令和6年(2024年)の東区葵1丁目における不発弾の処理作業に伴う区間運休の記録集です.
地下鉄東山線・桜通線 部分運休 |
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令和6年(2024年)10月24日に東区葵1丁目で発見された不発弾(250kg普通爆弾)について,12月15日に処理を行うため,災害対策基本法に基づく警戒区域(避難対象地域)が設定されました.
警戒区域は,発見現場から概ね半径300m区域です. 幹線道路の桜通と錦通も含まれるため,周辺交通に大きな影響が出ました.
地上の道路交通だけでなく,桜通の地下を走る桜通線,錦通の地下を走る東山線も区間運休となりました.
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不発弾処理日 |
令和6年12月15日(日) |
規制時間 |
9:30〜安全宣言発表まで(12時07分運休解除) |
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対象路線 |
運休区間 |
運休区間の駅 |
東山線 |
栄(H10)〜池下(H14) |
新栄町(H11),千種(H12),今池(H13) |
桜通線 |
太閤通(S01)〜今池(S08) |
太閤通(S01),名古屋(S02),国際センター(S03),丸の内(S04),久屋大通(S05),高岳(S06),車道(S07) |

日曜日の昼間に地下鉄2路線が運休という,市民生活に大きな影響を及ぼす規模のため,2週間前から地下鉄各駅等で事前告知が行われました.

▲地下鉄全駅に掲出されたお知らせ |

▲同左 路線図 |

▲同上 駅の営業体制 |

▲案内表示装置による告知 |
当日の対応 地下鉄東山線 |
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地下鉄東山線は,栄駅〜池下駅間が運休となりました.
栄駅と池下駅でそれぞれ折り返し運転しました.
東山線西側は,高畑駅から栄駅間の区間運転となりました.
行先変更以外は,基本的にダイヤ通り運行されましたが,ダイヤ通り運転すると栄駅では2列車が並びます.
しかしながら栄駅では1列車しか入線できないため,下り列車は名古屋駅で約2分ほど停車し,栄駅に2分遅れで到着することで本線上停車を避けていました.

▲東山線 運休前の最終列車時刻表 |

▲下り運休前の最終列車 (名古屋駅9:20発藤が丘行き) |

▲運休時間帯は下り列車は栄行きに (表示器「栄行き」対応) |

▲下り列車は名古屋駅で時間調整 (+2分停車) |

▲車両側は「栄行き」表示なし |

▲車内自動案内は非対応
(LCDは交通局表示) |
折返し駅となった栄駅では,1番線(下り線)のみを使用し,1番線で折返し運転しました.
栄駅発車後は,伏見駅方の渡り線で転線しました.

▲折返し駅となった栄駅の様子 1番線(下り線)のみ使用 |

▲1番線に栄行き到着(終点) 5050形は白幕表示 |

▲1番線に栄行き到着(終点) N1000形は無表示 |

▲折返し栄始発の高畑行きに(N1000形) |

▲折返し栄始発の高畑行きに(5050形) |

▲折返し栄始発の高畑行きに(N1000形) 1番線(下り線)から逆方向に出発 |

▲渡り線を使って2番線(上り線)に転線 |
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東山線新栄町駅〜千種駅間が警戒区域にかかるため,渡り線のある栄駅から池下駅間は区間運休となりました. 当日の運休本数は上下線あわせて78本でした.
駅は警戒区域外のため,駅閉鎖はありませんでした. (出入口は解放/改札口を閉鎖)

▲運行情報モニター表示 |
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▲警戒区域と地下鉄駅の位置関係 4駅とも警戒区域(避難対象)外 |

▲警戒区域最寄りの新栄町駅 運休時間帯は改札口が閉鎖された |
東山線東側は,池下駅から藤が丘駅間の区間運転となりました.

▲運休時間帯は上り列車は池下行きに
(駅表示・列車表示とも「池下行き」対応) |

▲車内も「池下行き」対応 |
折返し駅となった池下駅では,2番線(上り線)で降車完了後,今池駅方の留置線で折返し,1番線(下り線)に転線して池下発藤が丘行きとして運転しました.

▲運休時間帯の池下駅改札口 |

▲全列車池下駅2番線止まり |

▲撮影者によるトラブルが多発している2番線の先端は閉鎖されました |

▲池下駅 上下線列車の並び 1番線池下始発と2番線池下行き |
当日の対応 地下鉄桜通線 |
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地下鉄桜通線は,太閤通駅〜今池駅間が運休となりました.
今池駅で折り返し運転しました.
桜通線高岳駅〜車道駅間が警戒区域にかかるため,桜通線西側の太閤通駅〜今池駅間は区間運休となりました.
当日の運休本数は上下線あわせて37本でした.
駅は警戒区域外のため,駅閉鎖はありませんでした. (出入口は解放/単独駅では改札口を閉鎖)

▲桜通線 運休前の最終列車時刻表 |

▲当日の駅掲出の時刻表 |

▲乗換駅のため運休時間帯もホームに入れた久屋大通駅桜通線ホームの様子 |
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桜通線南側は,今池駅から徳重駅間の区間運転となりました.

▲運休時間帯は上り列車は今池行きに
(上り線の駅表示器は消灯) |

▲運休時間帯は上り列車は今池行きに (表示器「今池行き」対応) |

▲車内も「今池行き」対応 |
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折返し駅となった今池駅では,2番線(上り線)で降車完了後,逆進して吹上駅方の留置線で折返し,1番線(下り線)に転線して今池発徳重行きとして運転しました.

▲2番線に今池行き到着(終点) 写真は6000形 |

▲2番線に今池行き到着(終点) 写真は6050形 |

▲降車完了後,逆進して留置線へ |

▲留置線に進入する |

▲留置線から1番線に逆進入線 折返し今池発徳重行きに |

▲今池駅 上下線列車の並び 1番線今池始発と2番線今池行き |

▲今池発徳重行き |
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振替輸送 |
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運休区間の迂回ルートとして,名城線や鶴舞線の利用が案内されました.
また運休区間内にある駅へのアクセスとして,市バスとJR中央線への振替輸送も行われました.
(混乱を避けるためか,積極的なアナウンスは行われず.)

▲各駅で配布された振替乗車票 |
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