高速度鉄道第2号線 名港線(金山〜名古屋港間) ラインカラー:紫色
駅の概要 |
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名港線(高速度鉄道第2号線)日比野駅は,昭和46年(1971年)3月29日の2号線金山駅〜名古屋港駅間の延伸時に開業しました.
駅の北東には名古屋市中央卸売市場本場があり,当駅の駅名標には「日比野」駅とともに副名称「中央卸売市場」が併記されています.
駅の周辺には北東には名古屋学院大学のキャンパスがあり,平日昼間は学生で賑わいます.
駅から東へ400mの位置に名古屋国際会議場・センチュリーホールがあり,イベント開催時には大勢の利用があります.
名古屋国際会議場は,平成元年(1989年)に世界デザイン博覧会・会議の会場となりました.
同年,その最寄駅である日比野駅は,デザイン博に合わせて全面改修されました.
会場への動線確保のため出入口通路と出入口上家の新設,ホーム階段の向きの付け替え,駅務諸室の再配置,駅構内の内装の刷新,エスカレーター増設,案内サイン改修などです.
現在でもその名残を見ることができます.
駅の管理は,名城線南部駅務区金山管区駅の管轄です.
駅務業務委託駅で,平成23年(2011年)3月27日より日本通運に委託されています.
(令和8年4月より委託先を名古屋鉄道に変更予定.)
(お気をつけください)
・当駅「地下鉄日比野駅」と「名鉄日比野駅」(愛知県愛西市)は全く別の駅です.
・名古屋市国際展示場の最寄駅は「あおなみ線金城ふ頭駅」です.
・名古屋国際センターの最寄駅は「地下鉄国際センター駅」です.

▲普通乗車券 |
駅名称 |
日比野 |
駅番号 |
E02 |
略号 |
日比 |
建設時仮称 |
日比野 |
開業 |
昭和46(1971)年3月29日 |
所在地 |
熱田区大宝一丁目 |
管轄 |
金山管区駅(委託駅) |
ホーム位置 |
深さ14.6m(地下駅) |
ホーム形状 |
島式1面2線 |
ホームの大きさ |
11.0m×110m |
乗車人員 |
9,345人(R1年度) |
出入口数 |
5カ所 |
最寄バス停 |
日比野 |
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 ▲H24スタンプラリー図柄 |
ホームは1面2線の島式ホームです.
ホームは金山方に広く,六番町方に狭い三角形のような構造をしています.
駅の画像 |
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駅周辺や駅構内の様子を紹介します.
地上部は日比野交差点です.
市道江川線と市道西町線が分岐し,市道雁道線が交差する大きな5差路交差点です.
地上への階段出入口は5箇所,地上EVは1基あります.
各出入口には防潮扉が設置されています.
高潮避難先(交通局所有の建物)は,交差点北西角の3番出入口です.

▲日比野交差点(5差路) |
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交差点の東側,国際会議場に向かう方面に1番・4番出入口があります.
周辺は日比野第1種市街地再開発事業により整備された街区で,1番出入口は(B街区)ヴェルクレート日比野B棟の地下サンクンガーデンと直結しています.
4番出入口は,かつてデザイン博の際にシンボル的な上家に改修されましたが,(A街区)ヴェルクレート日比野A棟の整備の際に撤去され,現在は地下サンクンガーデンと直結しています.
1番出入口(B棟)から国際会議場まで,歩道に屋根が架けられており,雨に濡れずにアクセスすることができます.

▲地下鉄4番出入口 ヴェルクレート日比野A棟の地下より接続 |

▲地下鉄1番出入口 ヴェルクレート日比野A棟の地下より接続 国際会議場まで続く歩道の屋根 |
交差点の南東にEVと5番出入口があります.
再開発事業により整備されたC街区で,5番出入口は名古屋学院大学日比野校舎と一体整備されています.

▲5番出入口と名学院大 |
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駅は2層構造で,地下1階がコンコース,地下2階が名港線ホームです.
ホームと同じく,コンコースも三角形のような形をしています.
昭和46年(1971年)の駅開業以降,平成元年(1989年)のデザイン博開催による駅改造(出入口及び通路の新設),平成11年(1999年)のA街区&B街区再開発による1番&4番出入口改造,平成19年(2007年)のC街区再開発による5番出入口改造を繰り返しており,1番&4番出入口方面に向かう通路が2本あるなど,変わった構造の駅となっています.

▲名古屋市交通局webより「駅構内図」CC-BY-SA |
駅構内は,平成元年(1989年)のデザイン博に合わせてリニューアルされました.
(床のテラゾタイル化,壁面のホーロー鋼板化,天井のアルミパネル化など)
改札口・旧出札口周辺の赤色壁面が特徴的です.

▲地下1階改札口 ラチ外より望む |

▲地下1階改札内コンコース 駅長室は改札内にある |

▲地下1階改札口の裏手,元出札(券売機)跡地 |
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1番&4番出入口方面に向かう通路は2本あります.

▲1番&4番出入口方面に向かう通路2本 |

▲デザインに特徴のある通路 |

▲4番出入口(地下部) この手前がヴェルクレート日比野A棟サンクン |
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日比野交差点の南側にある2番&5番出入口方面に向かう通路は,改札口を回り込んで南側に続いています.

▲2番出入口と5番出入口の分岐点 整備時期により壁面デザインが異なる |
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ホームは1面2線の島式ホームです.
ホームは金山方に広く,六番町方に狭い三角形のような構造をしています.

▲地下2階ホームを六番町側より望む だんだん狭くなるホーム幅員 |

▲地下2階ホームを金山側より望む 幅広なホーム幅員 |

▲1番線 曲線ホーム(六番町側より) |

▲2番線 直線ホーム(金山側より) |

▲ホームの金山側 幅員がとても広い |
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▲広幅員を生かして上下方向ESCを設置 |

▲通常サイズの階段・ESC |

▲ホーム中央から六番町方を望む 幅員が段々狭くなっていく |

▲狭い六番町側からホーム中央を望む |

▲駅名標 |

▲可動式ホーム柵の軌道側駅名表示 |
画像ギャラリー |
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地下鉄日比野駅の,その他画像です.
以前の日比野駅ホームのうち,幅員の広い金山側のエリアには,柱周りに銀色丸型ベンチが設置されていました.
ホーム柱の耐震補強工事に伴い,撤去されています.

▲柱周りの丸型ベンチ |
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後日追記します.
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