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可動式ホーム柵は,プラットホームの先端・軌道との間を遮ることで,ホームからの転落や列車との接触を防ぐ安全設備です. ホームドアと呼ばれることもありますが,地下鉄駅設置のものはホームと線路を完全に隔てるフルスクリーンタイプではなく,胸の高さの「柵」タイプのものが設置されていますので,当サイトでは可動式ホーム柵と呼びます.
地下鉄各路線の可動式ホーム柵設置状況です. 既設駅への設置は,平成23年から桜通線 → 東山線 → 名城・名港線 → 鶴舞線の順に整備されています. 可動式ホーム柵の設置にあわせて,自動運転やワンマン運転も導入されることもあります.
凡例:○当初より導入済み ●ホーム柵設置に合わせて導入
路線ごとに整備時期や環境が異なるため,メーカーやシステムに差異があります.
地下鉄東山線の可動式ホーム柵は,平成27年(2015年)9月から平成28年(2016年)2月にかけて,全22駅に設置されました. 製造メーカーは日立です. ![]()
東山線可動式ホーム柵の特徴は,既設駅設置2路線目として,前回(桜通線)から改良が加えられている点です. 戸袋部(基本カラー)は,桜通線と同じくクリーム色を基本としつつ,暖色系デザインの駅や水色系デザインの駅では,駅全体の雰囲気に調和するよう,基本カラーが変更されています. 可動扉は,軌道内が目視しやすいよう,透かしとなりました. 従来東山線の駅に「駅カラー」は設定されていませんでしたが,ホーム柵設置に合わせて新規設定されました.
可動式ホーム柵と車両ドアとの開閉連動は,車両連携型(地上〜車両間通信)です. 東山線車両は,可動式ホーム柵整備に先立ち,ワンマン運転化かつ自動列車運転装置(ATO)とホーム柵連携機能を新規搭載する大改造が行われました.
地下鉄名城線・名港線の可動式ホーム柵は,令和2年(2020年)5月から令和3年(2021年)3月にかけて,全34駅に設置されました. 製造メーカーは日本信号です. ![]()
名城線・名港線可動式ホーム柵は,前回(東山線)とほぼ同じ仕様のものが導入されました. 戸袋部(基本カラー)は,各駅ともクリーム色を基本に,汚れやすい上部はクレー色としたデザインです.
可動式ホーム柵と車両ドアとの開閉連動は,車両連携型(地上〜車両間通信)です. 名城線・名港線車両は,可動式ホーム柵整備に先立ち,ワンマン運転化かつ自動列車運転装置(ATO)とホーム柵連携機能を新規搭載する大改造が行われました.
地下鉄鶴舞線の可動式ホーム柵は,令和6年(2024年)10月から令和8年(2026年)8月にかけて,上小田井駅を除く19駅に設置される予定です. 製造メーカーは日本信号です. ![]()
鶴舞線には市交車両のほか名鉄車両も乗り入れているため,他路線で実施した車両側の改造ができませんでした.
車両改造ができず,列車を正確な停止位置に止める装置がないことから,引き続き運転士によるブレーキ操作に頼る必要があります. ホーム柵の外観は,前々回(東山線),前回(名城線)とほぼ同じ仕様のものが導入されました.
可動式ホーム柵と車両ドアとの開閉連動は,地上完結型(地上〜車両間通信なし)です.
地下鉄桜通線の可動式ホーム柵のうち,平成23年(2011年)3月の延伸開業区間(鳴子北駅〜徳重駅)4駅は開業時に設置されました. 製造メーカーは,野並駅までの既設区間は日本信号で,鳴子北駅からの延伸区間は日立です. ![]()
桜通線可動式ホーム柵の特徴は,「色」です. 戸袋部(基本カラー)は,白系のホーム床タイルにあわせてクリーム色(上部含め一色)です. 可動扉の上部は,ホーム側&軌道側ともに駅カラーで装飾されています.
可動式ホーム柵と車両ドアとの開閉連動は,車両連携型(地上〜車両間通信)です. 桜通線車両は,もとよりワンマン運転かつ自動列車運転装置(ATO)を搭載していたため,ホーム柵連携機能を追加する程度の小改修で済みました.
地下鉄上飯田線の可動式ホーム柵は,平成15年(2003年)3月の開業時に設置されました. 製造メーカーは三菱電機です. ![]()
上飯田線可動式ホーム柵の特徴は,手動運転に対応した「大開口」と,「等間隔設置」です. 上飯田線はダイヤに余裕のある路線のため,列車を正確な停止位置に止める装置,自動列車運転装置(ATO)や定位置停止装置(TASC)は設置されておらず,運転士がホーム進入時に徐行し,手動操作で定位置に停車させています. 通常,ホーム柵は車両の扉位置にあわせて設置間隔が調整されますが,上飯田線の設計思想は真逆で,駅に設置された可動式ホーム柵が5mの等間隔に設置されています.これに合わせて,車両の扉間隔も5mとなるよう設計されています.
可動式ホーム柵と車両ドアとの開閉連動は,車両連携型(地上〜車両間通信)です. 上飯田線車両は,新製時よりホーム柵対応済みです.
令和8年(2026年)8月の鶴舞線赤池駅の可動式ホーム柵設置をもって,交通局が管理する全86駅への可動式ホーム柵設置が完了します. 残る未整備駅は鶴舞線上小田井駅の1駅のみです. 上小田井駅は,地下鉄鶴舞線と名鉄犬山線の共同使用駅で,名鉄の管理駅です. 名鉄としては,多種多様な車種が停車する名鉄犬山線ホーム側をどのように整備するのか課題も多く,判断に時間を要するものと思われます. このため,地下鉄全駅への可動式ホーム柵設置完了の目処は立っていません.
【補足】
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(C) まるはち交通センター製作委員会 |