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 高速度鉄道第2号線「名城線」  ラインカラー:紫色

駅の概要

 栄駅は,昭和32年(1957年)11月15日の市営地下鉄開業と同時に設置された,最も古い駅の一つです.
 開業当時の駅名称は「栄町」駅でした.現在も名鉄瀬戸線の駅名称は「栄町」駅です.

 昭和40年(1965年)10月15日に2号線(名城線)市役所駅〜栄町駅間が開業し,栄町駅地下3階に2号線(名城線)ホームが設置されました.栄町駅は東山線と名城線の乗換駅となりました.
 昭和41年(1966年)6月1日に,現在の「栄」駅に改称されました.
 昭和42年(1967年)3月30日に,2号線栄駅〜金山駅間が延伸開業し,名城線栄駅は中間駅となりました.

 その後,昭和53年(1978年)8月の名鉄瀬戸線栄町駅新設にあわせて,昭和51年5月から昭和54年3月にかけて主に名城線部分の駅拡張大改造が行われ,現在の栄駅の形となりました.

 名古屋市の中心繁華街の栄に位置しています.
 周辺は百貨店等の商業施設,オフィスビルが密集しており,通勤客・買い物客ともに非常に多く,駅利用者数は名古屋市営地下鉄では名古屋駅に次いで第2位です.
 これに加え,東山線と名城線の交差駅として乗換利用者も多く,駅構内は平日・休日問わず終日混雑しています.
 一方で昭和30年代に建設された駅構内は非常に狭く,混雑緩和が課題となっています.

 駅業務は,駅務部門である名城線北部駅務区栄管区駅が担当しています.

 東山線栄駅紹介ページはこちら

 


▲普通乗車券
駅名称
駅番号 M05 H10
略号
建設時仮称 栄町
開業(名城線) 昭和40(1965)年10月15日
所在地 中区栄三丁目
管轄 栄管区駅(直営駅)
ホーム位置 深さ13.7m(地下駅)
ホーム形状 相対式2面2線
ホームの大きさ 5.7m×106m
乗車人員 109,901人(R1年度)
出入口数 17カ所
最寄バス停


▲H24スタンプラリー図柄

 

 

 配線図

 ホームは2面2線の相対式ホームです.
 直線区間にあります.

 

 

 

駅の画像

 駅周辺や駅構内の様子を紹介します.

 地上の様子/名城線側

 地下鉄名城線は「久屋大通」の下を通っています.
 交差する東山線は「錦通」の下です.

 駅周辺は百貨店等の大型商業施設,オフィスビルが林立しています.
 夜もにぎやかな歓楽街,100m道路中央の久屋大通公園もあり,名古屋市を代表する繁華街・ビジネス街です.

 栄駅の北東の「オアシス21」にはバスターミナルも設置されています.


▲地下鉄栄駅の位置図

▲地下鉄駅と地下街が入り組んでいる


▲久屋大通公園とテレビ塔


▲テレビ塔から久屋大通を見下ろす


▲噴水広場にある11番出入口


▲12・13番出入口と中日ビル

 

 

 駅構内の構造

 地下鉄栄駅は,昭和32年(1957年)建設の東山線構造物(地下2層)と,昭和40年(1965年)建設の名城線構造物(地下3層)が十字に交差するとともに,名城線構造物の両サイドに昭和54年(1979年)建設の駅拡張部(地下3層)が入り組む複雑な構造です.

 地下1階は改札外コンコースで,地下街(森の地下街)と一体となっています.
 地下2階は主に東山線ホームです.地下3階は主に名城線ホームです.


