ツーステップバス/平成8年式のみ/全車両引退済み
概 説 |
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名古屋市営バスのツーステップ中扉リフト付きバスは,平成4年から平成8年にかけて3車種12両が導入されました. 先行して日野車,日産D車が導入されたのち,平成8年にいすゞリフト車が登場しました.
平成8年3月(平成7年度予算)にいすゞ自動車製リフトバス3両が導入され,港営業所(閉鎖後は御器所営業所)をベースに幹線8系統→金山25系統を中心に走りました.
平成20年3月までに全車引退となり,"LS"車はもちろん,リフト車を示す記号「L」を名乗る車種が消滅しました.
なお交通局が運行する「名古屋ガイドウェイバス」車両はリフトバスですが,記号「L」は付されていません.
車両ラインアップ |
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1形式3両のみの導入です.
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平成8年3月式 KC-LV280N改 3両 ×廃車 |
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いすゞ自動車製 いすゞバス製造架装「キュービック」ツーステップバス(中扉リフト付き)
機関:8PE1 排気量:15,200cc 軸距5,300mm
座席定員:24人 ・MT車
市バス「リフトバス」シリーズでは最後の導入となる平成8年3月に3両が導入されました.局番はリフト車を表すLS1〜LS3となっています.
同年式のいすゞツーステップ車と同じく,平成6年排出ガス規制適合車(KC-規制)で,搭載エンジンはV形8気筒の8PE1型です.
車体はいすゞキュービック車体の3扉車で,前扉と後扉は折戸,リフト付きの中扉はグライドスライド扉です.銀色サッシのメトロ窓を備え,ビルドイン型の冷房装置はゼクセル製で屋根上に外気導入口2基があります.
テールランプは腰部+裾部上下2段型です.車体後部に2段表示の「乗降中」表示器を備えます.
車両前面に「リフトバス」表示器(幕式)を備えており,リフトバス系統で運用される時は「リフトバス」表示を,それ以外の一般系統での運用時は車体色(青色)を掲示して運用することになっていますが,末期は「リフトバス」表示のままいろいろな系統に顔を出していました.
車内も同年式のツーステップ車をベースに,車いす固定場所となる跳ね上げ式のベンチシートを増設(1→2)しており,車いすを最大2人まで固定することができました.
平成20年3月までに廃車となっています.
▲LS-2(平成8年式リフト車) |
▲LS-1 後部より |
▲LS-2 扉全開(方向幕横リフトマーク掲出前) |
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車両配置表 |
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▼いすゞリフト車 KC-LV280N改 |
局番 |
導入年月 |
登録番号 |
廃車年月 |
車両配置 |
LS-1 |
H8年3月 |
名古屋22か7315 |
H20年3月 |
港→御器所 |
LS-2 |
名古屋22か7316 |
港→御器所 |
LS-3 |
名古屋22か7317 |
港→御器所 |
※局番が青字の車両は画像あり(別ウィンドで開く)
画像ファイル |
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その他リフトバスの写真を紹介します.
中扉に設置されているリフト装置の操作方法を紹介します.
▲通常の2ステップ状態 |
▲扉横の操作板で動かします |
▲ステップが平になり降下開始 同時に下からスロープが出てきます |
▲着地しこの状態て車いす乗車します |
▲リフトアップした状態 |
▲リフトアップ中の下部の様子 |
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