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 1号線(東山線)  6両組成×21編成=126両在籍   配置:藤が丘工場
 N1100-N1200-N1300-N1400-N1500-N1600
 電気:第3軌条600V  軌間:1435mm(標準軌)   車長:15m(小型)

N1000形 客 室 内

 車内は片持式オールロングシートで,シートモケットはエンジ系柄入りのものが採用されています.簡易バケットタイプで,従来通り7人掛けと3人掛けで構成されています.
 天井と壁面は明るい化粧板,床は茶系石目調のデザインで,通路部と座席部の区分はありません.つり革は三角タイプのものが採用されています.

 全車両の車端部は優先座席を設け,モケットを紫色とし区別を図っています.
 また,さらなるバリアフリー化推進のため,従来は先頭車のみ設置だった車椅子スペースを全車両に拡大増設しています.これにより座席数は少なくなりましたが,定員増となっており,ラッシュ時の混雑緩和にも効果を発揮しています.

 側窓ガラスは熱線吸収ガラスを採用し,カーテンを省略しました.
 側扉は片側3扉で,出入口床面色を黄色とし,識別性を高めています.
 ホームと車両床面との段差解消のため,床面高さを従来の車両より60mm下げた900mmとし,段差を50mmとすることで車椅子での乗降が容易になっています.

年次 編成 座席間
ポール
車内案内
表示装置
1〜4 01H〜04H   LED式
5〜11 05H〜21H LCD式

 

 一次車・二次車  N1101H〜N1102H

 平成19年から平成22年に登場した1次車〜4次車の特徴として,次の点が挙げられます.
  ・座席間のスタンションポールなし
  ・ドア開閉チャイム装備(ランプなし)
  ・車内案内装置はドア上設置の横長LED式
  ・中央出入口上部の吊手が連続配置

 車内案内装置はLED式で,ドア上部に千鳥配置で1両あたり3台設置されています.32×256の2段表示です.

 その他,途中で追加された装備として,2次車より優先席前のつり革が白色から目立つ黄色に変更されました.
 また,3次車より車両間の貫通扉に設置された透明なガラス扉への衝突防止策として,新しく銀色のシールとハッチーステッカーが貼付けられました.
 これらは既存のN1000形編成にも同時施工され,現在の仕様は統一されています.

 平成27年3月〜8月には1次車〜4次車を対象にATO対応&ホーム柵,ワンマン運転対応改造が行われ,乗務員室内部機器増加に伴い乗務員室仕切壁が5次車と同じタイプに変更されました(助士側窓廃止,遮光ガラス採用など).


▲中間車 車内の様子(1次車)
 白系化粧壁と茶系石目調の床
 登場時のつり革高さは均一

▲同左 R6年現在の様子(1次車)
 つり革高さ変更・照明LED化など


▲第一編成5号車の車内車号表示


▲先頭車 車内の様子(1次車改造後)


▲改造後の乗務員室仕切壁(1次車改造後)
 右側窓を閉鎖&遮光ガラスを採用


▲先頭車の車椅子スペース


▲7人掛け座席 4次車までは縦ポールなし


▲座席モケット


▲中間車の車椅子スペースと優先座席(1次車)


▲3人掛け車端部座席


▲優先座席と黄色つり革


▲平成21年より追加された中扉の衝突防止対策


▲車両中央部の吊手(銀色の天井棒)配置
 曲線デザインで連続的に設置


▲車内LED式案内表示器
 千鳥配置でドア上に設置


▲【参考】1次車登場時の車端部
 中扉に装飾なし,優先席前のつり革が白色
 

 

 

 三次車・四次車  N1103H〜N1104H

 4次車より車内床材が変更されました.
 (変更前後とも茶系石目調のデザインであり,見た目はほぼ同じです.)
 3次車も登場時は旧タイプの床材でしたが,浮きが多発するなど不具合が多く,平成26年度に新タイプに張替えられました.


