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 2号線・4号線(名城線・名港線)  6両組成×36編成=216両  車体長:15m(小型)
 組成:2100−2200−2300−2400−2500−2600
 電気:第3軌条600V  軌間:1435mm(標準軌)  配置:名港工場

2000形 車内の様子

 2000形の客室は,先に登場した6000形と同様に壁と天井をホワイト系とし,座席と床は名城・名港線オリジナルのグリーン系の色にまとめ,明るく清々しい感じになるよう配慮されました.
 専用の薄型クーラーによりクーラー部の天井高を上げ,2連の大型窓と相まって,開放感のある室内となっています.

 シートは背もたれ部分に柄をつけ,バケットタイプとして着席区分を明確化するとともに,座り心地の向上を図っています.
 座席上の荷物棚のパイプは,一般的な長手方向ではなく,横方向となっています.

年次 編成 車椅子
スペース
シート 路線図式
案内装置
貫通扉
1〜3 01H〜09H   厚/ウレ(※1)    
4・5 10H・11H あり 厚/ウレ    
6 12H〜15H あり 薄/ポリ    
7〜14 16H〜34H あり 薄/ポリ あり  
15 35H・36H あり 薄/ポリ あり 準備工事

 (※1)一部編成はシート交換によってウレタン→ポリエステルに変更.

 

 一次車  2101H〜2105H

 1次車は平成元年に5編成が製造されました.
 先頭車の車いすスペースはありません.

 車内の案内表示器は,妻面連結通路上部に1行タイプのLED表示装置が設置してあり,次の停車駅やのりかえ案内,行き先,開く扉を表示しています.
 この装置が当時は先駆的な試みとして評価され「快適空間賞」を受賞し,装置の右下にそのシールが貼られています.


▲1次車の車内(中間車/つり革交換前)

▲1次車の車内(車端部)


▲1次車の車内(先頭車/ATO改造後)


▲2109Hまでは車いすスペース未設置


▲3号車と4号車の間のみ扉あり


▲先頭車の車端部(両側とも優先席)


▲7人掛けロングシート(1次車〜5次車)
 黄緑色の座席モケットが並ぶ


▲車端部の3人掛けロングシート
 (女性専用車)


▲車端部の3人掛け優先座席


▲車内銘板(2101号車)


▲ドア上の路線図表記
 6次車まではプラ板の固定表示


▲客室内天井の様子


▲マクラギ方向の荷物棚パイプ
 ラインカラーは外帯と同じ青紫色


▲登場時の車内案内表示器
 「快適空間賞受賞」シール付き

 

 

 二次車・三次車  2106H〜2109H

 平成2年と平成3年に,計4編成が製造されました.
 出入口床面の滑り止めの形状が1次車と異なります.

 また,3次車(2108H)より,案内表示装置の内容に英語案内機能が追加されました.
 現在では全編成において英語案内が行われています.


▲2次車以降の車内(つり革交換前)
 出入口床面滑り止め形状を変更

▲出入口床面滑り止め
 (左:1次車/右:2次車以降)

 

 

 四次車・五次車  2110H・2111H

 平成4年(4次車)と平成5年(5次車)に1編成ずつ製造されました.

 新たに先頭車両に車椅子スペースが設置されました.
 これに伴い先頭車両の座席数が34席→32席となっています.


▲先頭車両に新設された車いすスペース
 ※画像は9次車2121編成
 

 

 

 六次車  2112H〜2115H

 平成6年登場の6次車より,シートの詰物材質をウレタンからリサイクル可能なポリエステル素材に変更しています.
 これに伴い座面形状や厚さ(若干薄く)が変わっています.


▲座面形状変更/詰物素材変更

▲7人掛けロングシート(6次車〜)

 

 

 七次車〜十四次車  2116H〜2134H

 平成7年製造の7次車から,路線図式案内装置がドア上部に追加されました.
 千鳥配置で1両あたり3台設置されています.
 これと共にドア開閉チャイム(ランプなし)も装備されています.


▲7次車の車内(中間車/つり革交換前)

▲7次車の車内(車端部)


▲7次車の車内(先頭車/ATO改造後)


▲7次車の車内(先頭車/ATO改造後)


▲7人掛けロングシート


▲車端部3人掛け優先席


▲側扉の上に路線図式案内装置を設置


▲向きによって上下が異なる

 

 

 十五次車  2135H・2136H

 平成15年2月に発生した韓国大邱市の地下鉄火災事故を受け,平成16年12月に地下鉄道の火災対策基準が改正されました.
 地下鉄車両関係では,隣接車両への煙の流入等を防止するため,車両間への通常時閉じる構造の貫通扉設置が義務付けられました.

 これら火災対策強化の議論が行われていた平成16年(2004年)に製造された15次車(最終増備車)では,全車両間に貫通扉(妻引戸)を設置するための準備工事として,車端部に戸袋部が設けられました.
 (実際に貫通扉が設置されたのは,従来車と同じく編成中央の1箇所のみです.)


▲図説 貫通扉の位置

▲2300号車 1次〜15次車 貫通扉あり


▲2300号車以外 15次車のみ準備工事(戸袋あり)


▲妻面比較

 

 

 

2000形 近年の改造・改修内容

 近年,車内・内装・運転機器で改修された項目を取り上げます.
 「車内案内表示器」は
表示装置ページに掲載しています.

