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 交通局関係のシンボルマーク・ロゴマークを紹介します.

章標・マーク 制定年 主な用途
交通局章 1922年 市電事業・市バス事業・地下鉄事業共通
・職員の制服制帽
・市バス車体
地下鉄章標
(地下鉄ロゴマーク)
1957年 ・地下鉄駅・路線・車両
(市バスロゴマーク) (市バス章標なし)
・市バス停留所
交通局ロゴマーク 2022年 ・サービス・商品,発信する情報など

 

交通局章(元・電気局章)

 名古屋市の市営交通事業は,大正11年(1922年)に名古屋電気鉄道(株)から市内電車事業を買収したのが始まりです.
 運営を担ったのは「名古屋市電気局」で,同年に電気局章も制定されました.
 名古屋市章である「八(まるはち)」の両側を,電気を意味する稲妻で囲ったデザインです.

 昭和20年(1945年)に電気局から交通局に改称されましたが,電気局章は交通局章にそのまま引き継がれました.
 100年以上,名古屋の市営交通を表すロゴマークとして使用されています.

 令和4年(2022年)に,後述する交通局ロゴマークが制定されましたが,交通局章も引き続き使用されています.


▲市章をイナズマで囲った交通局章

▲市バス車両の前面に掲出されている局章


▲職員の旧制服(帽章やワッペン)にデザインされた局章


▲リニューアルされた新制服にも採用

 


▲乗車券(旧・磁気定期券)地紋の局章

 

 

地下鉄ロゴマーク(地下鉄章標)

 交通局章とは別に,地下鉄のロゴマークが制定されており,地下鉄出入口や名古屋市営地下鉄を意味するアイコンや案内サインとして活用されています.

 黄電の色を選定した杉本健吉氏によるデザインです.
 地下鉄開業に先立つ昭和31年に杉本氏に依頼して,昭和32年(1957年)6月に決定されました.

 トンネルと軌道(レール)をあらわすと共に,名古屋市のマーク「八(まるはち)」を図案化したものです.
 非常にシンブルな作りですが,一目で地下鉄と分かるデザインです.

 ちなみに,杉本氏がデザインした当初のロゴマークは,現在とは少し異なり,トンネル(○部分)に切れ目の入ったデザインとなっています.
 現在も,ホーム上の散水栓や止水栓,マンホールなど,目立たない場所に旧ロゴマークが残っています.


▲止水栓に残る旧ロゴマーク

 

 地下鉄開業当時,地下鉄ロゴマークは正式章標としては制定せず『サイン等に必要に応じて使う.』としたため,杉本氏デザイン以外にも白抜きや色々なデザインが使われ,統一性がないといった課題がありました.
 そこで昭和54年に「高速電車の章標」として正式に制定され,以降は同じデザインのものが使用されています.


▲正式制定された「高速電車の章標」

▲駅出入口サインの使用例(旧サインマニュアル準拠)


▲路線カラーを加え,路線サインにも応用
 (旧サインマニュアル準拠)


▲各車両の前面にも掲出されている


▲応用編 地下鉄章標をモチーフにしたラッチ柵の意匠

 

 地下鉄章標の応用編,派生型ロゴマークとして,平成28年度末にサインマニュアルが改定され,地下鉄章標をアレンジした,各地下鉄路線ごとのサインが定められました.
 外国人にも分かりやすいよう,路線記号を入れるため,軌道(レール)部分が省略されています.

 

 

市バスロゴマーク

 市バス事業については,章標に関する規定類は特にありません.
 (このため市バス車体には「局章」が掲出されています.)

 旅客サインマニュアルでは,市バスのロゴマーク(市バス停留所を示すマーク)として,次のデザインが定められています.

 

 

 

名古屋市交通局ロゴマーク

 令和4年(2022年)の市営交通100周年を契機に,これからの100年に向けて,「人のつながりが街を支える」をコンセプトとするシンボルマークとオリジナルフォントのロゴタイプを組み合わせた名古屋市交通局ロゴマークが新たに制定されました.
 令和4年11月12日から,交通局が提供するサービス・商品,発信する情報などに表示されます.

 デザインは,名古屋市立大学大学院芸術工学研究科の森旬子教授です.
 主な作品に,愛知環状鉄道CI計画(2005年),名古屋市上下水道局ロゴマーク(2014年)があります.

 デザイン作成にあたっては,交通局職員12名により次の100年に向けてどのような思い・決意をもって進むかを検討し,その思いを教授に伝え,教授が交通局の現場などを視察された上でデザイン2案を作成.交通局全職員による投票で決定されました.
 名古屋の社会活動を支える大切な社会基盤である市バス・地下鉄事業を担う交通局として,これからの100年に向けた取り組む姿勢と思いが込められています.

 シンボルマークとロゴタイプ(文字デザイン)の組み合わせです.

 シンボルマークのコンセプトは「人のつながりが街を支える」です.
 全体のフォルムは交通の「交」を現し,下段の人の形で人(職員)が支える交通システムを,上段の人の形で活動する人と,人のつながりによる街を示します.
 青色は信頼・誠実・安定感を象徴しています.

 ロゴタイプはオリジナルフォントです.


▲交通局ウェブサイトのロゴ使用例

▲報道発表資料のロゴ使用例

 

 

 

おまけ

 名古屋ルーセントタワーの「名古屋丸八食堂」には交通局章が掲げられていますが,交通局とは特に関係ありません.


▲名古屋丸八食堂の交通局章
 

 

 

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