高速度鉄道第２号線　名港線（金山〜名古屋港間）　　ラインカラー：紫色

駅の概要

　名港線（高速度鉄道第２号線）名古屋港駅は，昭和46年(1971年)3月29日の２号線金山駅〜名古屋港駅間の延伸時に終着駅として開業しました．

　平成元年(1989年)の世界デザイン博覧会開催にあわせ，会場アクセス拠点駅7駅の一つとして駅構内の内装改修が行われました．
　最寄施設の名古屋港水族館にちなみ，駅構内は海の動物や魚のイラスト等で装飾されています．

　駅名称の通り，駅は巨大な貿易港である「名古屋港」の中心に位置しています．
　駅周辺にはガーデン埠頭や名古屋港管理組合庁舎，港警察署等の港湾関連や，名古屋港水族館やポートビル，遊園地など観光施設が多数あり，平日は通勤・業務客で，休日は観光客で賑わいます．

　名古屋港バスターミナルも併設しています．
　かつては金城ふ頭方面へのバスがあり，イベント時には頻発していましたが，あおなみ線開業後は路線も少なくなり，バスターミナルは閑散としています．

　駅の管理は，駅務部門ではなく，名城線運転区が所管しています．直営駅です．

▲普通乗車券	駅名称 名古屋港 駅番号 E07 略号 名港 建設時仮称 名古屋港 開業 昭和46(1971)年3月29日 所在地 港区入船一丁目 管轄 名城線運転区（直営駅） ホーム位置 深さ13.6m（地下駅） ホーム形状 島式1面2線 ホームの大きさ 7.4m×110m 乗車人員 5,521人(R1年度) 出入口数 3カ所 最寄バス停 名古屋港
▲H24スタンプラリー図柄

	配線図

　ホームは1面2線の島式ホームです．
　終端方は車止めです．終端方に引上線はありません．

　築地口方にシーサースクロッシングがあります．
　その先で留置線2本が分岐しており，留置線の先は名港工場の出入庫線(引込線)につながっています．
　詳細は名港線「線路配線図」

駅の画像

　駅周辺や駅構内の様子を紹介します．

	地上の様子

　駅（名港線）は，南北幹線道路「市道江川線」の下にあります．
　各出入口には防潮扉が設置されています．

　北側（港橋交差点）に，2番出入口があります．
　地上部は，名古屋港バスターミナルと避難建物（交通局所有の建物）です．

　南側（ガーデンふ頭交差点）に，1番・3番出入口・EV出入口があります．

▲名古屋港駅の地上部 　港湾(ガーデンふ頭)方面を望む	▲駅の北側　2番出入口 　バスターミナルを併設する
▲駅の南東側　1番出入口（ビル合築）	▲駅の南西側　3番出入口とその奥のEV出入口

	駅構内の様子（地下１階コンコース）

　名古屋港駅は，地下1階にコンコース，地下2階にホームのある2層構造の駅です．
　北端に北改札口，南端に南改札口があります．

▲名古屋市交通局webより「駅構内図」CC-BY-SA

　港に近い南改札口の利用者が多く，南改札口周辺は改札内外ともに比較的広い空間が確保されています．
　隣接して名古屋港ギャラリーと称する広い空間があり，団体客の待合スペースにも活用されています．

　メイン動線は3番出口です．水族館をモチーフにしたタイル装飾がされており，地上までの上りエスカレータもあります．
　地上行きエレベーターもあります．

▲南改札口　改札内の様子	▲南改札口（３番出口方面）　改札外より
▲南改札口（１番出口方面）　改札外より	▲南改札付近の券売機と名古屋港ギャラリー 　多客駅・催事駅のため広い空間を確保
▲３番出口通路の側壁装飾	▲３番出口　階段・上りエスカレーター
▲改札内のガーデンふ頭案内

　北改札口付近には，改札内に駅長室が，改札外に近年リニューアルされたトイレがあります．

▲北改札口　改札内の様子	▲北改札口　改札外より
▲北改札外にあるトイレ（R5年改修）

	駅構内の様子（地下２階ホーム）

　ホームは2面2線の相対式ホームです．ホーム部は直線です．

　壁面のタイル色は，水色です．
　名古屋港や名古屋港水族館に関連したイラスト等で装飾されています．

▲島式ホーム　北側(築地口方)より望む	▲同左　南側(終端方)より望む
▲名古屋港水族館に関連したイラスト等で装飾	▲名港西大橋と花火・南極観測船
▲発車標　本数の少ない時間帯は片側ホームを使用	▲名古屋港駅の駅名標など

　ホームの北端に北改札口（2番出口／バスターミナル）へ続く階段があります．

▲ホーム北側(築地口方)の出入口階段

　ホームの南端に南改札口（1番・3番出口）へ続く階段があります．
　観光施設のある名古屋港ガーデンふ頭はこちらから．
　エレベーターも併設されるバリアフリールートです．

▲ホーム南側(終端方)の出入口階段・EV

▲同左　階段

画像ギャラリー

　地下鉄名古屋港駅の，その他画像です．

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