1号線(東山線) 6両組成×27編成=162両在籍 配置:藤が丘工場
5150-5250-5350-5450-5550-5650
電気:第3軌条600V 軌間:1435mm(標準軌) 車長:15m(小型)
5050形 車内の様子 |
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車内は兄弟車である名城線2000形とよく似ています.
オールロングシートで,シートモケットは東山線5000形と同じ赤橙色のものが採用されています.
簡易バケットタイプで,7人掛けと3人掛けで構成されています.車端部の優先座席は灰色モケットです.
天井と壁面は明るいホワイト系の化粧板が使用されています.
床面は通路部をえんじ色,それ以外をアイボリーとし区分しています.つり革は丸形です.
荷物棚は,5000形では戸袋部にしかなかったものが,全座席上部に設置されています.棚のパイプの向きは2000形と異なり一般的なレール方向となっています.
1次車から両先頭車に車いすスペースが設けられたほか,LED式車内案内表示装置が車端部通路上に設置されています.
年次 |
編成 |
車椅子 スペース |
シート |
路線図式 案内装置 |
1〜2 |
51H〜55H |
○ |
厚 |
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3 |
56H・57H |
○ |
薄 |
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4〜9 |
58H〜77H |
○ |
薄 |
○ |
平成4年から平成6年に登場した1次車〜3次車の側扉上には路線図式案内装置やドアチャイムは設置されていません.

▲1次車の車内(中間車/つり革交換前) 座席モケットは橙色 |

▲1次車の車内(先頭車/ATO改造後) |

▲乗務員室と車いすスペース スモークガラスのためカーテンなし |

▲先頭車の車いすスペース |

▲7人掛けロングシート(1次車) |

▲車端部の3人掛け座席 黄色△形つり革は近年施工 |
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▲優先座席は灰色モケット (床面ステッカー掲出時のもの) |

▲側扉上の東山線路線図はプラ板 |

▲女性専用車とホーム乗車口案内 |
平成5年登場の2次車より,荷物棚の端部形状が,丸パイプにコの字形カバーを被せたものから,名城線2000形に似た形状のものに変更されており見栄えが向上しました.

▲荷物棚の形状を変更 |
平成6年登場の3次車より,シートの詰物材質をウレタンからリサイクル可能なポリエステル素材に変更しています.
これに伴い座面形状や厚さ(若干薄く)が変わっています.

▲座面形状変更/詰物素材変更 |

▲7人掛けロングシート(3次車〜) |
平成7年登場の4次車以降の主な変更点は次の2点です.
・側扉上に路線図式の案内装置を設置
・ドア開閉チャイム装備(ランプなし)
路線図式の案内装置は,ドア上部に千鳥配置で1両あたり3台設置されています.

▲4次車以降の車内(中間車) (画像は つり革交換前) |

▲4次車以降の車内(先頭車/ATO改造後) (画像は つり革交換前) |

▲4次車以降の車内(中間車/つり革交換後) |

▲4次車以降の車内(先頭車/つり革交換後) |

▲7人掛けロングシート |

▲4次車以降の車内(車端部優先席等) |

▲車端部3人掛けシート |

▲路線図式の案内装置 |
近年の改造・改修内容 |
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登場後の改造内容として,優先席前つり革が白○→黄△に交換されました.
また平成27年のホーム柵&ATO導入に伴い,平成24年から27年にかけてATO機器やワンマン機器の追加搭載が行われました.
これに伴い乗務員室内の機器が増えたため,乗務員室仕切り壁の3つの窓ガラスのうち,助士側のガラスが封鎖されています.
4次車以降の車両に搭載された側扉上の路線図式案内装置について,当初は一部編成のみ列車進行方向を表す矢印が緑色表示でした.現在は橙色に統一されています.

▲路線図式案内装置(緑矢印) |
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優先席前の「つり革」は,当初「白色丸形」でしたが,目立つ「黄色三角形」及び高さの低いものに交換されました.

▲優先席前も含め,全つり革が白○だった時代 |

▲交換後のつり革 |
平成14(2002)年9月30日の女性専用車両の導入に伴い,5450号車の車内とその両隣の号車の車内にステッカーが掲出されました.
当初は平日始発〜9時のみの運用で,ステッカーは桃色でした.
平成20(2008)年6月2日,運行時間帯に平日17時〜21時が追加された際に,黄色ステッカーに更新されました.
平成27(2015)年7月4日からは,平日は終日運行に拡大されています.ステッカーは黄色のままで,内容が更新されています.
なお,土日休日ダイヤでの運行日は,女性専用車両の設定はありません.

▲女性専用車両(5450号車)車内ステッカー (H30年11月更新版) |

▲女性専用車両の隣接車両のステッカー |
平成27年9月の可動式ホーム柵導入とATO運転化(列車自動運転装置導入)に伴い,平成24年から27年にかけて大規模な車両改造が行われましたが,主に床下機器と乗務員室内部の改造がメインで,客室内の変化はありませんでした.
先頭車両については,乗務員室内機器追加のため仕切壁が更新され,同時にスモークガラス化されています.

▲以前の乗務員室仕切壁(助士側にも窓あり)
普通ガラス+カーテン |

▲現在の乗務員室仕切壁(助士側の窓なし)
スモークガラス化された |
平成27年に,車内Wi-Fiアンテナが設置されました.
設置位置は車端部(妻面)貫通路上部で,5050形の場合は5150号車の藤が丘方,5350号車の藤が丘方,5550号車の藤が丘方の合計3カ所に設置されています(N1000形と設置位置が異なります).
5150号車とそれ以外でアンテナ設置方法が異なります.

▲5150号車の車内WiFiアンテナ |

▲5550号車の車内WiFiアンテナ取付部 |
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車内案内表示器更新(LED式/LCD式) 平成30年〜 |
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車内案内表示器は, 別ページ「表示装置」を参照
令和3年,市バス・地下鉄全車両を対象に抗ウイルス加工(手すりやつり革などに,ウイルスの不活性化を早める効果を持つ薬剤を噴霧)が行われました.
施工済み車両にはステッカーが車内に掲出されました.

▲抗ウイルス加工ステッカー掲出(R3年) |
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令和3年(2021年)から令和5年(2023年)にかけて,一部のつり革について,高さの低いつり革へ交換が行われています.

▲従来のつり革 一般座席前は全て同じ高さ |

▲更新後のつり革 高さ2種類(高・低) |
5050形 画像ギャラリー |
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5050形車両のその他車内画像を紹介します.
平成24年より地下鉄トンネル内の携帯電話圏内化が始まったことを受け,優先席前の床面に赤く大きなマナー啓発ステッカーが掲示されました.
その後,マナー変更(電源OFF→混雑時のみOFF)に伴い,平成28年3月までに剥離されています.

▲優先席前の床面ステッカー (平成24年〜平成28年当時) |
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