▲床材更新後の3次車(N1103H)車内

▲左:旧3次車までの旧床材模様
 右:新3次車以降の新床材模様

 

 

 五次車・六次車  N1105H〜N1110H

 平成24年に登場した5次車以降の特徴として,次の点が挙げられます.
  ・7人掛け座席にスタンションポール2本,4人掛け座席は1本設置,座席端部の仕切り大型化
  ・ドア開閉チャイム装備(ランプ付き)
  ・車内案内装置はドア上設置の液晶ディスプレイ(ハッチ−ビジョン)
  ・高低差のあるつり革を採用
  ・妻面扉の取手の大型化
  ・車いすスペースに横手すり増設(1本→2本へ)

 座席間にスタンションポールが付き,座席端部の仕切りも大型化されました.
 また,車内案内装置はLCD式で,ドア上部に千鳥配置で1両あたり3台設置されています


▲中間車 車内の様子(5次車)
 つり革の高さは高〜低サイズに違いあり

▲先頭車 車内の様子(5次車)


▲ATO機器搭載スペース確保のため,新製時より右側窓が消えた乗務員室仕切り(5次車)
 左窓&中央窓には遮光窓ガラスを採用


▲先頭車の車椅子スペース


▲車端部の車椅子スペースと優先座席(5次車)
 →車椅子スペースの手すりを増設


▲優先座席と黄色つり革


▲7人掛け座席
 縦ポールを座席間に増設し定員着席を促進


▲3人掛け座席


▲妻面扉の取手が大型化(5次車)


▲追加設置された扉開閉ランプ(赤色)
 車内案内装置もLEDから液晶ディスプレイへ(5次車)
 (サイネージ広告用画面設置前の様子)


▲車外より出入口を望む


▲令和5年にサイネージ広告用画面を増設


▲変更された車両中央部の吊手配置
 出入口部と通路部で個別に設置


▲車端部点検蓋を拡大(下が5次車以降)
 一部車両では点検蓋を増設

 

 

 七次車・八次車  N1111H〜N1115H

 平成25年に登場した7次車以降の車両は,優先座席前の床面「携帯電話OFFステッカー」掲出が取りやめになりました.
 その後,6次車以前の車両も同ステッカーが撤去されたため,現在では車内仕様に違いはありません.


▲7次車車内(5次車以降大きな変化なし)

▲落成時より優先席「携帯OFF」床ステッカーなし

 

 

 九次車〜十一次車  N1116H〜N1121H

 平成26年に登場した9次車の変更点として,車内車両番号板の字体が,従来の丸みを帯びたものから,角張ったものになりました.


▲9次車以降の車両番号板の違い
 (下が9次車以降の角張った文字が特徴)
 

 

 

 

N1000形 近年の改造・改修内容

 近年実施された小改造や改修内容を紹介します.

 女性専用車両ステッカー 平成20年〜

 東山線は平成14(2002)年より女性専用車両を導入しており,平成20(2008)年3月営業運転開始のN1101編成にも女性専用車両を示す桃色ステッカーが掲出されました.
 その直後,平成20年6月に運行時間帯の拡大(平日朝に加え平日夕方を追加)が行われた際に,黄色ステッカーに更新されたため,N1101編成の桃色ステッカー掲出期間は僅か2ヶ月ほどのでした.
 平成21年登場のN1102編成からは,登場時より黄色ステッカーが掲出されています.

 平成27(2015)年7月のさらなる運行時間帯の拡大(平日終日運行)時には,ステッカーは黄色のままで,表記内容が更新されました.
 また平成30年11月にも表記内容が更新されるなど,随時デザイン等が更新されています.


▲H20.3〜 隣接車両の表示ステッカ
 第1編成登場時の桃色ステッカー時代

▲H20.6〜 時間拡大に伴い黄色ステッカに更新


▲H27〜 女性専用車両ステッカ
 (H30年11月更新版)
 

 

 

 <一次車〜四次車対象> ホーム柵&ATO導入改造 平成27年

 平成27年9月の可動式ホーム柵導入とATO運転化(列車自動運転装置導入)にあたり,平成27年3月〜8月に1次車〜4次車を対象にATO機器追加&ホーム柵対応改造工事が行われました.
 主に床下機器と乗務員室内部の改造がメインで,客室内に大きな変化はありませんでした.
 先頭車両については,乗務員室内機器追加のため仕切壁が更新され,同時にスモークガラス化されています.

 以下,改造前(N1000形登場時)と改造後の乗務員室の様子を紹介します.


▲当初の乗務員室背後の様子

▲かつては右側客席窓が大きく取られていた
 

▲改造後 スモークガラス化
 乗務員室内機器追加のため右側窓は閉鎖

 

 

 Wi-Fi車内機器 平成27年〜

 平成27年より,車内Wi-Fi機器が順次設置されました.
 設置位置は車端部(妻面)貫通路上部で,N1000形の場合はN1200号車の高畑方,N1300号車の藤が丘方,N1500号車の藤が丘方の合計3カ所に設置されています.


