ツーステップバス/〜平成12年式/全車両引退済み
概 説 |
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日産ディーゼル(現社名UDトラックス)製大型ツーステップ車は,他社車両が3〜4車庫に集中配置される中,市南東部の2車庫(野並営業所,緑営業所)のみの集中配置だったため,市バスの中では少数派勢力でした.
日産ディーゼルでは自社やグループ内で車体製造を行っていないため,交通局の場合は富士重工業が車体製造を担当していました.いすゞ製車台も約半数は富士重工業車体となっていますが,エンジン配置等に差異があります.
車両ラインアップ |
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当ページでは,平成2年から平成7年までに導入されたU-規制車(平成元年排出ガス規制適合車)を紹介します.
それ以前の車両は,別ページ 過去の車両をご覧ください.
平成8年式以降の車両は,次ページ N (KC-規制車)をご覧ください.
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平成2年12月式 U-UA440LSN改 9両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6H 排気量:--,---cc 軸距5,240mm
座席定員:26人 ・MT車
平成2年度前期分として,平成2年12月に9両が導入されました.局番はN196〜N204です.
平成14年4月のダイヤ改正により廃車となっています.
平成元年排出ガス規制に適合し,記号はU-となりました.
これに合わせモデルチェンジが行われておりU-UA440系に,エンジンはPF6H型からPF6型になりました.
車体はP-U33系時代より引き続き富士重工業製17Eを架装しています.
昭和63年式から採用された3扉車(前扉と後扉は折戸,中扉は引戸)で,テールランプは腰部3連型です.
側面窓は銀色サッシの上下2段式,リーフサスペンション仕様です.
車内は緑色モケットのローバックシートが並びます.カーテンはロール式です.
当年式からの変更点として,屋根上前方に角形ベンチレータ(ラインクロスファン)が装着されました.
またエンジンルーバー形状が角張ったものになりました.
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平成3年3月式 U-UA440LSN改 9両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6H 排気量:--,---cc 軸距5,240mm
座席定員:26人 ・MT車
平成2年度後期分として,平成3年3月にも9両が導入されました.局番はN205〜N213です.
平成15年3月のダイヤ改正までに廃車となっています.
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平成3年9月式 U-UA440LAN改 4両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成3年9月にグレードアップ車第一弾として4両が導入されました.局番はN214〜N217です.
平成14年春と平成15年春に廃車となっています.
昭和63年式から採用された3扉仕様で,テールランプは腰部3連型,冷房装置は屋根上設置型で富士重工業製を搭載しています.
当年式は大幅な仕様変更を盛り込んだ,いわゆる「グレードアップ車」の第一弾で,特徴として次の点が挙げられます.
【車体・外観】
側面窓は上下式からメトロ窓(引き違い式)に
サスペンションはエアサス(型式名はLSN→LANに)
左サイドアンダーミラー取付
【車内・内装】
座席は青色モケットのハイバックシート・枕カバー付
ロール式カーテンからを横引きカーテン(灰色)に変更
中扉前に車椅子スペース(跳ね上げ式3人掛けベンチシート)の新設
優先席を横向き2人掛け座席に変更
室内灯をラインライト(大型車7灯)に変更
つり革ベルトを灰色へ
【運転席・ワンマン装置】
アナログ放送テープを廃止し,音声合成放送装置を導入
運転士用ブラウン管モニターと系統設定リモコンを新設
車内アナログ時計を廃止し,LED式車内停留所名表示機を導入
また,当年式のみの特徴として,最後部座席が固定式中肘掛けになっています.
この車体は,いすゞ製富士重工業架装車(7Eボディ)と同じ外見をしていますが,エンジンルーバーがいすゞ車は公式側にあるのに対し,日産D車は非公式側にあるので判別することができます.
※画像なし
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平成4年3月式 U-UA440LAN改 7両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成4年3月に7両が導入されました.局番はN218〜N224です.
このうちN220とN224は貸切兼用車へ改造され,C4とC14に改番されています.その他車両は平成17年10月までに廃車となっています.
平成3年9月式から外観上の変化ありません.
車内は,床材の柄が変更になったほか,最後部座席の肘掛けが固定式から稼働式になりました.

▲N219 (平成4年3月式) |

▲C14(元N224) 後部より |
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平成4年9月式 U-UA440LAN改 6両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成4年9月に6両が導入されました.局番はN225〜N230です.同時に中扉リフト付き車両2両も同時購入されています.
平成18年1月までに廃車となっています.
車体の変化として,側面方向幕周りのスペースが縮小し,側面方向幕下部の窓面積が拡大しました.
車内内装では,中扉前の跳ね上げ式3人掛けベンチシートの形状変更と,中扉戸袋部カーテンから横引き式からロール式に変更になりました.

