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2号線・4号線(名城線・名港線) 6両組成×36編成=216両 車体長:15m(小型)
組成:2100−2200−2300−2400−2500−2600
電気:第3軌条600V 軌間:1435mm(標準軌) 配置:名港工場
乗務員室・運転設備 |
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2000形車両の乗務員室は,車両前面の非常用貫通扉を助士側にずらすことで広い運転台スペースを確保しています.
また,上下左右に大きい前面ガラス+側面に回り込む曲面ガラスの採用によって,名古屋市営地下鉄車両随一の幅広い視野を確保しています.
運転台はデスクタイプで,濃い紫色に塗装されています.縦操作式2ハンドルです.
名城線は開業時から車内信号式ATCを採用しており,計器パネル中央に大型の車内信号付きデジタル速度計があります.その左側には小型モニタが設置されています.
平成28年から令和2年にかけて,ワンマン運転(ATO対応&可動式ホーム柵)対応改造されました.
同時に計器類も更新されています.
ワンマン運転対応として,手前にATO発車ボタン,ドア開閉等ボタンが新設されました.
運転台左側には放送装置・マイクが新設され,列車無線受話器が左側側面に移設されました.
運転台右側には,新設された防護無線と時刻表立てが設置されています.
ホーム監視方法は,東山線や桜通線と異なり車内モニタ方式です. 運転台上部に6.4インチ×4面のホーム監視モニタも設置されています. (後から追加設置)

▲ワンマン運転に対応した運転台 5050形改造車に準じた機器配置 |

▲ホーム監視モニタ稼働状態 |

▲視界の広い運転台 (ホーム監視モニタ搭載前) |

▲ホーム監視モニタ搭載後 現在の運転台 |

▲ホーム監視モニタ拡大 ▲運転台拡大 |
乗務員室内部への搭載機器が大きく増えたことから,助士側前後に機器箱が設置されました.

▲改造後の運転台回りの様子 (運転台直上のモニタ装置搭載前) |

▲機器箱が設置された助士側 2100形の前部機器箱は2600形に比べ小さい |
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運転台(ホーム柵対応改造前の様子) 平成28年(2016年)以前 |
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ATO対応&ホーム柵対応改造が行われる前の,運転台及び乗務員室内の様子です.

▲2000形 紫色の運転台 |
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▲大型曲面ガラスを採用し視界の広い運転席 |

▲乗務員室助士側 |
近年の改造・改修内容 |
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近年,運転機器で改修された項目の一部を取り上げます.
法令改正に伴い,乗務員室への運転状況記録装置の取付が行われました.
取付済み編成には記録装置本体と,GPSアンテナが確認できます.
GPSアンテナの取付方法は複数タイプあります.

▲乗務員室内部の記録装置本体 |

▲GPSアンテナ |
平成26年12月に計21編成(2101H〜2121H),平成27年12月に計8編成(2122H〜2129H),平成28年1月に計7編成(2130H〜2136H)の自動放送装置が更新されました.
新しい自動放送装置はよりクリアな音声で,マナー啓発放送も挿入されており,N1000形のような雰囲気となっています.
※平成28年秋冬の2110編成,令和3年の2105編成など,新装置の修理の際に,一時的に旧装置に交換されることがあります.その場合は旧音声となります.

▲2600号車に設置された自動放送装置 |
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平成28年に,従来から装備する非常用はしごに代え,運転台横に手すり付き非常用はしごが搭載されました.
その後,平成28年から令和2年にかけて実施されたATO対応&ホーム柵対応改造の際に,客室内の機器箱へ移設されています.

▲H28年に搭載された手すり付き非常用梯子 現在は客室内に移設済み |
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