|  3号線(鶴舞線)  6両組成×16編成=96両在籍  配置:日進工場N3100―N3200―N3300―N3400―N3700―N3800
 電気:架空線式DC1500V  軌間:1067mm(狭軌)  車長:20m(大型)
 
        
          |  客 室 内 1次車のみ 日立製作所製造 |  
          |  |   客室内装も,1次車(日立製)と2次車以降(日車製)で違いがあります.  車内は片持式オールロングシートで,着席区分の明確なバケットシートとなっています.普通座席は従来の鶴舞線車両と同じ青色で,優先席は朱色となっています.車椅子スペースは全車両の車端部に付いています.座席のスタンションポールは,6050形では中央1カ所だったものが,N3000形では2カ所に増設され,2席・3席・2席と細かく座席を分割することで定員着席を促しています.
 その他従来車からの改良点として,座席端部に肘掛けのくぼみが付きました.また,つり革の高さが均一ではなくバラバラで,つかまり易くなっています.
 
 天井,壁面ともホワイト系柄入り化粧板で,床敷物のデザインは「有松絞り」をモチーフとしています.
 
 ドア周辺は6050形と同じで,ドア開閉予告チャイムとドア開閉動作予告ランプが付いています.車内案内装置は17インチワイド液晶式案内装置(三菱製)が1台づつ千鳥状に配置されました.
 
        
          |  ▲1次車車内(中間車)
 座席モケットは鶴舞線ブルー
 |  ▲1次車車内(先頭車)
 床敷物のデザインも有松絞り
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  ▲中間車車端部(車いすスペース有り)
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  ▲中間車車端部(車いすスペースなし)
 ※携帯OFFステッカー掲出時代
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  ▲先頭車車端部(乗務員室仕切壁)
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  ▲6050形から引き続き装備されたハッチービジョン
 扉閉予告ランプ,床出入口は黄色
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  ▲青色の7人掛け一般座席
 スタンションポールは2箇所に増設
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  ▲朱色の3人掛け優先座席
 ※携帯OFFステッカー掲出時代
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  ▲有松絞りをモチーフとした座席モケット
 上は一般席,下は優先席
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  ▲名鉄線内用中間ドアスイッチ
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          |  客 室 内 2次車〜 日本車両製造 |  
          |  |   客室内装も,1次車(日立製)と2次車以降(日車製)で違いがあります.  日本車両で製造された2次車以降の車両では,内装も一部が日車仕様となっています.座席配置やモケットに変化はありませんが,座席端部の仕切りの形状が若干異なっており,内側の凹みも小さくなっています.
 スタンションポールも1次車の丸みを帯びた形状から,より直線的な形状になりました.
 
        
          |  ▲2次車の車内(中間車)
 スタンションポールがより直線的になった
 |  ▲2次車の車内(先頭車)
 
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  ▲中間車車端部(車いすスペース有り)
 ※携帯OFFステッカー掲出時代
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  ▲中間車車端部(車いすスペースなし)
 ※携帯OFFステッカー掲出時代
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  ▲先頭車車端部(乗務員室仕切壁)
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  ▲青色の7人掛け一般座席
 端部の凹み部分が少ない
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  ▲車端部の優先座席付近
 配色・モケット柄は1次車と同じ
 ※携帯OFFステッカー掲出時代
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          |  | 3次車〜5次車 日本車両製造 平成25〜27年 N3103H〜N3105H |  
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          |  |   平成25年から27年にかけて登場した3次車〜5次車は,外観・内装ともに2次車とほぼ同じです. 
        
          |  ▲中間車車端部(車いすスペース有り)
 |  ▲中間車車端部(車いすスペースなし)
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          |  | 6次車 日本車両製造 平成28年 N3106H〜N3107H |  
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          |  |   平成28年に登場した6次車(計2編成)では,新製時より客室照明と乗務員室内照明に全てLED灯具が採用され,従来車より青白く明るい車内となりました.  また,手すり付き非常用はしご配備に伴い,はしご設置位置が乗務員室内部から客室内(座席下)に変更となりました.  平成27年12月の携帯電話マナー啓発方法の変更を受け,優先席付近の携帯電話マナー啓発ステッカーは新しいものが採用されています.その他,側扉ドアレールの水抜き穴の形状が小さくなっています.
 
