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 地下鉄新線計画
 地下鉄建設史


 地下鉄駅や駅トイレのリニューアル,冷房化計画ついて紹介します.

地下鉄駅内装や駅トイレのリニューアル計画

 これまでの地下鉄駅は,新路線との接続の際に大規模改修が行われる事例はありましたが,基本的に開業時の姿のまま使用されてきました.
 近年では,地下鉄駅施設等の経年劣化が進み,駅の美観や清潔感が損なわれていること,また駅が「暗い」「汚い」といった利用者意見が出ているという課題がありました.

 そこで平成31(2019)年3月に策定された経営計画「名古屋市営交通事業経営計画2023」において,地下鉄駅のリニューアルや快適性,清潔感の向上等に取り組む方針が掲げられました.

 

 地下鉄駅内装のリニューアル計画概要

 (名古屋市営交通事業経営計画2023より抜粋)

 地下鉄開業から60年以上経過していることや,明るく清潔感のある快適・便利な駅空間とするため,開業後50年以上経過した駅について,駅全体の壁・床・天井・照明などを順次リニューアル予定.
 特に主要駅については,名古屋の顔としてふさわしい駅となるよう個性化を図る.
 また,リニューアルにあわせて,駅施設の再配置や店舗等の設置についても検討する.

 

 (地下鉄駅リニューアル計画 平成30年12月より抜粋)

 ホーム,コンコース,出入口通路の壁,床,天井や柱等の仕上材,照明等を改修する.
 トイレ改修,駅の冷房化,長期維持管理計画,案内サイン改修など,同時に実施が可能な他事業を検討する.
 明るく清潔感を感じさせるため,白を基調としたベースカラーを使用する.
 改札口,券売機室前,階段,EV前,乗降口等にダウンライト等を設置して,場所を顕在化する.
 駅により改修水準の差別化を図る.

標準駅 標準的な改修水準とする駅
特別改修駅 一定数以上の来客がある市内の主要観光施設最寄駅については,地域観光における新たな賑わい拠点を創出するため,地域の特色を生かした特別なデザインによる駅改修を行うことができることとする.
主要駅 主要駅(名古屋駅,栄駅,金山駅)については,名古屋の玄関口としてふさわしい駅となるよう標準駅にとらわれることなく差別化を図る.

 

 

 駅構内トイレのリニューアル計画概要

 (名古屋市営交通事業経営計画2023より抜粋)

 訪日外国人,高齢者をはじめ,誰もが快適に利用できるよう,全ての便器の洋式化,全ての駅への温水洗浄便座の設置,多客駅及び観光施設最寄り駅のトイレ内装改修などを順次実施.

 

 

 地下鉄駅ホームの冷房化の推進

 これまでも多客駅(名古屋駅などの主要駅や,ナゴヤドーム前矢田駅などのイベント駅)のホーム(一部の駅はホームに加え,コンコースや改札口周辺も冷房化されている場所もある)は冷房化されていましたが,近年の猛暑を鑑み,その他駅についても順次,冷房化する予定となっています.

 

 (名古屋市営交通事業経営計画2023より抜粋)

 順次駅ホームの冷房化を進める.

 

 

地下鉄駅内装のリニューアル整備状況

 (令和3年6月時点)

  設計 工事(完了は色付き)
令和元年 千種,上前津(名城線)  
令和2年 上前津(名城線),栄,金山 千種
令和3年 栄(名城線),名城公園 千種
令和4年 千種

 

 千種駅(R2〜R4)

 駅リニューアル計画が本格化する以前の平成28〜平成30年度に,千種駅では地下街跡地に駅務諸室を移転させ,改札周辺に店舗を新設するレイアウト変更を主目的とした部分的なリニューアル工事が行われました.
 その際、通路部は改修されなかったため,古い通路と新しい店舗等が混在するカオスな空間となってしまいました.


▲従来は部分改修のみ 古い箇所は古いまま

▲まるで工事中のような空間だが,これで完成形

 

 そこで,令和2年度(2020年度)より,駅リニューアル第1号として,通路部等の未改修部分を対象とした,本格的な全面リニューアル工事が始まりました.

 令和4年度完成予定です.

 

 

 名城公園駅

 コンコースのレイアウト変更(駅務諸室,トイレ等移転),休憩スペース新設,ホーム冷房化などを予定.

 

 

 栄駅(名城線) ※主要駅

 対象は,地下3階の名城線ホーム部のみ.

 

 

 上前津駅(名城線)

 対象は,名城線エリアのみ(出入口1〜4,コンコース,ホーム,乗換連絡通路).

 

 

駅構内トイレのリニューアル整備状況

 (令和3年10月時点)

  設計 工事(内装改修含) 工事(洋式化のみ)
平成29年   千種(先行整備)  
平成30年 栄,金山,市役所,伝馬町 栄,神宮西  
令和元年   伏見(ヨリマチFUSHIMI)
名古屋(南),伝馬町,金山,上前津(東),市役所
 
令和2年 黒川,大曽根,大須観音,久屋大通,伏見 東山公園,上前津(西)  
令和3年 桜山,名古屋港 大曽根,大須観音,久屋大通(西) 本山,高岳,六番町,岩塚
令和4年   藤が丘  

 駅構内トイレの整備は,駅によって整備方法が異なります.
 全駅を対象としているのが,便器の洋式化,温水洗浄便座の設置です.
 これに加えて,多客駅及び観光施設最寄り駅については,トイレ内装改修なども追加実施されます.

 

 参考事例として,平成29年度に先行実施された,千種駅のトイレを紹介します.


▲移転&全面改装された駅構内トイレ

▲男子トイレ内部の様子その1


▲男子トイレ内部の様子その2


▲男子トイレ内部の様子その3

 

 平成30年度より本格的に整備された各駅の改修トイレを紹介します.


▲名古屋駅(東山線南改札)

▲栄駅(名城線南改札)


▲金山駅


▲市役所駅


▲神宮西駅(一般トイレ)


▲神宮西駅(多機能トイレ)


▲神宮西駅(トイレ内部)


▲伏見駅(ヨリマチFUSHIMI)
 駅ナカ再開発の一環


▲伝馬町駅


▲伝馬町駅(トイレ内部)

 

 

地下鉄駅ホームの冷房化整備状況

 (令和3年6月時点)

  設計 工事(完了は色付き)
令和元年 千種,桜山 桜山
令和2年 丸の内,原 桜山,千種
令和3年 名城公園,御器所 千種
令和4年 千種

 地下鉄駅の冷房化は,駅によって整備方法が大きく異なります.

 

 ホーム全体冷房

 .

 

 

 ホーム部分冷房(冷房室設置)

 令和元年度に始まったホーム冷房化工事の第1号として,令和2年度に桜通線桜山駅のホーム上に,パーテーションで区切った冷房室(クールエリア)が設置されました.


▲桜山駅ホームに新設された冷房待合室

▲冷房待合室裏側の大型機器

 

 

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