▲名古屋市交通局webより「駅構内図」CC-BY-SA


▲栄駅+周辺地下街 地下1階

▲栄駅構内図(地下1〜3階)

 

 

 駅構内の様子(地下1階/北改札口・北地下街)

 名城線開業時は北改札はありませんでしたが,名鉄瀬戸線の栄乗り入れと駅北側地下街(セントラルパーク,森の地下街北街区)の建設に合わせて昭和51年〜昭和54年に新設されました.
 これにより名城線ホーム北側では,東山線ホームを経由せずに改札口へ向かうことができるようになり,混雑緩和,名鉄線との乗換利便性向上に寄与しました.

 名城線ホームから名鉄瀬戸線乗換,テレビ塔,オアシス21方面は北改札経由が最短です.


▲位置図

▲地上・メディア広場から北改札を望む


▲名鉄駅から北改札を望む


▲北改札(ラチ外より)
 ラチ内正面のステンドグラスが特徴的


▲北改札から名鉄駅方面を望む


▲北改札内(ラチ内通路)
 S54年増築部特有の壁面タイル


▲(参考)北改札口の周辺は森の地下街(北街区)


▲(参考)北改札近くの名鉄瀬戸線栄町駅

 

 

 駅構内の様子(地下1階/南地下街 2階/南改札口)

 3層構造の名城線構造物のうち,地下1階は地下街(森の地下街南一番街)となっています.
 東山線構造物の地下1階とは約1mほど段差があり,段差解消機(EVという名のリフト?)が併設されています.


▲位置図

▲名城線 地下1階は「森の地下街」


▲地下街の中に,地下2階の地下鉄改札口や地上出口に続く通路や階段がある


▲地上出口に続く通路
 壁面のうち,地下街部分が乳白色大判パネル,名城線駅部分が青色タイル

 地下2階は南改札口があります.
 地下2階部分の大半は機械室等のバックヤードとなっており,かつては運転指令室がありました.


▲名城線 地下2階の南改札口(ラチ外)

▲南改札口(ラチ内より望む)

 

 

 駅構内の様子(地下1階/南西改札 地下2・3階/連絡通路)

 栄駅は東山線駅と名城線駅が十字に交差した2駅一体型の駅で,ホーム直結の連絡階段を利用し短時間で乗り換えできるとても便利な駅です.
 その一方で,利用客が多く,短く狭い連絡階段は常に大混雑していました.

 そこで,昭和54年に名城線駅の周りに大規模構造物を新設する工事が行われ,地下1階には前述の北改札口に加え,南西改札口が新設されました.
 合わせて定期券発行所の移設なども行われました.


▲S54年増築により名城線バイパスルートを構築

▲地下1階構内図 南西改札口の位置


▲地下1階の南西改札口(ラチ外より望む)
 常に閑散としている改札口


▲南西改札横にあるお忘れ物取扱所と栄サービスセンター(定期券発行所)

 


▲地下2階 南西改札とホームを結ぶ通路

 地下2階は,南西改札口と名城線ホームを結ぶ通路となっています.

 通路の両脇には昭和54年の駅拡張&駅全体冷房化に際して配電室や機械室等が設置されています.
 動物等が描かれたシャッターが特徴的です.



▲地下2階 改札内通路
 南西改札口と名城線ホーム(3番,4番)を結ぶ


▲改札内トイレ

 

 地下3階では,名城線ホーム中央の連絡階段の混雑緩和のため,昭和54年の駅拡張時に,名城線ホームの両サイドにバイパス的な通路が築造されました.
 この通路を経由して,東山線ホームを経由せず北改札や南西改札に行けるほか,東山線ホームへ別の連絡階段を使って行くことができます.


▲地下3階

▲地下3階 名城線ホームに平行して築造されたバイパス通路


▲東山線乗換の第2ルートと北改札・南西改札通路を兼ねる


▲地下3階(4番線側)〜東山線乗換EVと階段


▲地下3階(3番線側)〜東山線乗換EV
 バリフリ化のため元階段をEVに改造
 

 

 

 駅構内の様子(地下3階 名城線ホーム)

 ホームは2面2線の相対式ホームです.
 昭和40年に建設された地下3階名城線ホームは,(乗換階段・バイパス通路を除いて)令和7年に全面リニューアルされました.

