高速度鉄道第1号線 東山線(高畑〜藤が丘間) ラインカラー:黄色
駅の概要 |
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今池駅は,昭和35年(1960年)6月15日の東山線栄駅〜池下駅間の延伸時に開業した駅です.
地下2層構造の出入口6箇所の一般的な駅でしたが,平成元年(1989年)9月に桜通線が開業し,地下4層構造の出入口12箇所を持つ大規模な乗換駅となりました.
地上は東西の錦通・広小路通と,南北の環状線が交わる交通の要衝であり,戦後は名古屋駅前や栄町に続く繁華街とまで言われました.
現在も複数の商業施設や商店街が建ち並ぶ,名古屋市の代表的な歓楽街・繁華街の一つとなっており,駅も多くの利用者で賑わっています.
駅の管理は,桜通線駅務区今池管区駅(直営駅)です.
大規模な駅構造を生かし,桜通線の運輸現業組織(桜通線駅務区今池管区駅長室,桜通線運転区)のオフィスが置かれています.
当ページでは,主に東山線側の駅構造を紹介します. 桜通線今池駅はこちら

▲普通乗車券 |
駅名称 |
今池 |
駅番号 |
H13 S08 |
略号 |
今池 |
建設時仮称 |
今池 |
開業 |
昭和35(1960)年6月15日 |
所在地 |
千種区今池五丁目 |
管轄 |
今池管区駅(直営駅) |
ホーム位置 |
深さ9.2m(地下駅) |
ホーム形状 |
島式1面2線 |
ホームの大きさ |
9.0m×120m |
乗車人員 |
23,962人(R1年度) |
出入口数 |
12カ所 |
最寄バス停 |
今池 |
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 ▲H24スタンプラリー図柄 |
東山線ホームは1面2線の島式ホームです.
駅の画像 |
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駅周辺や駅構内の様子を紹介します.
今池駅は,東西幹線道路「錦通」と主要市道環状線が交差する今池交差点のすぐ東側,「錦通」の下に位置しています.
錦通沿いには,オフィスビルが立ち並んでいます.その北側は住宅街です.
商業施設が建ち並ぶエリアは駅の南側,南北幹線道路「環状線」沿いにあります.
このため,今池交差点角の1番,2番,5番,12番出入口や環状線沿い(桜通線側)出入口の利用者が多く,東山線の錦通東側の3番,4番出入口の利用者は少な目です.
地上エレベーターは,東山線駅のほぼ中間,2番,3番出入口の中間に設置されています.
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▲今池北交差点から東方を望む |

▲今池北交差点から南方を望む |

▲今池北交差点 北西角の1番出入口 |

▲錦通沿道のEV出入口 |

▲東改札口に続く3番出入口 早朝・深夜は閉鎖 |
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東山線今池駅は(後から増設した連絡通路を除き)地下2層構造の駅で,B1階はコンコース,B2階にホームがあります.
改札口は,西改札口と東改札口が設置されています. (桜通線側には南改札口があります)

▲名古屋市交通局webより「駅構内図」CC-BY-SA |
西改札口は,今池北交差点の直下に位置し,東山線・桜通線の交差地点にあることから,終日利用の多い出入口です.
改札口内は東山線〜桜通線の乗換動線を兼ねています.
改札内に駅構内店舗が2店舗あります.

▲西改札口 ラチ外 |

▲西改札口 ラチ内 |

▲西改札口 ラチ内 東山線ホームに降りる階段 |
▲西改札口 ラチ内 桜通線ホームに降りる階段 |
東改札口は,繁華街から外れた方向に位置しており,利用者は少なく,閑散としています.
早朝・深夜は閉鎖です.

▲東改札口 ラチ外 |
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西改札口から東改札口の間には,地下鉄開業時(昭和35年(1960年)6月15日)から平成25年(2013年)3月31日まで,「今池地下街」がありました.
現在は更地(未利用地)となっており,時折イベントが開催されることがあります.
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▲今池地下街の跡地 現在は更地 |
東山線ホームは1面2線の島式ホームです.
ホーム西端に西改札口並びに桜通線乗換エスカレーターに続く階段・EVがあり,混雑しています.
ホーム中央に,桜通線乗換通路に続く階段がありますが,遠回りとなるため利用者は少な目です.
平成元年の桜通線建設時に全面改装されており,白を基調とした比較的きれいな駅となっています.
強力なホーム冷房設備を完備しており,夏場においては,名古屋で最も涼しいホームです(当社比).

▲1番線(藤が丘方面)ホーム ホーム前後に緩い曲線あり |

▲2番線(高畑方面)ホーム ほぼ直線 |

▲西改札口に続く階段 桜通線乗換通路を兼ねる |

▲西改札口に続くエレベーター 階段の裏手に増設された |

▲東改札口に続く階段 |

▲東山線 島式ホームの様子 |

▲ホーム中央の桜通線連絡通路に続く階段 |
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▲駅名標 |

▲ホーム柵軌道面の駅名表示 駅アクセントカラーは青色 |
今池駅における東山線〜桜通線の乗換動線は2つあります.
メイン動線は,東山線西側階段〜西改札口〜桜通線エスカレーターです.こちらは「桜通線今池駅」ページにて紹介予定です.
サブ動線として,東山線ホーム中央から東山線線路下を潜り抜けて桜通線B3階コンコースに接続する,長距離かつ階段の上り下りが多く,誰も使わない閑散としたマイナー乗換通路が整備されています.
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▲地下3階 東山線ホーム下の連絡通路 |

▲地下2階 東山線ホームと平行する連絡通路 |
画像ギャラリー |
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その他の画像を紹介します.
かつて東山線今池駅構内(西改札口〜東改札口間)には「今池地下街」がありました.
昭和35年(1960年)6月15日の地下鉄駅開業と同時に,20数店舗が開業しました.
しかしながら,駅の構造上,東西改札口の利用者は,そのまま東西出入口に進むため,東西改札口の間にある地下街利用者は少なく,施設老朽化及び地上エレベーター整備のため,平成25年(2013年)3月末に隣駅「千種地下街」とともに廃止されました.
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