御電動車 1000形  22両

 1000形は,昭和40年と42年に22両が製造されました.東山線200形を改良した車両です.

 車体はボックスマウント式全剛製で,一重屋根,非冷房です.
 側扉は片側3カ所で1300mm幅両開戸で戸袋窓なし,扉間窓は3連窓で上下引き違い式としました.

 車体色は東山線と同様にウインザーイエローですが,識別のため補色となる紫色の帯を窓下全周に配しています.
 その他東山線仕様との違いとして,車体前面は貫通路上に方向幕を設置し,車内腰掛け端部には握り棒を設けました.

 信号方式は日本初の無絶縁軌道回路による車内信号式としたため,運転台には車内信号が取り付けられました.当初は色灯式でしたが,昭和42年に速度計と一体化した速度信号機に交換されています.

 台車は住友FS-362形と日車ND-305形で,空気バネです.基礎ブレーキはディスクブレーキ,車輪は黄電共通で弾性車輪です.
 主電動機は三菱MB-3092形と日立HS-830形で,定格出力は55kWです.駆動装置はWN平行カルダン方式です.
 制御装置は日立MMC-LTB形で,カム軸多段式自動進段方式です.回路の使用電圧はDC100Vです.
 ブレーキ装置はSMEEを採用し,常用・非常ブレーキともに発電ブレーキ使用.応荷重装置付きとし,ブレーキ弁はセルフラップ式で運転操作を容易にしました.
 補助電源装置は発動発電機ですが,昭和46年以降中間車搭載の静止形インバータから受電するよう改造を受け順次撤去されました.

導入年月 両数 車両番号
S40年9月 8両 1001〜1008
S42年3月 14両 1009〜1022


▲先頭車1000形
 

 

 

 電動車 1500形  11両

 1500形は,昭和42年の栄〜金山延伸に合わせて列車組成を2両から3両に増結するため,1000形に組込む中間車として11両が製造されました.

 車体構造は1000形の乗務員室を無くした以外は同じです.
 機器も同じで,発動発電機も他車から受電する改造で順次撤去されました.

導入年月 両数 車両番号
S42年3月 11両 1501〜1511

 

 

車両紹介 1100形・1600形・1700形

 制御電動車 1100形  14両

 1100形は,昭和46年に延伸に合わせて2回に分けて計14両が製造されました.

 台車が東山線300形と同じコイルバネ軸箱守式の日立KH-46形,日車ND-111形,住友FS-354形になりました.
 補助電源装置は中間車から受電のため,当初より搭載していません.

導入年月 両数 車両番号
S46年3月 8両 1101〜1108
S46年11月 6両 1109〜1114

 

 

 電動車 1600形  30両→32両

 1600形は,昭和46年の3→4両組成化のため,1000形と1100形の中間車として25両が,昭和49年には5両組成化のため5両が製造されました.

 車体や室内は1500形と同じですが,台車は1100形と同じくコイルバネになりました.
 補助電源装置は静止形インバータを搭載し,自車を含め3両に電源供給します.

導入年月 両数 車両番号
S46年3月 19両 1601〜1619
S46年11月 6両 1620〜1625
S49年2月 5両 1626〜1630

 昭和62年に1700形2両に補助電源装置を追加搭載し,1600形に改番のうえ編成組み替えが行われています.

改造年月 改造車両数 (元車両番号)→(新車両番号)
S62年4月 2両 1701→1631,1703→1632

 

 

 電動車 1700形  13両→11両

 1700形は,昭和49年の4→5両組成化のため13両が製造されました.

 1600形から補助電源装置を取り外した構造です.

導入年月 両数 車両番号
S49年2月 13両 1701〜1713

 

 

車両紹介 1200形・1800形・1900形

 制御電動車 1200形  14両

 1200形は,昭和49年4号線(金山〜新瑞橋)開業時の増備車両で,14両が製造されました.中間車1800形,1900形とともに5両組成7編成を組みました.

 1200形系列では空気圧縮機のユニット化が行われ,従来は全車両に搭載していたものを,1200形と1900形のみに搭載し,元空気管を引き通しとしました.

導入年月 両数 車両番号
S49年2月 14両 1201〜1214


▲先頭車1200形

▲大幸車庫の1207編成
(1207+1807+1904+1618+1808+1208)

 

 

 電動車 1800形  14両

 1800形は,1200形の中間車で,14両が製造されました.

 補助電源装置(静止形インバータ)を搭載し,空気圧縮機を持ちません.

導入年月 両数 車両番号
S49年2月 14両 1801〜1814

 

 

 電動車 1900形  7両

 1900形は,1200形の中間車で,7両が製造されました.

 補助電源装置(静止形インバータ)を持たずし,空気圧縮機を搭載しています.

導入年月 両数 車両番号
S49年2月 7両 1901〜1907

 

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名城線 車両組成の変遷

 ※資料作成中

 

 

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