 可動式ホーム柵は令和2年8月に設置されています.
 3番線は3Dセンサ方式,4番線は透過型光電センサ方式です.


▲地下3階 2面2線の相対式ホーム
 ホームは明るく,軌道敷は暗め

▲3番線(左回り・金山方面)
 白色柱と薄紫色柱が交互に並ぶ


▲4番線(右回り・大曽根方面)
 淡いむらさき色の照明


▲天井はルーバー風


▲乗降口と可動式ホーム柵


▲床材は金銀色コーティングしたガラスチップを埋め込み


▲ホーム中央の東山線乗換階段付近
 この付近のみ未改修


▲ホーム南端の南改札方面階段


▲バイパス通路口を目立たせるための光天井


▲光るデザイン柱


▲内側ライトアップでイチョウが浮かび上がる
←デザイン柱は,中心に銀箔を施した柱があり,それを覆うガラス面には「沈銀」という技術で中区の木「イチョウ」をデザイン


▲ホーム壁面と案内サイン類


▲壁面にはベンチ風の凹みあり


▲駅名標
 

 

 

名鉄瀬戸線 栄町駅

 地下鉄栄駅に隣接して,名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線の栄町駅があります.
 ともに地下駅です.


▲地下鉄駅と名鉄駅の位置関係

▲名鉄栄町駅(地下1階)

▲名鉄栄町駅のきっぷ
 

 

 

画像ギャラリー 駅リニューアル前の様子

 地下鉄栄駅は,地下1階に商業施設(地下街)を併設していることもあり,地下1階コンコースと東山線ホーム部は過去に大規模改修が行われています.
 一方で,地下2〜3階にある昭和40年の名城線部分と昭和54年の駅拡張部分は手つかずのままでした.

 まず始めに築55年が経過した地下3階名城線ホーム部が駅リニューアル対象となり,令和5年11月から令和7年7月まで工事が行われました.

 

 各駅共通のリニューアル方針「明るく、清潔感のある快適な駅」を基本に,白を基調とした明るいプラットホームに生まれ変わりました.
 これに加え,主要駅として,美観化だけでなく,名古屋の顔としてふさわしい駅となるような意匠・工夫が施されています.
 駅環境デザインのコンセプトは「伝統技術の美」です.

 ホームの柱は,白色柱と名城線むらさき色柱のほか,光るデザイン柱の3種類があります.
 デザイン柱は,中心に銀箔を施した柱があり,それを覆うガラス面には「沈銀」という技術で中区の木「イチョウ」がデザインされています.
 内側からのライトアップでイチョウが浮かび上がり,色も変わります.

 床材には金色・銀色にコーティングしたガラスチップが埋め込まれており,ホーム全体がきらびやかな印象です.

 その他ライティングでは,ホーム端部のライン照明がむらさき色に塗られたカバーの中にがあり,名城線ラインカラーが浮かび上がる工夫がされています.
 他駅同様,乗換口を顕在化する天井照明や,乗降口を照らす柔らかなダウンライトも設置されています.
 壁面には凹みが設けられており,ベンチとして座ることができます.

 

 当ページでは,地下3階ホーム階のリニューアル(令和5年11月〜令和7年7月)前後の様子を紹介します.

改修前 → → 改修後


▲改修前 3番線ホーム


▲改修後 3番線ホーム
 白色柱と薄紫色柱が交互に並ぶ


▲改修前 ホーム端部


▲改修後 ホーム端部 軌道敷は暗め


▲改修前 通路接続部


▲改修後 通路接続部の光天井


▲改修前 東山線乗換階段


▲改修後 東山線乗換階段(未改修)


▲改修前 乗降口とホーム柵


▲改修後 乗降口とホーム柵


▲改修前 名城線列車停車中

 

 

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 (C)まるはち交通センター製作委員会