▲N226 (平成4年9月式) |
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平成5年3月式 U-UA440LAN改 4両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成5年3月に4両が導入されました.局番はN231〜N234です.このうちN233は車体側面に大きく絵を描いた「マンガバス」として活躍しました.
平成17年10月までに廃車となっています.
冷房装置が代替フロン使用のものに変更されました.
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平成5年9月式 U-UA440LAN改 7両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成5年9月に7両が導入されました.局番はN235〜N241です.同時に中扉リフト付き車両1両も同時購入されています.
平成18年1月までに廃車となっています.
前扉のステップのステンレス部が無塗装となりました.

▲N237 (平成5年9月式) ※提供画像 |
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平成6年3月式 U-UA440LAN改 2両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成6年3月は2両のみ導入されました.局番はN242〜N243です.同時に中扉リフト付き車両2両も同時購入されています.
平成18年1月までに廃車となっています.
前年式から外観に変化はありません.
内装関係では,降車ボタン脇の表示板に英字が追加されたほか,降車ボタン広告が廃止されました.
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平成6年10月式 U-UA440LAN改 13両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
平成6年10月に13両が導入されました.局番はN244〜N256です.
全車とも平成18年12月頃に廃車されました.
車内扉上部の「出口」表示板に英字が追加されました.

▲N246 (平成6年10月式) |

▲N246 後部より |
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平成7年1月式 U-UA440LAN改(CNG) 1両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」CNGツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:22人 ・MT車
平成7年1月に1両導入された圧縮天然ガスバスです.局番はN257で,緑営業所に配置されました.
同期のディーゼル車が排ガス規制のため12年で廃車となる中,規制を逃れたCNG車は18年間活躍しました.平成25年3月に廃車となっています.
車体は一般車と同じくメトロ窓の3扉車で,特徴的な腰部3連式テールランプを備える最後の車です.
エンジンはPF6型をベースに改造しています.床下にガスボンベ5本を搭載するため,冷房装置はパッケージ型(富士重工業製)としており,他車とは異なる屋根上形状となっています.
登場後の改造内容として,平成20年よりタイヤホイールが青色(車体色)からシルバー色に変更されました.また平成22年には前面バンパー上部にデイランプが取り付けられています.

▲N257 (平成7年1月式:CNG車) |

▲N257 後部より |
車内内装は,基本的に一般車と同じですが,最後部座席が2人掛けとなっており,座席定員が少なくなっています.

▲N257 車内の様子(前方より) |

▲N257 車内の様子(後方より) |

▲N257車内後方 最後部は2人掛け |

▲N257 運転席の様子 |
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平成7年3月式 U-UA440LAN改 20両 ×廃車 |
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日産ディーゼル製 富士重工業架装「UA440系+17E車体」ツーステップバス
機関:PF6 排気量:12,500cc 軸距5,240mm
座席定員:25人 ・MT車
年2回の分割購入から年1回購入になった平成7年には一挙に20両が導入されました.局番はN258〜N277です.
このうちN258は車体側面に大きく絵を描いた「マンガバス」として活躍しました.
18両が平成18年12月に廃車となり,N269とN276は平成19年12月廃車となりました.
U-規制車の最終グループです.テールランプの配置が見直され,腰部+裾部上下2段式に変更されました.
車内内装に変化はありません.

▲N269 (平成7年式) |

▲N270 後部より |
※平成8年式以降の車両は,次ページ N (KC-規制車)をご覧ください.
車両一覧表 |
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[N]車両一覧表 (PDFファイル)
対象車両:平成3年9月式〜平成12年3月式のUD大型一般系統用車両
掲載対象:平成14年以降の車両移動履歴等
画像ギャラリー |
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「まんがバス」や「お絵かきバス」などの写真を紹介します.
市バスでは,バス車体側面にイラストをあしらった「まんがバス」が12両(各車庫1両ずつ)ありました.これはお子様など市バスに対して親しみを持っていただくことを目的としたもので,昭和56年より行われていました.

▲N233 (平成5年3月式) ※提供画像 |

▲N258 (平成7年3月式) |
車体全体にフィルムを貼り動く広告として走った「ラッピングバス」を紹介します.

▲N252 (平成6年10月式) |
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