        
          |  ▲6次車 車内の様子
 座席配置形状,内装に大きな変更点なし
 |  ▲LED特有の青白い光の車内
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  ▲両先頭車の4人掛け座席下に移設された非常用はしご
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  ▲車端部 Wi-Fiアンテナ付き
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  ▲上:6次車より採用された直管LEDランプ
 下:従来車で使用される蛍光灯
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  ▲優先席付近の携帯マナー啓発ステッカー
 新バージョンを初採用
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  ▲ドアレール水抜き穴の形状変更(上:6次車)
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          |  | 7次車 日本車両製造 平成29年 N3108H〜N3109H |  
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          |  |   平成29年(2017年)に登場した7次車(計2編成)は,平成28年度のサインマニュアル改定後に登場した初の車両で,運転開始当初より新マニュアルに則したサインや路線図が掲出されました.  これらは,令和5年(2023年)1月の駅名称変更に伴い,新デザインの路線図に全更新されており,現在では年次による差異はありません. 
        
          |  ▲N3108Hより採用された新サインの路線図
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          |  | 8次車 日本車両製造 令和元年 N3110H〜N3111H |  
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          |  |   令和元年に登場した8次車(計2編成)は,外観・内装ともに7次車とほぼ同じです.ドア開閉時のチャイム音は,従来のものに比べて音程が低くなっています.
     
        
          |  | 9次車〜12次車 日本車両製造 N3112H〜N3116H |  
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          |  |   令和2年に登場した9次車(N3112H)以降では,セキュリティー向上のため,車内防犯カメラが設置されました.(車内カメラ4台/1両,映像記録装置1台/1両)
  また各車両の車端部に表示灯が1個追加されたほか,優先座席ステッカーのデザインが変更されています. 
        
          |  ▲9次車(N3112H)車内の様子
 |  ▲先頭車 車内の様子
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  ▲中間車の車端部(赤池方)
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  ▲中間車の車端部(上小田井方)
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  ▲優先席ステッカーのデザイン変更
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  ▲扉上部の機器配置(中間車の例)
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  ▲車端部に追加された表示灯(常時消灯)
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  ▲車内カメラを設置(4台/1両)
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  ▲LCD式車内案内表示器の配置は従来通り
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          |  N3000形 近年の改造・改修内容 |  
          |  |   近年実施された小改造や改修内容を紹介します.  令和2年(2020年)に,側ドア上部の車内案内表示器(LCD式)のソフトウェアが更新され,これまでは日本語と英語のみ表示されていましたが,韓国語,中国語(簡体字・繁体字)表示も順次追加されました.合わせて扉開閉方向の案内表示(▲▼)も追記されています.
 
        
          |  ▲登場時の表示例 日本語,英語に対応
 |  ▲令和2年改修後の表示例 中国語,韓国語にも対応
 ドア開閉方向の案内表示(▲▼)も追記
 |       令和3年,市バス・地下鉄全車両を対象に抗ウイルス加工(手すりやつり革などに,ウイルスの不活性化を早める効果を持つ薬剤を噴霧)が行われました.施工済み車両にはステッカーが車内に掲出されました.
 
        
          |  ▲抗ウイルス加工ステッカー掲出(R3年)
 |  ▲ステッカー(抗ウイルス/窓開け換気)
 |       令和6年12月から令和7年2月頃にかけて,地下鉄車内の優先席前に設置されているつり革の巻きステッカーが更新されました.掲出内容(混雑時には携帯電源OFF)に変わりありませんが,デザインが白色から紺色に変わっています.
 一般座席前のつり革巻きステッカーは変更ありません.
  令和7年2月,地下鉄車両において緊急時に使用する車内非常用設備の近傍に,使用方法を案内する表示ステッカーが追加掲出されました.国土交通省技術基準検討会による「車内非常用設備等の表示に関するガイドライン」を踏まえたものです.
 対象の非常用設備は,非常通報装置と,非常用ドアコック(一斉・各扉)です.
 
        
          |  ▲扉付近の非常用設備ステッカー
 |  ▲非常用ドアコック(一斉)ステッカー
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          |  画像ギャラリー |  
          |  |   N3000形車両の,その他車内画像を紹介します.  トンネル内が携帯通話圏内化された平成24年頃から,携帯マナー変更後の平成28年まで,優先席前の床面に携帯電話電源OFFを求める赤色の大きな啓発ステッカーが掲出されていました.(1次車〜5次車のみ) 
        
          |  ▲中間車車端部 携帯OFFステッカー掲出時代
 |  ▲携帯OFFステッカー掲出時代
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