▲N1200号車の車端部に設置されたWi-Fi機器

▲東山線車両の車内Wi-Fi機器設置状況

 

 

 抗ウイルス加工 令和3年

 令和3年,市バス・地下鉄全車両を対象に抗ウイルス加工(手すりやつり革などに,ウイルスの不活性化を早める効果を持つ薬剤を噴霧)が行われました.
 施工済み車両にはステッカーが車内に掲出されました.


▲抗ウイルス加工ステッカー(R3年)
 

 

 

 つり革交換等 令和3年〜

 【一般座席部】

 令和3年(2021年)から令和5年(2023年)にかけて,一部つり革を対象に高さの低いつり革へ交換されました.
 対象編成は1次車〜4次車(N1101H〜N1104H)です.
 5次車以降(N1105H〜N1121H)は新製時より高低差のあるつり革が採用されています.

 【優先座席部】

 令和6年度(2024年度)には,つり革の巻きステッカーが更新されました.
 掲出内容(混雑時には携帯電源OFF)に変わりありませんが,デザインが白色から紺色に変わっています.


▲一般座席部(R3〜R5)
 つり革交換(N1101〜N1104H)

▲優先座席部(R6年度)
 つり革巻きステッカ更新(白色→紺色)

 

 

 「非常通報装置」ステッカー追加 令和4年・令和7年

 令和4年(2022年)12月頃,N1000形含めワンマン運転を行う各路線の車両を対象に,乗務員室扉に「非常通報装置」の位置を表示したステッカーが追加掲出されました.

 令和7年(2025年)2月頃,「非常通報装置」近傍にステッカーが追加掲出されました.


▲R4年 乗務員室扉にステッカー掲出

▲R7年 装置近傍にステッカー掲出

 

 

 車内デジタルサイネージ広告開始 令和4年度〜5年度

 令和4〜5年度にかけて,N1000形車内へデジタルサイネージ広告画面(19.5インチ)が設置されました.

 対象編成はN1000形全21編成です.
 1次〜4次車は,LED式車内案内表示器はそのままで,対面の全線路線図掲出箇所に広告画面が新設されました.
 5次車以降は,ハッチービジョン(LCD式車内案内表示器/17インチワイド)の左側に追加されました.

 改造第1号として,令和5年3月25日から,車内デジタルサイネージ広告を設置した最初の1編成(N1105H)が運行を開始しました.(以降,1年間かけて順次設置)

 

 車内デジタルサイネージ広告の設置は,東海3県の鉄道事業者では初となります.

 設置された広告画面では,当初は試験放送としてニュース情報等のサービスコンテンツが放映し,令和6年1月8日から改造を終えた15編成にて広告放映を開始し,同年4月から全21編成で広告放映を開始しています.
 同広告の名称は「ナゴヤサブウェイビジョン」です.

1次〜4次車の場合 5次〜11次車の場合

▲全線路線図+扉開閉方向表示器

▲(右側)LCD式車内案内表示器

▲(左側)LCD式広告画面を追加

▲(左側)LCD式広告画面を追加

 

 

 室内灯LED化改修・車内防犯カメラ設置  令和5年(2023年)〜

 令和5年度(2023年度)より,室内灯(客室灯及び乗務員室灯)について,蛍光灯からLED照明への改修(直管型LEDランプに交換)が行われています.
 また,照明灯具の改修とあわせ,照明灯具取付型車両防犯カメラ(1両あたり3台)の設置も行われています.

 LED照明改修は,令和5年度(2023年度)は,4編成が改修されました.

 車両防犯カメラ設置は,令和5年度(2023年度)は2編成が改修されました.
 令和10年度(2028年度)までに全編成に設置予定です.


▲室内灯 蛍光灯→LED化改修
 車内防犯カメラ設置

▲照明灯具取付型車両防犯カメラ
 1両あたり3台設置(扉付近に設置)

 

 

画像ギャラリー

 N1000形車両の,その他車内画像を紹介します.

 過去の様子

 トンネル内が携帯通話圏内化された平成24年頃から,携帯マナー変更後の平成28年まで,優先席前の床面に携帯電話電源OFFを求める赤色の大きな啓発ステッカーが掲出されていました.(1次車〜6次車のみ)


▲約5年間掲出されていた床ステッカ
 

 

 

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