 つり革交換(優先座席部)

 優先席前の「つり革」は,当初は一般座席前と同じ「白色丸形」でした.
 その後,目立つように「黄色三角形」かつ高さの低いものに交換されました.


▲登場時のつり革
 一般座席前も優先席も同じ「白色丸形」

▲優先席前の3本のみ高さ変更
 握り手も「黄色三角形」に交換

 

 

 Wi-Fi車内機器  平成28年(2016年)

 平成28年より,車内Wi-Fi機器が設置されました.
 設置位置は車端部(妻面)貫通路上部で,2000形の場合は2100号車,2300号車,2600号車の合計3カ所に設置されています.


▲2600号車に設置された車内Wi-Fi機器
 

 

 

 女性専用車両  平成28年(2016年)

 平成28(2016)年7月4日より,地下鉄名城線・名港線において女性専用車両が導入されました.
 女性専用車両は地下鉄東山線に次いで2路線目です.

 女性専用車両の運行時間帯は,平日の始発から午前9時までです.

 列車1編成(6両編成)につき,1両(23xx号車)が女性専用車両となります.
 下り列車(左回り・名古屋港行)では先頭車両から3両目,上り列車(右回り・大曽根行)では先頭車両から4両目です.


▲女性専用車両車内ステッカー
 

 

 

 ホーム柵対応改造・つり革増設  平成28年(2016年)〜令和2年(2020年)

 平成28年から令和2年春にかけて,全36編成を対象にATO搭載&ホーム柵対応改造が行われました.

 客室内部にも変化があり,乗務員室内に搭載する機器が大幅に増えたため,助士側に機器箱と非常用ハシゴ収納箱が客室内に飛び出す形で設置されました.
 運転士背後と扉部の窓はスモークガラスとなっています.


改造前の乗務員室仕切り壁の様子
 非常用梯子と消火器は乗務員室内

改造後の乗務員室仕切り壁
 機器箱と非常用梯子,消火器を客室内に張り出して設置

 

 同時に,サービス向上の一環として,車端部クーラー搭載箇所につり革が増設されています.


改造前の中間車車端部のつり革

改造後の中間車車端部 つり革増設(2個延長)
 改造つり革は振れ止め金具付き


改造前の先頭車車端部 つり革なし


改造後の先頭車車端部 つり革新設
 新規分も従来型に合わせ○型

 

 

 車内案内表示器更新(LED式/LCD式) 平成29年〜

 車内案内表示器は,別ページ「表示装置」を参照

 

 

 抗ウイルス加工 令和3年

 令和3年,市バス・地下鉄全車両を対象に抗ウイルス加工(手すりやつり革などに,ウイルスの不活性化を早める効果を持つ薬剤を噴霧)が行われました.
 施工済み車両にはステッカーが車内に掲出されました.


▲抗ウイルス加工ステッカー掲出(R3年)
 

 

 

 つり革交換(一般座席部)  令和3年(2021年)〜

 令和2年度末から令和5年にかけて,一部のつり革について,高さの低いつり革へ交換が行われます.


交換前の一般座席前のつり革
 高いつり革のみ配置

交換後の一般座席前のつり革
 高いつり革と低いつり革を交互配置

 

 

 座席詰物交換  令和3年(2021年)

 2000形は座席詰物が2種類あります.
 (5次車まではウレタン製/6次車からはポリエステル製)

 令和3年度,一部編成の座席詰物が,ウレタン製からポリエステル製に交換されました.
 (令和3年末時点では2101編成のみ)


▲座席モケット張替&詰物交換後の2101H座席
 

 

 

 乗務員室扉に「非常通報装置」ステッカー追加  令和4年(2022年)

 2000形含め,ワンマン運転を行う各路線の車両を対象に,乗務員室扉に「非常通報装置」の位置を表示したステッカーが追加掲出されました.


▲乗務員室扉の様子

▲追加ステッカー「非常通報装置」

 

 

 室内灯LED化改修  令和5年(2023年)〜

 室内灯(客室灯及び乗務員室灯)について,蛍光灯からLED照明への改修が行われています.

 照明台座はそのままで,40W形(客室灯)の直管型LEDランプに交換されています.

 令和4年度(2022年度)は,令和5年2月中旬に1編成(3134H/黄電ラッピング終了後)が先行改修されました.
 令和5年度(2023年度)は,5編成の改修が予定されています.


▲LED化された室内灯
 (R5年2月先行実施/2134H)

▲従来より青白く照らされるようになった車内


▲新旧室内灯比較(蛍光灯→直管LED灯)


▲直管LED灯具(R5年2月先行分/2134H)

 

 

画像ギャラリー

 2000形車両の,その他車内画像を紹介します.

 過去の様子

 平成24年より地下鉄トンネル内の携帯電話圏内化が始まったことを受け,優先席前の床面に赤く大きなマナー啓発ステッカーが掲示されました.
 その後,マナー変更(電源OFF→混雑時のみOFF)に伴い,平成28年3月までに剥離されています.


▲優先座席前に掲出されていた床面ステッカー
 

 

 

 ホーム柵対応改造前・つり革増設前の車内の画像です.





 

 

 

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